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ジェーン・エア [イギリスドラマ]

イギリスドラマ「ジェーン・エア」(Jane Eyre)を観ました。

Jane Eyre (2006) - Charlotte Bronte - Literatur Classics [DVD]

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2006年の作品。IMDb評価は8・3。シャーロット・ブロンテの小説が原作。BBC制作。たくさんの「ジェーン・エア」作品の中では一番評価の高い作品。全体的に不気味な雰囲気が漂い、オカルト映画でも観ているような気分。でも19世紀イギリスの雰囲気がいっぱいで楽しめました。大昔に原作を読んでいたのに、こんな内容だったかなと思いながら観てました。

孤児のジェーン(ルース・ウィルソン)は叔母から毛嫌いされて生きてきた。寄宿学校に送られそこで過ごしそこの学校の先生となったあと、ロチェスター(トビー・スティーブンス)の大邸宅で家庭教師として働くことになる。ロチェスターに結婚を申し込まれ結婚式に臨むが、彼には精神を病んだ妻がいて屋敷の塔の上にいることがわかり、ジェーンはロチェスターの許を去る。路頭に迷って生き倒れになったところを牧師のセント・ジョンに助けてもらい、その場所で女子学校を作り先生となる。ジョンは実はいとこであった。ジョンから求婚され世界中を一緒に回らないかと言われたとき、全く彼に対して何の感情もないことを知り、ふとロチェスターの叫び声を聞いた気がしてロチェスターを訪ねる。すると大邸宅は火事となりロチェスターの妻も死亡。ロチェスターは盲目になっていた。そしてジェーンとロチェスターは結婚する…。

塔の上にいるのが一体誰なのか、何なのか、ずっと不気味でした。広い邸宅にろうそくだけが灯る夜になって変な声が聞こえてきたり、ドアがガタガタいったり。赤毛のアンみたいにジェーンも孤児でいじめがあり、それを反芻することがあり、私は中高生の時期に「赤毛のアン」や「ジェーン・エア」を読んでいるのですが、そういう嫌な部分はすっかり記憶から外されていて、大人になってドラマを観て初めて気づきました。記憶は嫌なものは覚えていないのだと、今回も再認識しました。当時にしたら芯の強い自分の意見をしっかり持った女性の生きざまはまれで、かなり先進的だっただろうなあと思いますが、彼女の意思が美しい19世紀のイギリスらしい風景の中で描かれてていて良かったです。ちょっと怖い部分は苦手でしたが。

主役のジェーン役のルース・ウィルソンが可愛らしく、また相手のロチェスター役のトビー・スティーブンスが適役で彼がマギー・スミスの実の息子だと今回初めて知り驚きました。これを機会にまた「ジェーン・エア」を読み直すのもいいかなあと思いました。naonaoお勧め度★★★★★

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2022-07-27 00:31) 

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