SSブログ

ジェシー・ジェームズの暗殺 [アメリカ映画 賞受賞]

映画公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/assassinationofjessejames/#

「ジェシー・ジェームズの暗殺」を東商ホールにて観てきました。

ブラッド・ピット主演映画ですが、ブラッド・ピット演じるアメリカ史上最も悪名高きアウトロー、ジェシー・ジェームズを暗殺するロバート・フォード役のケイシー・アフレックのほうが、主役に思えるくらい目立ってました。

25件以上の強盗や17件の殺人を犯した男でありながら、民衆からは英雄視されるジェシー・ジェームズ。本まで売られ、日本のねずみ小僧のように後から流行った歌には「金持ちから盗んで貧しいものに金銭を分け与える」とまで歌われた無法者の暗殺の物語です。

彼の運命が狂い始めたのは、幼い時からジェシー・ジェームズを誰よりも慕い憧れたロバート・フォードとの出会い。ジェシー・ジェームズはロバート・フォードを近くにおいて、その兄とともに一緒に銀行強盗に入る計画を立てるために、自分の家に招きます。

ロバート・フォードは背後から丸腰のジェシー・ジェームズを撃ち、アメリカ一卑怯な男として後に語り継がれます。破格の賞金をかけられたジェシー・ジェームズを最も信頼を置かれたロバート・フォードによって、しかも彼が背後から撃ったということに、民衆は怒り、非難します。ロバート・フォードは20歳という若さゆえにそこまで読みきれず、自分でジェシー・ジェームズを撃った瞬間の劇を兄と共に演じて、自分の手柄をふれ回るのです。

 ブラッド・ピットは既にこの映画で、ベネチア国際映画祭で最優秀男優賞を獲りました。このジェシー・ジェームズになりきるためにいろいろジェシー・ジェームズのことを調べあげ研究をしたらしく、また自らもこの映画の制作に関わっています。ブラピの演技、存在感、見事でした。

またロバート・フォード役のケイシー・アフレックも素晴らしかった。アカデミー賞の呼び声も高く、まさに彼が獲ってもおかしくない位のいい演技でした。

この映画のストーリーはアメリカではかなり有名で、昔の映画で何回か撮られているようです。西部劇を懐かしんでみるような世代が見れば、懐かしく観られる映画かもしれません。160分という長い映画でしたけど、それほど長くは感じませんでした。ただジェシー・ジェームズが亡くなってからがちょっと長かったかも。ブラピはやはり格好良かったです。

ジェシー・ジェームズの暗殺 (集英社文庫 ハ 16-1)

ジェシー・ジェームズの暗殺 (集英社文庫 ハ 16-1)

  • 作者: ロン・ハンセン
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 文庫
The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford (P.S.)

The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford (P.S.)

  • 作者: Ron Hansen
  • 出版社/メーカー: Perennial
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: ペーパーバック
The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford

The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford

  • 作者: Ron Hansen
  • 出版社/メーカー: Harper Audio
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: CD

nice!(14)  コメント(11)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

nice! 14

コメント 11

りゅう

ブラッド・ピット格好良いですよね!
しかも演技力が本当に素晴らしい!!
セブンの衝撃的なラストシーンが今でも記憶に・・・(・_・)/ハッ。
by りゅう (2007-12-22 18:54) 

たいちさん

良さそうな映画ですね。当方最近試写会がなく、大人しくしています。この映画の講評をみて、観に行きたくなりましたね。
by たいちさん (2007-12-22 22:20) 

Zunko

このケイシーアフレックは、ゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネートされていますね。。信用していた人から裏切られる、と言う例えでこの話の古都は聞いたことありますが、是非、この映画見たくなりました。

ゴールデングローブ賞のノミネートと言えば、ヘアスプレーの主演女優賞にニッキーブロンスキー、助演男優賞に、ジョントラボルタがノミネートされていますね。後はア マイティーハートのアンジェリーナジョリーの主演女優賞もですね。Naonaoさんがここでご紹介された映画が入っていますね。。
アカデミー賞、楽しみですね。
by Zunko (2007-12-23 06:39) 

Mimosa

ブラッド・ピット好きなので、見に行きたい映画ですね~!
演技は、悪役ながらも、格好良さそう・・・☆naonaoさんが絶賛するくらいだから、期待大ですね~。ケイシー・アフレックの演技も気になります・・・!
by Mimosa (2007-12-23 12:49) 

原作が気にはなっていたので、ちょっと興味あり。
ケイシー・アフレックって、よく知らないけど、ベン・アフレックの
弟か何かですか??(もうオスカー候補の季節かぁ~)
「明日に向かって撃て!」のブッチー・キャシディ&サンダンス・キッド
を思い出しましたが、もっとシリアスな映画のようですね。
by (2007-12-23 17:28) 

naonao

>りゅうさん、いつもありがとうございます。
ブラピは万人が認める二枚目ですね!
セブンって何!?と思いましたがセブン・イヤーズ・イン・チベットのことですね!

