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ハワーズエンド [イギリス映画]

イギリス・日本映画「ハワーズエンド」を観ました。


ハワーズ・エンド [DVD]

ハワーズ・エンド [DVD]

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 2001/07/10
  • メディア: DVD

1992年の映画。IMDb評価は7・4。アカデミー賞主演女優賞(エマ・トンプソン)、脚本賞、美術賞受賞。ジェームズ・アイボリー監督作品で、原作はE・M・フォスターの同名小説。20世紀初頭のイギリス貴族の豪邸、庭、調度品、衣装など目の保養になりとっても素敵でした。格調高いイギリスらしい映画でした。

アンソニー・ホプキンズ、エマ・トンプソン、ヘレナ・ボナム=カーターと豪華な顔ぶれでした。ヘレナ・ボナム=カーターの顔を見て彼女が出ていた「眺めのいい部屋」を思い出していました。ちょっと調べたら「眺めのいい部屋」と「ハワーズエンド」は原作が同じE・M・フォスターで、しかも同じ監督の映画でした。道理で似た感じなのだと思いました。ただ比較すると、フィレンツェ旅行や二人のラブロマンスを描く「眺めのいい部屋」のほうが好みでした。

「ハワーズエンド」はこの名前の別邸宅をめぐるドラマで、姉のマーガレット(エマ・トンプソン)と妹ヘレン(ヘレナ・ボナム=カーター)が偶然出会ったレナード(サミュエル・ウエスト)と関わり、ウィルコックス家の人々と関わることで、それぞれの運命が動き出します。ウィルコックス家の次男ポールにヘレンは一目ぼれし婚約しようとしますが、ポールはそれを拒否しお互い気まずくなります。その後ウィルコックス一家がロンドンに引っ越ししてきてご近所さんとなり姉のマーガレットはルース夫人と親交を温めます。ルース夫人がマーガレットにハワーズエンドの邸宅を残したいと遺言を残しますが、残されたウィルコックス一家はそれが気に食わず破棄。その後マーガレットはウィルコックス家の主ヘンリー(アンソニー・ホプキンズ)と結婚するのですが、彼の何気ない一言がレナードを転職させその後失業させ極貧生活をさせてしまったことに責任を感じたヘレンは、レナードを救済しようと躍起になります。貴族と平民の格差に憤慨し姉の夫ヘンリーが気に食わないヘレン。やがてヘレンはレナードの子供を宿しますが、ヘンリーの長男チャールズ(ジェームズ・ウィルビー)がカッとしてもともと心臓の悪かったヘンリーを死に追いやります…。ラストはマーガレットがハワーズエンドを手に入れていました。亡きレナードの子供とヘレンもハワーズエンドの庭で駆け回っていました。

格調高きイギリス映画。久々にこの手の映画を観るとやはりいいなあと思います。大昔に観た「眺めのいい部屋」も観たくなりました。


眺めのいい部屋 HDニューマスター版 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • 発売日: 2014/06/03
  • メディア: Blu-ray

 

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2021-06-26 15:45) 

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