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ヒンディー・ミディアム [インド映画]

インド大使館でインド映画「ヒンディー・ミディアム」を観てきました。


5月から立て続けに3本、インド映画を観ましたがすごい時代になったもんだと(こんなにインド映画が公開されるなんて!!)夢のようです。


ポスター画像 



映画公式サイト:http://hindi-medium.jp/



今回は、映画の後にインド大使館にメチャクチャ近いインドレストラン・ムンバイが出張で来て、サモサとマンゴラッシーを振る舞うおまけもついていました。クミンの味が効いたサモサが懐かしく、マンゴラッシーも激ウマでした。でもサモサは現地インドでいつも食べていたサモサよりもとっても上品で油もいいものを使ってる感じで、ギトギト、パリパリ感が全然なく、何だか高級な感じに思えてしましました。


さて「ヒンディー・ミディアム」ですが、このタイトルの意味することはヒンディ語で授業を行う公立校のこと。映画では、英語で授業をする「イングリッシュ・ミディアム」という私立校に自分の子供を入れさせたい親の悪戦苦闘ぶりが描かれています。英語を話すことは将来の出世に関わると、子供を英語を使う私立校に入学させたいのです。


デリーの下町で洋品店を営むラージ(イルファーン・カーン)とその妻ミータ(サバ―・カマル)は愛する我が子のために高級住宅街に引っ越しをし、親子でお受験の用意をし受験するのですが、ことごとく落ちてしまいます。どうしたものかと思っているときに低所得層のための優先枠があると知ります。そして住所、年収を偽ってその枠を利用することにするのです。ところがその枠に富裕層までが偽って入学しているとの噂が大きくなり学校側がその枠で応募した家庭訪問をすると発表。慌てた親子はスラム街へと引っ越し、家庭訪問も何とかクリア。そして念願の私立校に我が子を入学させることができ、また高級住宅街へ舞い戻るのです。


しかしスラム街で仲の良くなった本当に貧しい親子もまた同じように受験しながら最後の抽選で落ちてしまい、ラージとミータは低所得層の枠を奪った呵責から公立校の寄付をし始めます。そこにスラム街で仲の良かった親が現れ、ラージたちが本当は金持ちでそのために自分の子供の将来を奪われたと知ってしまうのです。そして…。


最後は人として立派な行動に出たラージ。インド映画はこうでなくちゃね。正しいことは正しくすべき。最後、気分はすっきりしました。


映画の中で、真ん丸の黄色いお菓子が出てきた時には懐かしく(激甘。ねっとりして蜜につけてある感じ。たぶんインドの伝統菓子で、私も食べたよなあと思い出しました。他のお菓子もいろいろ食べたけどどれも激甘)、スラム街でミーナがサンダルで牛のふんを踏んで叫んでいましたが、それもメチャクチャ懐かしく(私もよくサンダルで歩いていて聖なる牛のふんを踏んでました。お店にかかってる美しいサリーなんかに見とれながら歩いていると、全然下に目が行かず。でもふんを踏むのが日常茶飯だったので、ふんを踏んじゃっても運がついたと思ってラッキーと笑って旅行してました)、また「カリーナみたいにスタイルが良くて…」みたいなセリフはカリーナ・カプールのことだなあと思い出しました。今もカリーナ・カプールは活躍しているのでしょうか?そしてリンガ(男性根)にお祈りしたり、リキシャーだったり、サリーの華やかさだったり、ハヌマンを猿神と訳して字幕に載っていたり…。いろんなことがインドを思い出させてくれて楽しい時間でした。またいつかインドに行きたいです。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2019-08-31 21:06) 

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