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劇団四季 思い出を売る男 [観劇・踊り・イベント・ライブ]

一週間以上経ってますが、自由劇場で劇団四季の「思い出を売る男」を観てきました。

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公式サイト:http://www.shiki.gr.jp/applause/omoide/index.html

「思い出を売ります。
美しい音楽によみがえる幸福な夢。
君よ、思い出に生き給え。
思い出は狩の角笛・・・」

薄暗い都会の裏道。終戦後間もないころ、男がサクスフォンを吹きながら「思い出を売ります」と言う。そこには花売りの少女や怪獣の格好をした宣伝マン、過去をひきずる店の女、米軍の兵隊、乞食、街を牛耳る影の男、といろんな人が立ち寄ります。米軍の兵隊は故郷に残した愛しの君を思い「金髪のジェニー」をリクエストし、乞食は「自分ほど幸せな人間はいない」と言っていきます。店の女は幸せな時期に聞いた「パリの屋根の下に」が忘れられません。恋仲にあった相手の男はサクスフォン奏者だったと打ち明けます。後から来た町を牛耳っている影の男は警察から逃れるために、急遽サクスフォンを吹きその正体を隠すのですが、その曲が「パリの屋根の下に」でした。そのお手並みはプロ級でもしかしたら先ほどの店の女と、街を牛耳っている影のこの男は当時の恋人同士であったのでは?と思い出を売る男が気づくや否や、街を牛耳る男は警察によって銃で撃たれてしまうのでした・・・・。

ストーリーもステキでしたが、セリフも良く、音楽もステキでした。戦後の都会の裏道という場所が設定されているので華やかさは欠けますが、次々出てくる人々の思い出話やその思いが影絵など使い再現されて、幻想的な演出でした。乞食は俳優日下武史さんでしたが、名演技でした。普通の劇団四季とは全く違った趣のある音楽劇で「金髪のジェニー」のメロディがとっても素敵でした。フォスターの曲だったのですね。なるほどいい曲のはずだ!と思いました。思い出はいい音楽とともにあると思います。そしていい思い出を作るために生きているわけではないけれど、人生最後に残るのは思い出だけ。生きている限りいい思い出を作り続けて生きていきたいです。

 

劇団四季 思い出を売る男 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • メディア: DVD


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コメント 1

naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございました。
by naonao (2014-02-14 20:36) 

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