岡田将生くんのドラマ その1 [岡田将生]
「未来日記-ANOTHER:WORLD-」(→http://naoazucar.blog.so-net.ne.jp/2013-10-03)、「乙男(オトメン)~夏~、~秋~」(→http://naoazucar.blog.so-net.ne.jp/2013-11-04)については以前ブログに書きましたが、そのほかの彼が出たドラマで結構良かったものもあるのでまとめてみます。
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2010年のドラマ。会計検査院をモデルにした架空の会計検査庁、特別調査課に引き抜かれた型破りな芯子(篠原涼子)と、その仕事仲間が毎回官公庁の不正を暴いていくドラマ。毎回毎回難問解決でスカッとする仕上がりでした。
岡田将生くんの映画 その2 [岡田将生]
岡田将生くんの映画についての第二弾です。
2010年の映画。この年の様々な賞を獲り、日本アカデミー賞では4冠(最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞・最優秀編集賞)を達成。湊かなえ原作の映画化。娘を失くした教師が、「私の娘は事故死ではなくこのクラスの生徒に殺されました」と告白したあと新しい教師にそのクラスを引き継ぐが、娘を殺された復讐のために自ら動き、娘を殺した生徒を追い詰めていくちょっとしたスリラー。
淡々と語る先生役の松たか子。長いセリフで演技も素晴らしかったですが、それ以上に半狂乱の演技が印象的だった母親役の木村佳乃が素晴らしかったです。新任の先生役だった岡田将生くんも松たか子演じる先生に操られて最後は病んでしまう熱血先生を演じてました。
内容が内容だけに結構怖くてここまで仕返さなくても・・・と思ってしまいました。ちょっと後味の悪い怖い映画ではありました。原作を読んでる友人の話だと、原作は同じ事件のことなのにいろんな人が語ることでそのこと自体が違ったものになっていて、視点が変わるとこうもまた違ったものになるというのが面白かったと言ってました。映画も原作通りに黒沢の映画「羅生門」みたいなもっと視点の違いをはっきり出せたらさらに面白かったかもな、と思いました。
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乙男(オトメン)~夏~ 乙男(オトメン)~秋~ [岡田将生]
岡田将生くんが出た2009年のドラマ「乙男(オトメン)~夏~」「乙男(オトメン)~秋~」を観ました。
漫画原作のドラマ化。乙男とは乙女的趣味、考えを持ち料理裁縫など家事全般に才能を発揮する男子、また乙女的な心を持ちつつ男らしさを兼ね備えた男子。その乙男の正宗飛鳥役に岡田将生。またその正反対で可愛らしい容姿とは裏腹に、颯爽とした凛々しい立ち振る舞いや、趣味嗜好も勝気で男性的な女子の都塚りょう役に夏帆。
飛鳥は母から男らしくと言われ乙男であることを隠していたが、転校生のりょうがやってきて一目ぼれし、彼女を助けるために料理や裁縫などの腕を振るうことになるが・・・・。
岡田将生くんと、夏帆ちゃんの共演。「天然コケッコー」以来の共演で、二人ともこの映画から2年経っているのですっかり素敵な役者さんになっていました。文武両道でありつつ乙女の心を持つ繊細な男の子を岡田くんは爽やかに演じ、まさに少女漫画から飛び出してきたみたいでした。このドラマは彼のためにある、って感じのキャスティングで役にピッタリでした。夏帆ちゃんも武道が決まっていて凛々しく格好良くて、女の子の得意とするようなことはダメダメで、やっぱり爽やかでとっても可愛かったです。ドラマの中でお互いがお互いを尊重しあい、敬語で話をするのが何とも新鮮で魅力的でした。こんなカップルは見ていてすがすがしいし、ステキだなあと思いました。
Honesty is hardly ever heard.Mostly what I need from you.という言葉の引用がこのドラマに何回か出てきます。のちにカミングアウトして女性となり人気漫画家となった飛鳥の父親が、人気漫画家の語録に書いていたこのフレーズ。それはまさしく私が大好きなBilly JoelのHonestyの歌詞の引用なのでした。「正直な人を探すのは難しい。でも君には正直であってほしい」何度かこの引用が出てきて、懐かしくなりました。このドラマのテーマも自分に正直たれという感じでなかなか良かったです。
そして好きなフレーズ「いのち短し、恋せよ乙女」がこのドラマではたくさん出てきます。
もともとは「ゴンドラの唄」
いのち短し 恋せよ少女
朱き唇 褪せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日の ないものを
いのち短し 恋せよ少女
いざ手をとりて 彼の舟に
いざ燃ゆる頬を 君が頬に
ここには誰れも 来ぬものを
いのち短し 恋せよ少女
波に漂う 舟の様に
君が柔手を 我が肩に
ここには人目も 無いものを
いのち短し 恋せよ少女
黒髪の色 褪せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを
この詩はステキなのでここにちょっと書きとめておきます。
そしてとどめはこのドラマの最後。映画「卒業」を思い出させました。「卒業」では花嫁を強奪するのはダスティー・ホフマン演じる男性でしたが、このドラマでは花婿を強奪するのは夏帆ちゃん演じるりゅうと立場が逆転していました。男女逆転してるこのドラマらしくて面白かったです。このドラマではいろんなパロディの要素がありましたが、それもチェックしてみると面白いです。
