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ひとり、風に吹かれるように など 銀色夏生 [本]

ここ最近読んでた本です。

ひとり、風に吹かれるように―つれづれノート〈25〉 (角川文庫)

ひとり、風に吹かれるように―つれづれノート〈25〉 (角川文庫)

  • 作者: 銀色 夏生
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2014/03/25
  • メディア: 文庫

 
草の穂をゆらす  つれづれノート 26 (角川文庫)

草の穂をゆらす? つれづれノート 26 (角川文庫)

  • 作者: 銀色 夏生
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2014/10/25
  • メディア: 文庫


石とまるまる つれづれノート (27) (角川文庫)

石とまるまる つれづれノート (27) (角川文庫)

  • 作者: 銀色 夏生
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2015/03/25
  • メディア: 文庫

ぷらっぷらある記 (幻冬舎文庫)

ぷらっぷらある記 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 銀色 夏生
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2014/12/04
  • メディア: 文庫

バルセロナ・パリ母娘旅 (角川文庫)

バルセロナ・パリ母娘旅 (角川文庫)

  • 作者: 銀色 夏生
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2015/01/24
  • メディア: 文庫

バックパッカーで旅行していた時、バンコクのカオサンの本屋で見つけた銀色夏生のつれづれノート。旅行中に読んでファンになり、それ以来ずっと読んでる彼女のつれづれノート。それももう27まで発行しているのですから年月が流れたなあと思います。それと彼女の旅行ものも気軽に読めて好きです。彼女の一番の売りである詩は読んでいませんが…。時々見つけてはまとめてつれづれノートを読むのが好き。

25のつれづれノートでは、私も以前本を読んで興味があったヘミシングのセミナーに彼女が実際に参加していたのでああ、そうなのか、と思いました。彼女も精神世界のことが好きだし、そういう探求のようなものも積極的にしている感じなので、ヘミシングに出会ったらまあやってみよう思うのは当然だろうから。当時私も(もう10年くらい前かな)そのヘミシングのセミナーに参加してみたいなあと思っていた時もあったけれど、今となっては別にそういうのはもうどうでもよくなっていて、人はどんどん変わっていくのだなあと思いました。ただ本の中ではそのヘミシングのセミナーに彼女が実際に参加し、彼女目線での感想を述べていたので参考になり、それを読んで参加しなくていい自分を確認する結果となりました。

26のつれづれノートは、たくさんの彼女が観た映画の題名が書かれていて、時々以前にも映画の題名が書かれていた時もあったけれど、この本に出てくる題名ほど私の観た映画とかぶることはなく、びっくりしました。「きっと、うまくいく」「ゼロ・グラビティ」「小さいおうち」「アナと雪の女王」「オール・イズ・ロスト」「ブルージャスミン」「ウッドジョブ」…。観る機会はあったけれど、二本続けて観るのが嫌だったので観なかった「そこのみにて、輝く」なんかも。縁ある本とか、縁ある作家、縁ある映画、縁あるすべてのもの…やはり繋がるものなんですね、ってまた思いました。

27のつれづれノートは26のつれづれ同様「グランド・ブダペスト・ホテル」「華麗なるギャッツビー」「ウルフ・オヴ・ウォールストリート」などかぶって観た映画もあったけど、何といってもこの本での驚きは銀色さんの新しいパートナーみたいなクマちゃんという人の出現でした。一緒に出掛けたりメールでやり取りしたり、占いに行ったりと…。しかも出会いはヘミシングを学びに行ったときで、クマちゃんが銀色さんに対して「この人だ!」みたいなインスピレーションが働いたらしい。銀色さん側は何にも感じていないのだけど。でも何かを感じた人のほうが人生得した感じでいいなあと思いました。何かを感じて好き好きと言われるより、こちらが何かを感じて好きになるほうがやっぱりいいなあと思いました。両方が同時に何かを感じられたらそれが一番だけど、人生はそうそううまくいかないだよね、と読んでて思いました。

「ぷらっぷらある記」は鎌倉、金時山、御茶ノ水、谷根千、高千穂、熊野古道、浅草、柴又、両国、深川など結構知っているエリアも行っていて、半分ぐらいが写真なのであっという間に読んでしまいました。26のつれづれノートの中でもこれらのぷらっぷらあるきについて書かれてました。

「バロセロナ・パリ母娘旅」はこの本のタイトル通りの旅。こちらも写真が半分。いやそれ以上か。とにかく読む部分がほとんどないじゃん、って感じの本。でもこのお気楽さ、好きです。私がバロセロナやパリに行ったのはバックパックを背負ってのことなので(パリはツアーでも行ったけど…そしてバロセロナはバックパック背負って2回訪れた)宿も食べるものも全然違う旅だなあと思いました。この本ではランチに5千円とか7千円とかさっと使っています。短い駆け足の旅。それはそれでいいかもしれないけれど、私は自分がした旅にやはり魅力を感じています。貧乏旅だったけど、いろんな出会いがあってやはり自分した旅が一番輝いているなあと、思い出すのでした。ハイ、自画自賛ですね。ルーブル美術館に丸2日、プラド美術館にも丸2日費やしたけど、また美術館に行きたくなったなあ。

そして今行きたい外国はイギリス。ロンドンにあるコータード・ギャラリーに一番行きたい。エディ・レッドメインがケンブリッジ大で美術史を専攻していて、彼が一番のお勧めにしてるギャラリー(ミュージアム)と知りました。小さいながらいい作品がたくさんあるらしい。そしてこの冬にedXというネット上の大学の講義(無料です。たくさんの講義がありお勧め)で、1400年から1900年までの美術史の講義(英語によるスペインの大学の講義)を受けたら、このコータード・ギャラリーも出てきて、ますます行きたくなるのでした。オランダ・ベルギーに行っていないので、当然ながらこれらの国に関わる画家の絵もあまり見ていないことに気づき、ルクセンブルグも含んでベネルクス3国も行って美術館巡りをしたいと思ったのでした。あとは何かと世界ランキングの上位にある北欧の国々(女性の地位が高い、教育水準が高い、報道の自由度が高い、子育てしやすい…などなど)フィンランドやノルウェー、スウェーデンも行っていないので興味がある…。旅行記を読むと旅ごころが刺激されます。


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コメント 1

naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2015-06-12 20:58) 

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