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岡田将生くんのドラマ その1 [岡田将生]

「未来日記-ANOTHER:WORLD-」(→http://naoazucar.blog.so-net.ne.jp/2013-10-03)、「乙男(オトメン)~夏~、~秋~」(→http://naoazucar.blog.so-net.ne.jp/2013-11-04)については以前ブログに書きましたが、そのほかの彼が出たドラマで結構良かったものもあるのでまとめてみます。

フキデモノと妹 [DVD]

フキデモノと妹 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD
2008年の単発ドラマ。難病の妹を気遣う優しいけれど冴えない兄(岡田将生)がある日、鼻の下にできたフキデモノに花が咲き、外見の悪さから気にかけそれを取り除こうとするも、花が枯れだすと妹の具合も悪くなることに気づき、まったく取り除くことができないでいる・・・。Oヘンリーの「最後の一葉」を彷彿とさせるストーリー。
このドラマ、色遣いがとってもステキで、パステルカラーの優しい色遣いがとっても可愛らしかったです。お父さんとお母さん、兄や妹の洋服や髪型まで徹底して作られていて、登場人物それぞれがまるで絵本から飛び出してきた感じ。しかも部屋の中やアルバイト先のお菓子やさんの小道具などもキュート。とにかく美術面がすごくメルヘンチックでもうそれだけでこのドラマを観た甲斐がありました。ストーリーも可愛らしくて岡田くんもテレビドラマ初の主役なので初々しい。お勧めです。

花ざかりの君たちへ ‾イケメン♂パラダイス‾ DVD-BOX(前編)

花ざかりの君たちへ ‾イケメン♂パラダイス‾ DVD-BOX(前編)

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

花ざかりの君たちへ ~イケメン♂パラダイス~ DVD-BOX(後編)

花ざかりの君たちへ ~イケメン♂パラダイス~ DVD-BOX(後編)

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

原作は漫画「花ざかりの君たちへ」。2007年のドラマ。芦屋(堀北真希)は不良たちにからまれ、佐野(小栗旬)に助けてもらうがそのために佐野は足を怪我しそのことが原因でハイジャンプの選手を辞めてしまう。責任を感じた芦屋は自分が女の子であることを隠して佐野がいる全寮制の男子校へ男子として偽り入学する。目的は佐野がハイジャンプをまた再開してもらうことで、佐野がハイジャンプを始めるまでその学校に居続けるつもりの芦屋だった・・・。
学園ものなのでいろんなイベントがあり隣の女子高の生徒たちも交え華やか。中津(生田斗真)は芦屋に恋をし始めホモでないかと悩み、そのうち芦屋は女の子であることが少しずつ一部の生徒にばれ始め、そして芦屋と佐野、中津の三角関係の恋が始まる。
水嶋ヒロ、山本裕典、岡田将生、木村了、溝端淳平、五十嵐隼士などたくさんの男の子たちも出演。もう6年も前のドラマなのでみんな若い。主役の小栗旬と堀北真希は普通に演技してるのですが他のメンバーたちは結構コメディでお茶らけているので面白かったです。特にこの年にドラマの賞を獲ってる準主役の生田斗真の演技はとっても素晴らしかった。一人であれこれ、身振り手振りで思考するさまが毎回笑わせてくれました。このドラマは2011年にも別の出演者でリメイクされ、韓国版でもリメイクされてます。観比べてみるのも面白いかもしれないなあと思いました。岡田くんの出番は小栗旬や堀北真希、生田斗真と比べるとないですが、時々セリフもあり彼らの次くらいに出番もあり可愛らしかったです。

「黄金の豚-会計検査庁 特別調査課-」DVD-BOX

「黄金の豚-会計検査庁 特別調査課-」DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2011/03/08
  • メディア: DVD


