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アメリカン・ハッスル [アメリカ映画 賞受賞]

「アメリカン・ハッスル」を観ました。

アメリカン・ハッスル スペシャル・プライス [Blu-ray]

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1970年代にアメリカで実際に起きた収賄事件を元にしたサスペンス映画。「世界にひとつのプレイブック」のデヴィット・O・ラッセル監督作品で、出演者も「世界にひとつのプレイブック」の出たブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロが出演。他に同監督の「ファイター」に出たクリスチャン・ベール、エイミー・アダムスが出演。ジェレミー・レナー出演。

アカデミー賞には10部門でノミネートされるも無冠で終わりましたが、ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞、最優秀主演女優賞(エイミー・アダムス)、最優秀助演女優賞(ジェニファー・ローレンス)を受賞。ニューヨーク批評家協会賞では作品賞、脚本賞、助演女優賞(ジェニファー・ローレンス)を受賞しています。「世界にひとつのプレイブック」の同じ監督さんと同じ俳優さん3人がこの映画に出てるのでそれだけでも興味深かったのですが、私はデ・ニーロが出ているのとジェニファー・ローレンスが出ているのでその演技力に注目して観ました。その結果、この映画に出ている俳優さんたちすべてが素晴らしく、そしてやはりその中でもジェニファー・ローレンスの演技力は圧巻で、今後がますます楽しみな女優さんだなあと思いました。そしてこの映画は詐欺師とFBIと議員(市長)とマフィアのだましだまされあいの世界なので、純粋に面白くて楽しかった!落ちも良かったです。

1970年代の髪型やファッション、調度品、それに70年代のヒット曲が詰まっている映画でもありました。正直、70年代の曲はあんまりよく知らないのですが、どこかで聞いたことある曲がちらほら。唯一はっきりわかったのは、ポール・マッカートニー&ウィングスの”Live and Let Die"だけで、その曲だけはすごく懐かしかったです。弟がポールの大ファンで、ウィングスのベストヒットのアルバムを遅れて80年代に買い、私もウィングスの曲を80年代に聞いていました。この映画の70年代のポップスを全部知っていたらよりこの映画は愛おしいものになっていただろうなと思います。それこそ私が先日観た映画「踊るアイラブユー」で感じた懐かしい青春時代が蘇るかも。でも音楽を知らなくても、この映画はとっても良くできているので十分楽しめます。

ストーリーは、はげでおデブな天才詐欺師のアーヴィン(クリスチャン・ベール)がセクシーな美女シドニー(エイミー・アダムス)に出会い、恋に落ち二人が手を携えて詐欺を次から次へと働くところからスタート。そこに髪の毛をわざとくりくりにしてるFBIのリッチー(ブラッドリークーパー)が出てきて二人を逮捕。刑を軽くする代わりにおとり捜査に協力しないか、話を持ち掛けるのです。二人はおとり捜査に協力します。そして引っかかったのはリーゼントで決めている市民思いのカーマイン市長(ジェレミー・レナー)。市民のために闇資金を使おうとしているのです。そしてその延長上にマフィアのボス(ロバート・デ・ニーロ)が出てきて、FBI捜査官のリッチーは大物を逮捕できるのではと大喜びします。しかし、FBIのボスの待ったがかかったり、アーヴィンの妻ロザリン(ジェニファー・ローレンス)が、マフィアの手下に恋をしてベラベラと夫アーヴィンの手の内を話したり、架空のアラブの大富豪の正体がバレそうになったり、いろいろハラハラしながらストーリーが展開していきます。最後は、大見事なお手並み!ブラボーと言いたくなるような詐欺のお手並みと、市民思いのカーマイン市長が良心の呵責に耐えかねてすべてを暴露したアーヴィンによって少しは救われた感があったことで終わります。ホッとしました。

詐欺師の映画「スティング」ほどの爽快感はなかったけれど、この映画も悪くなかった。すごく面白かったです。一人一人のキャラが冴え、髪型とかファッションとか笑えて可笑しかったし。出てくる人たちは至って真剣ですが、滑稽に見えてくるのは良かった。何だかコメディでもありました。観ていない方はお勧めです。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2015-07-25 11:22) 

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