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終わりのない~世田谷パブリックシアターにて [観劇・踊り・イベント・ライブ]

「終わりのない」を世田谷パブリックシアターにて観てきました。

観劇はもう2,3年ぶりなのでワクワクでした。




出演:山田裕貴、奈緒、仲村トオル、安田順平、浜田信也、盛隆二、森下創、大窪人衛、清水葉月、村岡希美


「半分、青い」に出てた菜生(鈴愛の幼馴染)を演じた奈緒や、「なつぞら」に出てた雪次郎(なつの幼馴染で菓子屋雪月を継ぐ)を演じた山田裕貴が出るということで楽しみでした。原典はホメロス「オデュッセイア」、監修は野村萬斎。主役の山田裕貴の演技は良かったです。奈緒も可愛らしくて良かった。また中村トオルは細身で格好良く、声もすごく素敵でした。


キャンプ場に両親と幼なじみの友人たちと一緒に来ている悠理ですが、水の中で溺れてしまい気がつくと、宇宙船の中にいます。そこは32世紀だというのです。そしてその宇宙船から放り出され、降り立ったのは地球ではない星。そこで昔、地球にいたという老人に出会う。それからまたキャンプ場に戻りますが、前に来てた状況とは微妙に違っていて、既に別れた恋人もそのキャンプ場に来てどうやら二人は今も付き合っているようでした。

母親が量子力学の学者で悠理は母に尋ねます。現実世界が他にもあるのか?と。この世界は層のように重なり合い、いろんな現実世界(パラレルワールド)がある。現実をつかみ取るまでその可能性は0ではない。…


宇宙へと旅をしたことで、日常の愛おしさを感じる悠理。元の場所へと戻りたいと熱望して戻った彼は、たぶん今の世界をよりエンジョイしていくだろうと思いました。

そしてこの私も先月の台風19号、21号の怖さを思い知り、心身ともに疲れ切りました。東京の0メートル地帯に住んでいるので荒川の決壊や、排水溝が溢れることによる水害をとっても恐れていました。荒川もあと50センチで全員が避難しなければいけない状態一歩手前になったのが、翌朝の5時くらいで満潮時と重なった時間帯でした。ギリギリ大丈夫で本当に良かったです。そしてその後21号でも東京全体に大雨、洪水警報がレベル3まで出て、これも神経をすり減らされました。

千葉県など大変な被災をした方々のご苦労が全然他人事には思えず、ニュースを見るたび涙が溢れそうです。どれほどのお疲れかと思います。普通の生活ができることだけで本当に有難い。そう思えた台風でした。これから台風の時期は祈るような気持ちで過ごさないといけないのかなあと思うと、かない気が重いです。


人は何かを経験しないと今の幸せ、有難さに気づけず、不平不満ばかりいうのかもしれないのですが、もう不平不満は言いません、だから神様お願い、許してください、今はこの状態で十分感謝しています、という感じになっている私です。

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2019-11-08 22:51) 

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