2010年のドラマ。会計検査院をモデルにした架空の会計検査庁、特別調査課に引き抜かれた型破りな芯子(篠原涼子)と、その仕事仲間が毎回官公庁の不正を暴いていくドラマ。毎回毎回難問解決でスカッとする仕上がりでした。
芯子は貧しかった子供時代にチョコパンを盗んだ濡れ衣を着せられ、それから悪事に手を染め、今は仮釈放の身。詐欺師としての腕を見込まれハンティングされ、仮釈放中であり前科があることを隠し、会計検査庁で働き始める。
かつて芯子に結婚詐欺にあっていた角松(大泉洋)は仕事場ではそのことを隠したいものの、いまだに芯子に気がある様子。ノンキャリアでありながらも部下思いの主任である。また東京国立大経済部卒のキャリアで新人の工藤(岡田将生)は自らこの部署を志願し、芯子に思いを寄せている。また一番遠目に見ながらそれでいて仕事をしっかりこなす金田(桐谷健太)はかつては熱い気持ちで不正を暴いたが左遷させられ冷めている。しかし芯子や工藤に感化され少しまたやる気を取り戻す。
 

国民の税金が正しく使われているのか、チェックするのがここの部署の役割。しかし相手が権力があればあるほどせっかく突き止めた事実も握りつぶされ、挙句は左遷。最後は総理大臣にまで不正の疑惑がかけられるのですが、回が進むごとにどんどん大物に焦点が当たってヒートアップしていくのが面白かったです。「きっちり黄金の豚にお返し頂きます」「カネ返せ」の芯子のきめ台詞が何とも爽快でした。
岡田くん演じる工藤は最後は内閣官房庁・総理大臣秘書官室に総理秘書官として異動するも、自殺にまで追いやられぎりぎりのところで芯子に助けられ命拾いするエリートでした。また芯子に告白するも振られたりもしてました。まっすぐな感じでフレッシュ、でも打たれ弱い感じを岡田くんがうまく演じてました。
その2に続きます~。



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岡田将生くんの映画 その2 [岡田将生]

岡田将生くんの映画についての第二弾です。

告白 【DVD特別価格版】 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD

2010年の映画。この年の様々な賞を獲り、日本アカデミー賞では4冠(最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞・最優秀編集賞)を達成。湊かなえ原作の映画化。娘を失くした教師が、「私の娘は事故死ではなくこのクラスの生徒に殺されました」と告白したあと新しい教師にそのクラスを引き継ぐが、娘を殺された復讐のために自ら動き、娘を殺した生徒を追い詰めていくちょっとしたスリラー。

淡々と語る先生役の松たか子。長いセリフで演技も素晴らしかったですが、それ以上に半狂乱の演技が印象的だった母親役の木村佳乃が素晴らしかったです。新任の先生役だった岡田将生くんも松たか子演じる先生に操られて最後は病んでしまう熱血先生を演じてました。

内容が内容だけに結構怖くてここまで仕返さなくても・・・と思ってしまいました。ちょっと後味の悪い怖い映画ではありました。原作を読んでる友人の話だと、原作は同じ事件のことなのにいろんな人が語ることでそのこと自体が違ったものになっていて、視点が変わるとこうもまた違ったものになるというのが面白かったと言ってました。映画も原作通りに黒沢の映画「羅生門」みたいなもっと視点の違いをはっきり出せたらさらに面白かったかもな、と思いました。

瞬 またたき [DVD]

瞬 またたき [DVD]

  • 出版社/メーカー: SDP
  • メディア: DVD
オートバイ事故で恋人(岡田将生)を亡くし、自分(北川景子)だけが生き残って記憶の一部を失くし、後遺症治療に専念する中、最後の最後に恋人が自分をかばおうとして亡くなったことがわかるという恋愛映画。
北川景子ちゃんはかわいいのですが、演技が今一つで観ていられなかった。しかもオートバイ事故の現場が生々しくちょっと気持ち悪くなるほど。いいとこなしの映画で残念でした。大塚寧々さんも出ててキャスティングは良かったのに。お目当ての岡田くんはあんまり出てきませんでした。こちらもがっかり。
ただ最後に主人公が出雲の黄泉比良坂(よもつひらさか)へ行って、既に亡くなった恋人に最後のお別れをしに行く場面がありますが、古事記に描かれたイザナミ、イザナギの物語の舞台となったあの世とこの世をつなぐ場所がここにあったというのをこの映画で知ったのは、とっても良かったです。そういえばフランス映画だと思うのですがすごく昔の映画でイザナミ、イザナギの物語そのものの白黒映画もあったなあと(題名は不明)思い出したりもしました。いつかここに行ってみたいです。

