哲仁王后(チョルインワンフ) [キム・ジョンヒョンKim JungHyun金鍾鉉]
韓国ドラマ「哲仁王后(チョルインワンフ)」(Mr.Queen)を観ました。
2020年~2021年の作品。IMDb評価は8・8。フュージョンコメディー時代劇。中国ドラマの「王子妃狂想曲(ラプソディ)」が原作。評価も高く面白くてお勧めとのレビューを観ていたので観たいと思っていました。「30だけど17です」のシン・ヘソンさんと「愛の不時着」のキム・ジョンヒョンくんが主役で面白すぎるドラマでした。特にシン・ヘソンさんの演技が半端なく、彼女の顔を観るだけで笑ってしまうほど。毎回声を出して笑い、観るのが楽しみすぎて観る前からにやけてました。
特に序盤の面白さと言ったらなかったです。現代シェフ(チェ・ジニョク)が朝鮮時代の王妃(シン・ヘソン)の中に入ってしまい可愛らしい王妃の姿と裏腹にその言動がまるで男。王様(キム・ジョンヒョン)の前でも横柄で粗野で時に現代用語を口走り、その現代用語を解釈する王様の誤解も可笑しくて。「ノータッチルール」カップル。王妃の中身が完全に男なので王様を避けて側室たちに気があるのですが、そのやり取りなんかも爆笑。王妃演じるシン・ヘソンさんのコミカルな演技力が実にあっぱれでした。そして徐々に元の本当の王妃の記憶も戻ってシェフと王妃が体の中に混在するようになるとだんだん落ち着いてきて、今度は王妃の周りのお付きの人々の面白さが際立つようになってきます。また王様は日中は操られた無能な王と思わせ、夜になると秘密裡に宮殿を抜け出しスパイ活動のようなことをしているのですが、王妃一族にいいように操られてきたために王妃をあまり愛せずにいたのが、王妃の突飛でスットンキョンな言動にだんだん惹かれていくようになります。王妃を気遣うようになるあたりから王様の魅力が俄然アップ。王様役のキム・ジョンヒョンくんのとぼけた感じの演技も可笑しくて(目がとろんとした感じがなお良し。この王様のキャラにピッタリ)、シン・ヘソンさんとのやり取りも絶妙でした。それに何といっても音楽がまた笑える。このOST聞くだけであまりにも画像とマッチして面白さに輪をかけ吹き出してしまいます。もう最高でした。中盤はシリアスな場面が多くなりましたが、それでも何だかマンガみたい。腹の底から笑えて本当に楽しめました。
もともと16話だったのですが、あまりの人気に20話まで作られたとか。またスピンオフも作られたとか。是非スピンオフも観たいと思いました。早くも観終わって私の中ではロスが始まってます。今まで韓ドラ色々見てきましたが、私のお気に入りのベスト10に入るくらい好きです。本当に面白すぎ。楽しすぎ。機会あれば皆さんにも是非見てほしいです。naonaoお勧め度★★★★★
おまけ:
>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2021-10-21 19:09)