きみと100回目の恋 [タイムスリップ・パラレルワールド映画]
「君と100回目の恋」を観ました。
2006年の映画。陸(坂口健太郎)が幼なじみの彼女あおい(miwa)を事故に遭う運命から救うために何度も何度も過去に戻ってやり直す物語。
ストーリーは私の好きなタイムスリップもの。過去に戻ってやり直すというもの。
何度も何度も陸は彼女を救うために過去に戻り、それはあおいの気づかない中で戻っているときもあり、最後にあおいが「もう戻りたくない、このままでいい」といった様なことを言うのですが、そこが結構ジーンとくる場面でした。救いたい一心の陸は、常に彼女を救うために必死になって調べものをし、不機嫌な感じです。彼女との大切な時間もないがしろにしています。でも何度か戻っては過去をやり直すうちに、その時その時を大切にするように変わっていきます。
結局運命は変えられず、あおいは戻らぬ人となりますが、その時その時を一生懸命生きることがどれほど素晴らしいことなのか、何度もやり直すのはちょっと、いや、かなりむなしいと教えてくれます。
過去に戻る能力があったとしても(この映画ではレコードに針を落とすと過去に戻る)何度も何度も戻ってはその価値がないんだな、と強く思いました。それでも一回くらい戻れたら戻ってみたいですけど。
坂口健太郎は自然体でよかったですが、相手役のmiwaの演技力には疑問符がつきました。甲高い声も耳につき、他の女優さんだったらもっと良かったのになあと思ってしまいました。またmiwaのプロモーションビデオの長いバージョンとも言えなくもない感じの映画で、miwaのファンの人ならもっと楽しめたかもしれません。ストーリーは良かったのに残念でした。
>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2019-09-21 16:55)