悪人 スタンダード・エディション [DVD]

悪人 スタンダード・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD
ネットを通じて知り合った男女。男(妻夫木聡)は本気で付き合いたかったのに、女(満島ひかり)は「会いたいなら金をよこせ」と言って男をひどく扱う。果ては別のちゃらちゃらした大学生(岡田将生)にお熱を上げてる始末。大学生に山道で車から追い出され途方にくれてたとき、そこに追ってきた大嫌いなその男が助けてくれるのに、突然「あんたにレイプされたと警察に言ってやる」とレイプもされていないのに言い出しもみあいに。そして男は女を殺してしまう。その後、男はネットを通じて知り合った別の女(深津絵里)からメールを受け取りその女と会い始め、お互い惹かれあう仲に。警察が動きだし男の実家にはテレビ局も押しかけ、男の祖母(樹木希林)は気が気でない。男と女は逃避行を続ける・・・。
満島ひかりと柄本明(殺された女の父親役)、樹木希林の演技が光ってました。この映画は様々な賞を獲っており良くできてる映画でした。いったい誰が悪人なのか?最後に男はこの先の女の行く末を考え、一緒に逃げていた女の首をわざと絞め、彼だけが警察に取り押さえられる。岡田くんは不良大学生でどうしようもないチンピラでしたが、結構こういう役も冴えてるなあと思いました。

雷桜 スタンダード・エディション [DVD]

雷桜 スタンダード・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD
時代劇。身分の違う者同志の恋。2010年映画公開前に試写会で観た映画ですが、蒼井優ちゃんと岡田将生くんの若い二人が爽やかだった印象。小出恵介くんも出ていて彼の演技が一番光っていたと思います。観た当時は岡田くんより小出くんのほうが気になっていたので、岡田くんは整ったきれいな顔の人だなあとしか思いませんでした。もう一度観なおそうかなあ。優ちゃんの役は粗野な野生児って感じの女の子役で、結構荒削りな印象が残ってます。そして映画全体としてはいまいちだった感じ。映像はきれいだったのに残念な映画という印象があります。今観たらまた違って観れるかな?

プリンセス トヨトミ DVDスタンダード・エディション

プリンセス トヨトミ DVDスタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2012/05/26
  • メディア: DVD
堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、中井貴一、玉木宏出演。観たときは岡田くんを意識してなかったので、これに出ていたとは思いもしなかった。後から確認してびっくり。堤、綾瀬、岡田の三人が会計検査院の調査官役で、岡田くんはあんまり目立たずいまひとつ。映画のストーリーは万城目学の原作なのでかなり吹っ飛んでいる。大阪の人たちが豊臣家のプリンセスを長く匿っていたというお話でした。ドラマ「鹿男あをによし」のスタッフで作った映画でもあり、「鹿男あをによし」は結構面白かったけど、この映画は「鴨川ホルモー」同様、映画で表すにはちょっと尺が短いのかもしれない。原作は読んではいないけど、原作の良さが出てなかったのでは、思ったりする。
同じ会計検査院(検査庁)の話ならドラマ「黄金の豚」での岡田くんのほうが断然輝いているし面白かったかもな。

アントキノイノチ DVD スタンダード・エディション [DVD]

