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ウィンザーの陽気な女房たち(シェークスピア) [シェークスピア]

「明治大学文化プロジェクト」という2年前から行ってるらしいシェークスピア演劇を、初めて見てきました。明治出身の原田大二郎氏の下、各部60名ほどが集まってプロの演劇スタッフのサポートを受けての、年に一回のシェークスピア劇。たまたま今年の広報紙で見つけて申し込んだのですが、明治アカデミーコモンのアカデミーホールという立派な会場で(在学中こんな建物なかったのでびっくり。今の学生は恵まれてますね)衣装もセリフもなかなかで、かなりいい線いってたんじゃないのと思いました。ただ注文つけるなら、早口や甲高い声で聞き取れない部分があったのが残念でしたけど。長いセリフのある人がたくさんいて、本当にご苦労様でした、と声を掛けたい気分。

今年は「ウィンザーの陽気な女房たち」が演目。ウィンザーに住む機知に富んだフォードとペイジの女房が、「ヘンリー4世」に出てくる巨漢のフォルスタッフを手玉にとってやっつける話。結構痛快な物語でした。フォルスタッフはほら吹きで、見栄っ張りで、臆病で、飲んだくれで、ばくち好きで、女好きで、「(その)フォルスタッフが恋をしたらどんな風になるのか見たい」と言う当時のエリザベス1世に頼まれ、たった2週間でシェークスピアによって書き上げられたのがこの作品というのですから、ちょっと異色の物語になってます。ウィンザーに出てくる人々の個性も強く楽しい人物設定。訛りがあるところを東北弁で話したり、フランス訛りのところをほとんど私たちにはわからないセリフにしたりで、おもしろかった。最後は森の妖精に化けた子供たちや町の人たち全てに、フォルスタッフがこれでもかと懲らしめられ、同時に純愛物語も進行して相思相愛で結婚する若いカップルが出て、華やかな舞台でした。

原田大二郎を見たのはこれで二度目。一度は私と同じように観劇に来ていて、小劇場で家族揃って私の席の2列前に座ってました。今回は客席の大学関係者や父兄の人たちに挨拶回りで忙しい原田氏でした。

2004年は「ヴェニスの商人」、2005年は「マクベス」だったそう。来年もまた行きたいなあ。


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コメント 4

フェントン

見に来ていただき本当にありがとうございます><
純愛結婚したフェントンと申します。
公演も終わり一息ついたのであちこちの感想を見させてもらっています。
楽しめて頂けたなら満足です♪来年もまた見に来てくださいね~
by フェントン (2006-11-16 04:46) 

naonao

フェントンさん、コメントありがとうございました。
こんな素晴らしい劇を見せていただいてありがとうございました。
その上フェントンさん、自らのコメントまで。感無量です。
来年もまた見に行きますよ!!
by naonao (2006-11-17 22:05) 

smilelife1000

ご来場ありがとうございました。演出をさせていただいた須崎千泰です。来年は演出は変わりますがキャストはかなり残るもようですので是非またいあらしてください。
by smilelife1000 (2006-11-21 18:24) 

naonao

演出したちひろさんまで、コメント下さるなんてありがとうございます。
素敵な舞台でした!!
将来は演出家ですか?
これからもご活躍下さいね。
by naonao (2006-11-21 21:14) 

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