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オデッセイ [アメリカ映画 ドラマ]

「オデッセイ」観ました。

マット・デイモン主演の火星で一人取り残された宇宙飛行士のサバイバル映画です。ゴールデングローブ賞作品賞(コメディ・ミュージカル部門)受賞、主演男優賞(コメディ・ミュージカル部門・マット・デイモン)受賞でリドリー・スコット監督作品でもあったので観たいと思っていました。原作はアンディ・ウィアーのベストセラー小説「火星の人」

 ポスター画像

映画公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/odyssey/index.html

水なし、酸素ほとんどなし、通信手段が断たれ、食料は31日分。地球から火星までは2億2千万キロ以上あり、次の救出までは1400日(4年)かかる。たった一人、火星に取り残されてしまったワトニー(マット・デイモン)はそれでも希望を捨てなかった。自分の持てるすべての知恵、知識を駆使し、水がないなら水を作る。食料がないなら食料(じゃがいも)を作る。通信手段も昔取り残された器材を見つけ出し修理し、通信できるところまで直す。お腹に傷を負えば自分で簡単な手術もしてしまう…。

他のクルーたちはワトニーが既に死んでしまったものだと思っていて、大切な任務がまだ続くからとNASA本部から彼の生存に関しては秘密にされていた。彼の生存が濃厚となると他のクルーたちにかなり時間が経ってからそれを知らせ、地上ではワトニーの救出を何とか成功させようと一致団結する。しかし、急いで作ったロケットは打ち上げ失敗し、そんな中、中国がその新たな技術を持っていてその救出に一役買ってくれる話が舞い込み、また一方では今まだ帰還していない他のクルーたちに更に500日以上の宇宙旅行をさせてワトニーを救出してもらおうと計画が進んでいた…。

この映画で使われていた音楽、ドナ・サマーのホットスタッフやABBAのウォータールー、他にグロリア・ゲイナーのアイ・ウィル・サバイブ(この歌は知っていたが歌手や題名まで知らなかった)が何とも斬新で効果的に使われていて、この映画に欠かせないとっても大事な要素になっていました。70年代のポップスということになるのでしょうが、すごく良かったです。私にはこの3曲しかわからなかったのですが、70年代に青春を謳歌した人にとってはより意義ありより素敵な映画に思えたかもしれません。

マット・デイモンの演技も素晴らしかったです。個人的にはジェイソン・ボーンシリーズが好きで、マット・デイモンがこのシリーズの出演拒否をしていましたが、また復帰してボーンシリーズがこの秋に公開になるので、こちらもとても楽しみです。マット・デイモンはジェイソン・ボーンがはまり役ですが、このワトニー役もはまり役でした。

火星に一人取り残されるようなことはきっとないにしても、ワトニーのような人は格好いいなあと思いました。尊敬に値し脱帽です。そこにあるものを利用して水を作る、植物を育てる、通信手段を復活させる、自分の怪我を自分で治せるなど、自分の知恵と知識と、何より生き抜いてみせるという強い意志や、時にはユーモアのセンスをも持ち合わせなければ決して生き抜くことはできない火星で見事生き抜いてみせるのですからあっぱれです。この現代社会にあってサバイバル的なことはほとんど必要なくても、ワトニーみたいな人であれたらいい。とっても元気をもらえた映画でした。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2016-04-01 17:01) 

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