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エターナル・サンシャイン [アメリカ映画 賞受賞]

アメリカ映画「エターナル・サンシャイン」を観ました。


エターナル・サンシャイン [Blu-ray]

エターナル・サンシャイン [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: Blu-ray


2004年の作品。IMDb評価は8・3。アカデミー賞脚本賞をはじめ主に脚本賞を獲ってます。ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キリスティン・ダンスト、イライジャ・ウッドが出演。

昔、既にこの映画を観ていました。今回また観直したのは、ソ・ガンジュンくんが好きな映画にこの映画を挙げていたから(他にエディ・レッドメイン主演の「リリーのすべて」「博士と彼女のセオリー」)一度観ていてもどんな内容だったかすっかり忘れていて、でも観ているうちにああそうかと思い出しました。評価はかなり高くストーリーは面白いと思いましたが、ケイト・ウィンスレットのプリプリした演技がうざく感じられ、またジム・キャリーには面白い演技を要求してしまう私がいてアウトでした。「イエスマン」とか「ブルース、オールマイティ」「マスク」のイメージが強すぎて。それと時系列があっちこっちに飛び何度か観ないと理解できない感じでせわしく、感情移入までいかない映画となりました。もっと幸せ気分の残る映画になっていればよかったのかもと思いました。

ストーリーは恋人との記憶を失くしてくれる会社があり、クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)はその会社に申し込み恋人との記憶を一切無くします。それを知ったジョエル(ジム・キャリー)は自分もクレメンタインとの思い出を一切なくすよう会社に依頼。しかし、施術中楽しく幸せな思い出も消えてしまうことが嫌だと思い、必死になって脳内であがきます。

その会社で働いていたメアリー(キリスティン・ダンティスト)も同じようにかつて会社の上司との不倫の記憶を失くしていて2回目の不倫をしそうになったときにそのことに気づかされ、自分のデータを見つけ会社を辞め、施術した人たちすべてにデータを配ります。クレメンタインもジョエルもそのデータを見て音声を聴いたとき、既に2回目の恋をしている最中でした。同じことの繰り返しでまたけんかをして別れるかもしれないと思ったとき、それでもいいじゃない(なるようになる)といった感じで恋を楽しむのでした。別れた彼との記憶を失くしてもまた同じ彼と恋に落ち同じ轍を踏むのかもしれません。そのサガが悲しい、切ないと思えました。でもそれが人間なのですね。映画の中でメアリーが使った引用文を最後に。「忘却はよりよき前進を生む」~ニーチェ、「幸せは無垢な心に宿る」「忘却は許すこと」「太陽の光に導かれ、陰りなき祈りは運命を動かす」~アレキサンダー・ポープ

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2021-07-19 00:01) 

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