アントキノイノチ DVD スタンダード・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2012/05/24
  • メディア: DVD
以前もレビュー書きましたが、いい作品なのでまた書きます。さだまさしの原作。高校時代にネットでいじめに遭っていた友人が自殺し、高校中退後躁うつ病、吃音症に悩まされいる杏平(岡田将生)は、遺品整理の仕事に就く。そこでは命と向き合い、生きるとは何かを考えさせられる。同じ職場にいるゆき(榮倉奈々)もまた心にひどい傷を負っているのだが、二人で一緒に行動するうちいつしか心を通い合わせていく。二人が命と向き合い、再び前向きに生きようとしていたとき、再び悲しい出来事が起こる・・・。
遺品整理業の仕事の大変さや人の様々な最後、事情、繋がり、孤独さ、悲しさなどが見えました。遺品整理業とはその人がどんな風景を見ていたのかを想像しながら「ご供養品」と「不用品」に分別すること。感性を麻痺させないと務まらない(毎回毎回感情移入して泣いていては務まらない)商売なんだなあと思いました。人生に傷つき絶望し自暴自棄になっても何がしかの出会いによってまた生きる希望を見出す。杏平とゆきが出会い、遺品整理という仕事を通じて心の整理を行い、海に向かって思いっきり「元気ですか~!」と二人が叫ぶまでになったとき、希望がやっと見えたのに、最後は悲しい出来事が起こってまた泣けてしまいました。命とは何か、命の重さを考え、命をつなぐということを考えさせられる秀逸な映画でした。また岡田くんは繊細な役どころをうまく演じてました。こういう繊細な役は彼に一番合っている気がします。そしてさだまさしの原作はいつも素晴らしくて文句ないです。お勧めです。

宇宙兄弟 スタンダード・エディション [DVD]

宇宙兄弟 スタンダード・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD
兄ムッタ(小栗旬)と弟ヒビト(岡田将生)が兄弟揃って宇宙に旅経つことを夢見たコミック原作の映画。弟ヒビトのほうが先に宇宙飛行士となり、兄ムッタは一時宇宙飛行士となることを諦めていたが、再び夢を追いJAXAの試験を受けて宇宙飛行士を夢見るのだった・・・。
兄ムッタと弟ヒビトの子役たちが本当に小栗旬や岡田将生のミニ版で可愛かった。良く似た子役を探してきたなあとにんまりしました。また宇宙飛行士になるために缶詰となりミッションを行う試験は知能や体力だけでなく、性格や精神的なものまですべて試験にかけられ、極限状態を見るタフな試験だなあと感心しました。兄弟の仲のいい感じも出ていて、夢のある映画に仕上がってました。ただ男の子向けの映画だったかも。


映画 ひみつのアッコちゃん(本編1枚+特典DISC1枚) [DVD]

映画 ひみつのアッコちゃん(本編1枚+特典DISC1枚) [DVD]

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2013/03/15
  • メディア: DVD
この映画についてはこちら→http://naoazucar.blog.so-net.ne.jp/2013-08-24
キラキラの夢いっぱいの女の子の世界で大好き。はるかちゃんは可愛いし、岡田くんも爽やかで言うことなしです。
岡田くんが出てる公開中の映画は現在4本あり、「謝罪の王様」「四十九日のレシピ」は観賞済み。「劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL」と「潔く柔く」はDVDになってから観る予定です。来年も2本の主演映画が予定されてるので今からとっても楽しみです。

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乙男(オトメン)~夏~ 乙男(オトメン)~秋~ [岡田将生]

岡田将生くんが出た2009年のドラマ「乙男(オトメン)~夏~」「乙男(オトメン)~秋~」を観ました。

オトメン(乙男)DVD-BOX

オトメン(乙男)DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2010/02/02
  • メディア: DVD

漫画原作のドラマ化。乙男とは乙女的趣味、考えを持ち料理裁縫など家事全般に才能を発揮する男子、また乙女的な心を持ちつつ男らしさを兼ね備えた男子。その乙男の正宗飛鳥役に岡田将生。またその正反対で可愛らしい容姿とは裏腹に、颯爽とした凛々しい立ち振る舞いや、趣味嗜好も勝気で男性的な女子の都塚りょう役に夏帆。

飛鳥は母から男らしくと言われ乙男であることを隠していたが、転校生のりょうがやってきて一目ぼれし、彼女を助けるために料理や裁縫などの腕を振るうことになるが・・・・。

岡田将生くんと、夏帆ちゃんの共演。「天然コケッコー」以来の共演で、二人ともこの映画から2年経っているのですっかり素敵な役者さんになっていました。文武両道でありつつ乙女の心を持つ繊細な男の子を岡田くんは爽やかに演じ、まさに少女漫画から飛び出してきたみたいでした。このドラマは彼のためにある、って感じのキャスティングで役にピッタリでした。夏帆ちゃんも武道が決まっていて凛々しく格好良くて、女の子の得意とするようなことはダメダメで、やっぱり爽やかでとっても可愛かったです。ドラマの中でお互いがお互いを尊重しあい、敬語で話をするのが何とも新鮮で魅力的でした。こんなカップルは見ていてすがすがしいし、ステキだなあと思いました。