>たいちさん、いつもありがとうございます。
試写会には波がありますね。開催する日としない日と、はっきりしてますね。私が大阪に出かけてた18日~20日の間は結構試写会ありましたが、大阪に行くことが決まってたので、申し込めず残念でした。来週は2本試写会が当たりましたが、そのうち一本(歓喜の歌)は仕事で行けそうにありません。残念です。もう一本は行けそうなので記事にします。

>Zunkoさん、いつもありがとうございます。
観た映画のノミネートがあると思わず応援してしまいます。
Zunkoさんに書いて頂いたノミネートの俳優さんたちを応援するほかは、私は「愛の讃歌」主演の女優マリオン・コティヤールを応援してます。彼女の演技は本当素晴らしかった!!ので。本当、アカデミー賞は楽しみです!!

>Mimosaさん、いつもありがとうございます。
ブラピ好きなMimosaさんには是非見て欲しいです。渋い演技のブラピが見られますよ。二枚目はどこまで行っても二枚目。格好いいです!

>コールドターキーさん、いつもありがとうございます。
コールドターキーさん、いい情報ありがとうございます。
ケイシー・アフレックってベン・アフレックの弟なんですね!
質問されて調べてみたらドンピシャリでした。
スゴーイ!!そういえば顔が似てます。3歳違いの兄弟ですね。
「明日に向かって撃て」はバートバカラックの「雨にぬれても」のお気楽な音楽と共に思い出しますけど、これくらいお気楽な映画のほうが本当は私の趣味に合ってます。

>kikuzouさん、xml_xslさん、いつもnice!ありがとうございます。
by naonao (2007-12-23 22:40) 

日本インターネット映画大賞

突然で申しわけありません。現在2007年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票にご参加いただくようよろしくお願いいたします。なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.movieawards.jp/です。
by 日本インターネット映画大賞 (2007-12-24 09:36) 

もこちん

ブラピ最高にカッコいいですよね。スクリーン一面にブラピが映ると思わずに笑顔になってしまい、映画に集中できません(笑)
この映画は奥が深そうで面白そうですね。ブラピの映画は欠かさず観るので今から楽しみです。
by もこちん (2007-12-24 11:24) 

りゅう

こんにちは。
『セブン』はモーガン・フリーマン、ブラッド・ピット出演のキリスト教の「7つの大罪」に基づく連続殺人事件の映画です。
グロテスクな場面もありますが、ブラッド・ピットの心理描写や表情の作り方など本当に素晴らしく、「こいつはただ格好いいだけの兄ちゃんじゃない!本物の役者だー!!」と演技力・表現力に圧倒されました。
映像の作り方にも見応えのある映画です、機会があれば是非!(^_^)/

制作にも関わっている「ジェシー・ジェームズの暗殺」、
とっても気になります♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
by りゅう (2007-12-24 12:07) 

naonao

>日本インターネット大賞様、コメントありがとうございます。
あとでアクセスしてみたいと思います。

>もこちんさん、いつもありがとうございます。
もこちんさんも、ブラピファンなんですね!
本当どこから見ても二枚目のブラピ。惚れ惚れしますね!

>りゅうさん、再度のコメントありがとうございます。
お恥ずかしながら、セブンって全然知りませんでした。
詳細教えていただきありがとうございます。
私自身も調べてみたら95年の作品!言い訳させてもらうと93年から95年は世界旅行で旅行三昧だったので映画見てないのです。完全に抜けてました。しかもこの作品をきっかけにグウィネス・パルトローと交際が始まり破局したんですね。いろいろわかり面白かったです。この映画も是非観たいと思いました。

>たねさん、toraneko-toraさん、くろたさん、いつもnice!ありがとうございます。
by naonao (2007-12-24 21:57) 

バラサ☆バラサ

同じアフレックなんで、「まさか」と思ったら、その「まさか」、ベンの弟なんですね。
「チーム・アメリカ ワールド・ポリス」でも、糞味噌に言われるベンの演技と違って、優れた演技なんで、実弟とは思いませんでした。

映画は、天気悪く長尺なんで、疲れました。はぁー。
by バラサ☆バラサ (2008-01-23 00:04) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1