楽しいドラマでした。
四十九日のレシピ [岡田将生]
シネマート六本木で「四十九日のレシピ」を観てきました。
昨日はハロウィンだったので六本木にはたくさんの仮装した人たちが歩いていて楽しかったです。
公式映画サイト:http://49.gaga.ne.jp/
テレビドラマにもなった人気小説を映画化。百合子(永作博美)は結婚生活が破たんし離婚するつもりで実家に戻るが、実家には父(石橋蓮司)のほか、亡くなった義理の母が施設で面倒を見ていた少女イモ(二階堂ふみ)が来ていた。そしてイモは仲間の日系ブラジル人のハル(岡田将生)も呼び寄せ、義理の母が残したという暮らしのレシピカードを実践するのだった・・・。
ヒラリー・スワンクとジェラルド・バトラーが主演した映画「P.S.アイラヴユー」のように亡くなった人から生前書き溜めた手紙などで今生きている人たちが元気を取り戻すお話なのかと単純に思っていたのですが、この「四十九日のレシピ」はもう少し複雑で内容がかなり多岐にわたっていました。主人公の百合子の不妊、夫との擦れ違い、夫の浮気、離婚するかどうかの問題などを含め、人生の岐路に立った主人公百合子と、義理の母の遺言のような暮らしのレシピカードに沿って生活し、四十九日の大宴会(これが義理の母の遺言)まで暮らしを立て直そうとするテンションの高いイモとハルの二人の出現で、かつて知ろうともしなかった義理の母の生きざまを振り返り、主人公自身も元気を取り戻し生きていくというお話になっていました。個人的にはもっとレシピカードの中身がフューチャーされ、それにそったエピソードなんかを更に盛り込んだほうが良かったし、義理の母のエピソードをもっと入れて欲しかったです。最後は口の悪い叔母(淡路恵子)がさんざん百合子たちを罵倒していたのに急に態度を軟化させ、ハワイのフラダンスを皆で踊ることになるのですが、ハルがブラジル人であり、そしてハワイのフラをも取り入れかなり欲張ったなあという感じが否めません。ブラジルか、はたまたハワイか、そのどちらかに統一したほうが良かったし、百合子のごたごたの離婚に関してはバッサリ無くし、母親のエピソードとレシピカードの話にもっと集中したほうがよりステキだったのになあ、とちょっと残念に思いました。
それでもキュンとするセリフがあり、切なく泣けてくるところもあり、全体的には意気消沈していた父と娘が能天気なイモとハルによって生き返った感じはとても良かったです。そして何といっても「かもめ食堂」のシナモンロールのように、はたまた「ホノカアボーイ」のマラサダやロールキャベツのように、この映画では肉まんとコロッケパンを食べたくなるのも私的にはとっても良かったです。
永作博美さんはじめ、出演の役者さんたちはそれぞれ皆いい味を出していて素晴らしい!のひとこと。イモ役の二階堂ふみちゃんも明るくてかわいかったし、最近注目してる岡田将生くんもたどたどしい日本語でスットンキョンなブラジル青年を好演してました。永作博美さんの表情が良く、「八日目の蝉」に負けないくらいの演技でステキでした。ネプチューンの原田泰造さんもドラマ「胡桃の部屋」、映画「アントキノイノチ」、演劇「ニッポン無責任新世代」と実力を蓄え、役者さんとして十分やっていける人だなあと思いました。淡路恵子さんはテレビで観る毒舌そのままのキャラで笑えました。
「アロハオエ」の音楽が耳に心地よく、優しい気持ちになれる映画でした。
新リーガルハイ [岡田将生]
昨日から「新リーガルハイ」が始まりました。
フジテレビ「新リーガルハイ」公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/legal-high/index.html
去年、「リーガルハイ」を観ていてすっかりこのドラマのファンになってしまった私は、第二弾となる「新リーガルハイ」が始まるのを楽しみにしていたのですが、そこに新シリーズから岡田将生くんが加わると知ってからさらに気分はヒートアップ!最近にわか岡田くんファンになったのでこの好きなドラマに岡田くんが加わるとは何とタイムリーで嬉しいことか。彼はゆとり世代の帰国子女の羽生弁護士を爽やかに演じてました。新垣結衣ちゃん演じる黛弁護士との恋も匂わせ、前作にないストーリー展開になるかなあ~とワクワクしてます。
主役の堺雅人さんは「半沢直樹」人気で今や乗りに乗ってる感じですが、彼の演技の素晴らしさはこの「リーガルハイ」で200%発揮されている感じです。たぶん「半沢直樹」以上に。何よりテンポいい長セリフをすらすらと早口で、そしてとびっきりのお茶らけた動きは彼しかできないのではと思うほど。法廷とコメディという面白い組み合わせ。堺雅人演じる古美門弁護士のいびつで偏屈なキャラと新垣結衣ちゃん演じる黛弁護士の融通の利かない正義感いっぱいのキャラも楽しめます。
脚本が良くできているのできっとこの作品がいいものになってるのだろうと、リーガルハイの脚本を書いてる古沢良太さんという方の他の作品を調べてみたら、ドラマ「鈴木先生」、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「キサラギ」を書いた方ということがわかり、なるほど!と思いました。この3つとも素晴らしい作品で、私の中にすごく印象深く残っています。またこの3作品ともそれぞれに賞を獲っていて昨年の「リーガルハイ」もいろいろ賞を獲っているので、この脚本家の古沢良太さんの力は大いにこの「リーガルハイ」に寄与しているなあと思いました。
前作を観ていなくても途中から観ても結構楽しめると思います。観ていない方、お勧めです。
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