SSブログ

海街diary [日本映画 ドラマ]

「海街diary」を観ました。

海街diary Blu-rayスタンダード・エディション

海街diary Blu-rayスタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray

カンヌ国際映画祭で上映され、スタンディングオベーションで観客から拍手が鳴りやまなかったとの噂の映画。やっと観ました。

原作は吉田秋生による同名の漫画。鎌倉に住んでいる3姉妹のもとに、再再婚した父が亡くなったとの連絡を受け、姉妹は葬式に出ることになります。そこには既に母を亡くした腹違いの妹すず(広瀬すず)がおり、長女の幸(綾瀬はるか)は気遣って「こっちに来て一緒に暮らさない?」と優しく声を掛けます。しっかり者の長女の幸、恋愛と酒が大好きな次女の佳乃(長澤まさみ)、つかみどころのない三女の千佳(夏帆)と一緒に暮らすことになったすず。鎌倉の伸びやかな暮らしぶりとそれぞれの持つ父の思い出やそれまでの痛みが、垣間見れる映画です。

主役の4人の姉妹はとっても仲が良く、それぞれのキャラが光っていて素晴らしかったです。しかも脇を固める俳優人も一人で主役をこなすような俳優さんたちばかりなのでそれだけでも豪華な映画でした。全体的に穏やかで透明な空気感が漂い、時に胸にグッときて泣かせました。

また鎌倉が舞台で極楽寺駅周辺をロケ地にしているので、素晴らしかったです。ドラマ「最後から二番目の恋」と舞台がかぶってもいましたが、全然違うテイストなので何だか不思議な気がしました。同じ舞台でもこうも作品が違くなるのだと。

海を見渡せる場所に四女のすずを連れて行き、長女の幸が先に大声を上げます。「ワ~」と。そしてそのうち「お父さんのバカ~」と。そしてすずに大声を出すように促します。するとすずは「お母さんのバカ~」といい出すのです。「早く亡くなってしまったから」と。胸にグッとくる一番の場面でした。中学生なのにとてもしっかり者のすずは、鎌倉に移ってきても色々気を遣ってました。父親のことを気軽に話せない、父との思い出話にまつわるので嘘をつかざるを得ない…等。でも少しずつ少しずつそういった気遣いは要らなくなり、他の姉妹たちに自然に溶け込んでいくのです。とても正統派の清らかな映画を観ました。世界でスタンディングオベーションされ、拍手がやまなかった理由がわかりました。こんな仲のいい姉妹が羨ましいとも思いました。お勧めです。


nice!(8)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 8

コメント 1

naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2016-01-10 18:07) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0