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チベット [旅の思い出・チベット文化圏]

 

 

 

  

 

 

 

 

       チベットは私にとって、とても縁があるところです。何故か?それはたぶん前世に私がチベタン(チベット人)であったからだと思うのです。

ネパールのポカラでお坊さんを紹介され、前世を見てもらう機会がありました。その時私が「チベットの田舎に生まれて尼さんのような生活をしていた」と言われ、あながち嘘でもないなあと思ったのです。既にインドのブッダガヤでたくさんの仏教国の寺を訪れてましたが、日本寺、中国寺、ミャンマー寺、スリランカ寺、タイ寺・・とある中、何故かすっかり心を奪われたのはチベット寺でした。その寺に行って以来、いつか必ずチベットに行くぞと強く思ったのですが、当時は団体旅行しか許されておらず、入るのを諦めざるをえなかったりで、個人旅行が出来る日を待とうと思っていました。ところが、翌年中国を旅行してる間、チベットに近づくにつれ、「チベットにもぐりで入ります」という旅行者にどんどん会うことになりました。すごく不思議です。それなら私も一度トライしてダメもとと思い、入ることにしたら、何故かするするとチベットに入ることが叶ってしまうのでした。

「縁がある人はやはりどんなに困難であってもスルスルと入れてしまうんだなあ」とその時ほど思ったことはありません。何度トライしても当時チベットに入れなかった人は五万といるのに、私は全てがお膳立てされたようにスルスル入れてしまいました。

そしてチベットに入ってある謎が解けました。それは私が小さなときから何故か理由もなく好きな、強めのピンクと水色のことです。そのピンクと水色はチベットの娘さんたちの髪紐の色によく使われていました。私はそれを発見したとき、「この色なんだ」と大感激しました。私の好きなまさにその強めのピンクと水色なのです。この髪紐の色が好きだったのだ、と素直に納得したのでした。

世界中いろんな場所を放浪してきた私ですが、世界のどの地よりチベットはダントツに心地よく感じたエリアでした。チベット文化圏といわれるエリアがありますが、これらのエリアも大好きです。好きという感情が自然に出て止まないのは、それはやはり前世に影響してるのではないか、と真剣に思います。

チベットに入った一ヶ月、私はツキにツイてました。旅行中どこでも比較的ツイてましたが、チベットでは何の下調べもなく入り、デプン寺のタンカ(仏教絵画)の年に一度のご開帳があり、デプン寺の仮面ダンス、ノルブリンカ(ダライラマの夏の宮殿)のショトン祭(ヨーグルト祭)の仮面ダンスと祭りが立て続けにありました。そこにいるチベット人も「夏のこの時期が一番好きだ」と皆が言ういい時期だったのです。香港スターのユン・ピョウの映画撮影で、安宿ながら壁絵が美しいヤクホテルが使われ、スタッフに取り入ってくれた中国語べらべらの留学生もいて、夜一緒にごちそうにまでなりました。ユンピョウともツーショットで写真も撮り、握手もしてもらいました。一緒にチベット入りした、当時既にアフガニスタン入りした冒険野郎である男の子にも淡い恋心を抱き、とても幸せな一ヶ月間でした。

 




たくさんのイベントがあって、首都のラサからなかなか離れることができずにいましたが、それでも第二の都市のシガツェには行き、タシルンポ寺などみて来ました。ラサの宿にはシャワーがあっても、シガツェの宿にはシャワーなどなく、お湯を沸かして体を拭くということしかできませんでした。一週間いたので一週間シャワーも浴びず髪も洗わずでしたが、かなり乾燥してるので思ったほど不快でもありませんでした。現地の人もシャワーを浴びるのは年に一度くらいらしく、お風呂に毎日入ってる日本人は本当に特別なのだ、と悟りました。
 


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*Takako*

うわー!!写真、ポストカードのように綺麗です(><)
私も前世見てほしい!私的には一つ前の前世はインド人だったと
思うんです。(笑)インドに行ったらしっくりくるし、初めて行った場所でも
「絶対に以前に見た」と懐かしい感じがあったのを覚えているし。。
どうして今回は日本人に生まれたんだろ。。謎だー!!(笑)
by *Takako* (2006-10-21 01:30) 