Honesty is hardly ever heard.Mostly what I need from you.という言葉の引用がこのドラマに何回か出てきます。のちにカミングアウトして女性となり人気漫画家となった飛鳥の父親が、人気漫画家の語録に書いていたこのフレーズ。それはまさしく私が大好きなBilly JoelのHonestyの歌詞の引用なのでした。「正直な人を探すのは難しい。でも君には正直であってほしい」何度かこの引用が出てきて、懐かしくなりました。このドラマのテーマも自分に正直たれという感じでなかなか良かったです。

そして好きなフレーズ「いのち短し、恋せよ乙女」がこのドラマではたくさん出てきます。

もともとは「ゴンドラの唄」

いのち短し 恋せよ少女
朱き唇 褪せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日の ないものを

いのち短し 恋せよ少女
いざ手をとりて 彼の舟に
いざ燃ゆる頬を 君が頬に
ここには誰れも 来ぬものを

いのち短し 恋せよ少女
波に漂う 舟の様に
君が柔手を 我が肩に
ここには人目も 無いものを

いのち短し 恋せよ少女
黒髪の色 褪せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを

この詩はステキなのでここにちょっと書きとめておきます。

そしてとどめはこのドラマの最後。映画「卒業」を思い出させました。「卒業」では花嫁を強奪するのはダスティー・ホフマン演じる男性でしたが、このドラマでは花婿を強奪するのは夏帆ちゃん演じるりゅうと立場が逆転していました。男女逆転してるこのドラマらしくて面白かったです。このドラマではいろんなパロディの要素がありましたが、それもチェックしてみると面白いです。

楽しいドラマでした。


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四十九日のレシピ [岡田将生]

シネマート六本木で「四十九日のレシピ」を観てきました。

昨日はハロウィンだったので六本木にはたくさんの仮装した人たちが歩いていて楽しかったです。

公式映画サイト:http://49.gaga.ne.jp/

四十九日のレシピの場面カット画像 

テレビドラマにもなった人気小説を映画化。百合子(永作博美)は結婚生活が破たんし離婚するつもりで実家に戻るが、実家には父(石橋蓮司)のほか、亡くなった義理の母が施設で面倒を見ていた少女イモ(二階堂ふみ)が来ていた。そしてイモは仲間の日系ブラジル人のハル(岡田将生)も呼び寄せ、義理の母が残したという暮らしのレシピカードを実践するのだった・・・。

ヒラリー・スワンクとジェラルド・バトラーが主演した映画「P.S.アイラヴユー」のように亡くなった人から生前書き溜めた手紙などで今生きている人たちが元気を取り戻すお話なのかと単純に思っていたのですが、この「四十九日のレシピ」はもう少し複雑で内容がかなり多岐にわたっていました。主人公の百合子の不妊、夫との擦れ違い、夫の浮気、離婚するかどうかの問題などを含め、人生の岐路に立った主人公百合子と、義理の母の遺言のような暮らしのレシピカードに沿って生活し、四十九日の大宴会(これが義理の母の遺言)まで暮らしを立て直そうとするテンションの高いイモとハルの二人の出現で、かつて知ろうともしなかった義理の母の生きざまを振り返り、主人公自身も元気を取り戻し生きていくというお話になっていました。個人的にはもっとレシピカードの中身がフューチャーされ、それにそったエピソードなんかを更に盛り込んだほうが良かったし、義理の母のエピソードをもっと入れて欲しかったです。最後は口の悪い叔母(淡路恵子)がさんざん百合子たちを罵倒していたのに急に態度を軟化させ、ハワイのフラダンスを皆で踊ることになるのですが、ハルがブラジル人であり、そしてハワイのフラをも取り入れかなり欲張ったなあという感じが否めません。ブラジルか、はたまたハワイか、そのどちらかに統一したほうが良かったし、百合子のごたごたの離婚に関してはバッサリ無くし、母親のエピソードとレシピカードの話にもっと集中したほうがよりステキだったのになあ、とちょっと残念に思いました。

