SSブログ

永遠の0 [日本映画 賞受賞]

東京国際フォーラムで「永遠の0」を舞台挨拶つきで観てきました。5000人もの人たちが集まりました。

公式映画サイト:http://www.eienno-zero.jp/index.html

永遠の0の場面カット画像 

出演者の岡田准一(V6)、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷将太、三浦貴大、上田竜也(KAT-TUN)、山崎貴監督がレッドカーペットを歩き、そこで少し挨拶をしてフォトセッション。その様子を着席してる観客がスクリーンで観てました。その後出演者たちが舞台に移動し、舞台挨拶。特に濱田岳のあいさつがとっても可愛らしく面白かったです。出演者も仲がいい感じで楽しい舞台挨拶でした。

2時間30分の映画も含めて6時半から始まったイベントは10時まで続き、長いイベントでした。映画が終わった後も岡田、三浦、井上、山崎監督が残っていて、客席から原作者の百田尚樹も登場し、さらに挨拶があり温かな拍手とスタンディングオベーションもあって会場はいい雰囲気で終わりました。サザンの主題歌「蛍」も良かったし(映画を観て書き下ろしたものなのでこの映画にピッタリすぎ)、肝心の映画もとっても良かったです。

百田尚樹のベストセラーの同名の小説を映画化。監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督。自分の祖父だと思っていた人が血のつながりがないことがわかり、血のつながっている本当の祖父(岡田准一)はゼロ戦の腕のいいパイロットであることを知る孫(三浦春馬)。たくさんの祖父を知っている生き残りたちに会い、祖父の宮部が妻(井上真央)や幼子を守るために生きて戻ることを強く願っていたこと、周りにも生きるように諭していたことを知ります。それは片や意気地なしであり、臆病者であると言われた祖父、宮部でもありました・・・。

「私ががんで半年の命と言われてるのにまだ生きてるのは、宮部さんのことを話すために生かされていたのだとわかりました」という宮部の戦友が宮部の孫に語る言葉。「私は生きて帰ります。たとえ手がなくなっても足がなくなっても。生きて帰らなければ生まれ変わってでもあなたのもとに戻ってきます」という宮部が妻に語る言葉。「生きて帰るんだ」と何度も宮部が仲間に絶叫する魂の言葉・・・。この映画にはたくさんの素晴らしいシーンとともに数珠玉の言葉があり、胸にジーンと来ました。

原作を読んでいないのですが、原作を読んでこの映画を観た友人は原作のほうが断然いいと言います。あれほど家族のもとに生きて戻ることに固執していた宮部が最後に特攻を志願し、自ら戻らぬ人となってしまったのは、一体なぜなのか?映画では少し解せなかったので、原作をじっくり読んでみたいです。映画の中では自分の部下たちが次々と特攻隊員として旅立ち戻らぬ人となって宮部の感情が麻痺し、廃人一歩手前であることを匂わせてはいましたが・・・。また飛ぶ直前に宮部がゼロ戦の不調を見抜き、そのゼロ戦が敵地まで到着できない、つまりは生き残れる可能性があることを知っていてなお、そのゼロ戦を自分を慕って自分をかばってかつて怪我を負った後輩に譲り、自分は敵地まで行けるゼロ戦に自ら乗り込んでしまったのか?そして自分で妻や子供を守らず、その後輩に妻や子供をお願いしたのか?その部分の真相が知りたいです。

特攻隊という酷いことを二度と繰り返してはいけないと強く思いました。そして生きたくても生きられなかった多くの人たちがいるということを、私たちはもっと知るべきだと思いました。

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

  • 作者: 百田 尚樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/07/15
  • メディア: 文庫

永遠の0 オリジナルサウンドトラック

永遠の0 オリジナルサウンドトラック

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2013/12/18
  • メディア: CD

ピースとハイライト(通常盤)

ピースとハイライト(通常盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント株式会社
  • 発売日: 2013/08/07
  • メディア: CD


nice!(5)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 5

コメント 2

たいちさん

東京ならではのイベントですね。こんなイベントに私も参加してみたいです。
作品内容は凄いですね。特攻を美化せずに、戦争について考えさせる映画のようですね。
by たいちさん (2013-12-06 10:59) 

naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。

>たいちさん、ありがとうございます。
確かに東京ならではのイベントですね。
戦争映画は苦手で、特攻隊にしろ人間魚雷にせよ毎回胸がつぶされる思いがしますが、時々こういった映画を観て今ある有難さを感謝しないといけないのかもしれません。
by naonao (2013-12-06 21:47) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0