naonao

*Takako*さん、写真お褒め頂きどうもありがとうございます。
でももう15年も前の写真なのです。
以前に見た、こんなことした、というデジャブー体験たまにありますよね。
前世は退行睡眠で見たほうがはっきりするようで、特にブライアン・ワイス教授の「前世療法」という本を読むとスゴーイ!!と思ってしまいます。お勧めです。
*Takako*さんが日本人に生まれた理由はきっとありますよ!!インド人では補えないことが今の日本人として生まれることできっと体験できてるのですよ。私自身は、前世でチベットの田舎に生まれひっそり暮らしてたので、今度は思いっきり発展した日本、しかも都会の東京で生まれ育って、それに飽き足らずに更にあちこち見て回ってるのですから、何か正反対の世界を体験するように生まれたのかな!?と自分なりに分析してます。チベットに行ったとき会った他の旅行者にも私の前世との絡みでチベットに縁があったということを話したとき、「それじゃあチベット人に今生生まれたかった?」と聞かれたことがあったのですが、そのときには「日本人にこうして生まれて世界中あちこち見て回れて日本人でよかった」とはっきり答えたのを覚えてます。今もその気持ちに変わりありません。チベットは居心地良い場所でも、もし普通のチベット人としてまた生まれたなら、今の私のようにやりたいことやってこんな風には生きて来れなかったと思うのです。不思議だけど、そういう大きな仕組みに感謝です。
by naonao (2006-10-21 11:54) 

Zunko

こんにちは。
こうしてチベットを見る事ができて嬉しいです。やはり、同じモンゴリアン、何かボリビア人を見てる感じですね・・。前世については私も興味あります。前世は自分が今置かれた状態とか今生での目的とかを知る上で助けになると思いますが、大事なのは今生でどこまでその目的を達成できるか、なんだろな、と思います。Naonaoさんは、日本で産まれていらした事もあるのではないのかなあ、とか思いました。
by Zunko (2006-10-22 11:24) 

naonao

Zunkoさん、こんばんは。
そうです。同じモンゴロイドなので、親しみがわく人たちです。ボリビアもペルーも、エクアドルも、皆、蒙古斑があるので、私たちに近くて、旅行してても何となく安心ですね。チベタンや中国の少数民族は日本人に感性も似てて、恥ずかしがったり、遠慮したり・・・小さな子は写真を向けると恥ずかしくて逃げてしまいます。漢民族である中国人はどちらかというと西洋人ぽくて自己主張強いですけどね。
私は今生日本に縁が強いそうです。外国に住む柔軟さも持ってるけど、日本に縁が強いと何度もいろんな国の占い師に言われました。一時期までは外国で宿をやろうかなあなんて思ってたのですけど。
by naonao (2006-10-22 21:20) 

toshi

こんにちは、私がラサに行った時は、成都からラサまで飛行機で移動しました。そのため、かなりの高山反応がでました。観光はできましたが、頭が痛くなり、眠れませんでした。二日目の午後から正常になりました。その次にラダックに行った時は、デリーからレーまで飛行機で移動したのですが、まったく高山反応は起きませんでした。
by toshi (2007-03-23 13:40) 

naonao

>toshiさんもいろんな場所に行かれてますね。私はラサもラダックも両方バスで行きました。徐々に高度に慣れていったので高山病の症状も出ることなく(夏河でちょっと調子悪かったのと、ラサに入るときの峠越えで心臓バクバクしたくらい)結構元気に旅行してました。ボリビアのラパス(ここも標高高いです)で肝炎を発症ししばらく寝ていてゼロメートル地帯のチリに飛行機で飛んだときは、1週間くらい毎日朝起きると空気がたくさんあると実感してました。空気が薄いところは素敵ないい場所がたくさんあるのですが、体に結構負担かけてるのですよね。
by naonao (2007-03-23 21:40) 

Mimosa

うわ~、すごい、チベット!
naonaoさんの前世がチベット人ってこと、不思議でしたが、でもどことなく縁がたくさんあったんですね~。チベット、本当に素朴な感じながらも雄大な景色もあったり・・・で、いい所なんですね~。チベットには、簡単には入れないんですね~。知らなかった・・・!なのに、naonaoさんは、スルッと入れてしかもちょうどいい時期だったってのもラッキーですね。やっぱり、前世がチベット人だから・・・!?
おそらく、私がチベットには行くことないだろう(高山病が心配で・・・!)けど、とっても興味が湧きました!またいろいろと教えて下さいね~♪
by Mimosa (2007-06-27 01:03) 

naonao

>Mimosaさん、いつもありがとうございます。
チベットは情勢がいつも変わるので91年にはとにかく個人旅行は禁止されてましたが、今はどうなってるのかわかりません。縁があるから入れたとしか今は思えませんけどね。前世がやはり関係してると私は思ってます!
by naonao (2007-06-28 21:23) 

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