それでもキュンとするセリフがあり、切なく泣けてくるところもあり、全体的には意気消沈していた父と娘が能天気なイモとハルによって生き返った感じはとても良かったです。そして何といっても「かもめ食堂」のシナモンロールのように、はたまた「ホノカアボーイ」のマラサダやロールキャベツのように、この映画では肉まんとコロッケパンを食べたくなるのも私的にはとっても良かったです。

永作博美さんはじめ、出演の役者さんたちはそれぞれ皆いい味を出していて素晴らしい!のひとこと。イモ役の二階堂ふみちゃんも明るくてかわいかったし、最近注目してる岡田将生くんもたどたどしい日本語でスットンキョンなブラジル青年を好演してました。永作博美さんの表情が良く、「八日目の蝉」に負けないくらいの演技でステキでした。ネプチューンの原田泰造さんもドラマ「胡桃の部屋」、映画「アントキノイノチ」、演劇「ニッポン無責任新世代」と実力を蓄え、役者さんとして十分やっていける人だなあと思いました。淡路恵子さんはテレビで観る毒舌そのままのキャラで笑えました。

「アロハオエ」の音楽が耳に心地よく、優しい気持ちになれる映画でした。

四十九日のレシピ (ポプラ文庫)

四十九日のレシピ (ポプラ文庫)

  • 作者: 伊吹 有喜
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2011/11/02
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四十九日のレシピのレシピ (一般書)

四十九日のレシピのレシピ (一般書)

  • 作者: なかしましほ
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2013/10/10
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新リーガルハイ [岡田将生]

昨日から「新リーガルハイ」が始まりました。

フジテレビ「新リーガルハイ」公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/legal-high/index.html

去年、「リーガルハイ」を観ていてすっかりこのドラマのファンになってしまった私は、第二弾となる「新リーガルハイ」が始まるのを楽しみにしていたのですが、そこに新シリーズから岡田将生くんが加わると知ってからさらに気分はヒートアップ!最近にわか岡田くんファンになったのでこの好きなドラマに岡田くんが加わるとは何とタイムリーで嬉しいことか。彼はゆとり世代の帰国子女の羽生弁護士を爽やかに演じてました。新垣結衣ちゃん演じる黛弁護士との恋も匂わせ、前作にないストーリー展開になるかなあ~とワクワクしてます。

主役の堺雅人さんは「半沢直樹」人気で今や乗りに乗ってる感じですが、彼の演技の素晴らしさはこの「リーガルハイ」で200%発揮されている感じです。たぶん「半沢直樹」以上に。何よりテンポいい長セリフをすらすらと早口で、そしてとびっきりのお茶らけた動きは彼しかできないのではと思うほど。法廷とコメディという面白い組み合わせ。堺雅人演じる古美門弁護士のいびつで偏屈なキャラと新垣結衣ちゃん演じる黛弁護士の融通の利かない正義感いっぱいのキャラも楽しめます。

脚本が良くできているのできっとこの作品がいいものになってるのだろうと、リーガルハイの脚本を書いてる古沢良太さんという方の他の作品を調べてみたら、ドラマ「鈴木先生」、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「キサラギ」を書いた方ということがわかり、なるほど!と思いました。この3つとも素晴らしい作品で、私の中にすごく印象深く残っています。またこの3作品ともそれぞれに賞を獲っていて昨年の「リーガルハイ」もいろいろ賞を獲っているので、この脚本家の古沢良太さんの力は大いにこの「リーガルハイ」に寄与しているなあと思いました。

前作を観ていなくても途中から観ても結構楽しめると思います。観ていない方、お勧めです。

リーガル・ハイ DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2012/12/04
  • メディア: DVD

スペシャルドラマ「リーガル・ハイ」完全版 [DVD]

スペシャルドラマ「リーガル・ハイ」完全版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD

鈴木先生 完全版 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: DVD

 

キサラギ スタンダード・エディション [DVD]

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD



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