夏色の恋は虹色に輝く [松本潤(嵐・松潤)]
引き続き飽きずに松潤主演のドラマ鑑賞。2010年ドラマ「夏色の恋は虹色に輝く」を観ました。
松本潤、竹内結子、沢村一樹、松坂慶子、伊藤四朗、松重豊、小林星蘭など出演。
売れない二世俳優の大雅(松本潤)が、シングルマザーの詩織(竹内結子)に出会って一目惚れし、その恋の成就と大雅の俳優として、人としての成長物語です。
詩織は8年前の自分の夫の事故死を忘れられずにいて、自分でも忘れてはならないと思い金輪際恋はしないと決めていました。そのためいくら大雅が直球でアプローチしても拒むことしかできなかったが、次第に彼女自身も大雅のまっすぐな気持ちに心惹かれるようになります。しかし振られたと思っている大雅は、彼女の時々見せる好意的な行動が理解できず、彼女の気持ちを再度確かめることに。そしてやっと二人の気持ちがはっきりすると、今度は子供の反発を受け・・・。
それと同時進行で、二世俳優にコンプレックスを持っていた大雅は二世俳優、親の七光りとくくったテレビ番組のバラエティや旅番組などあまり引き受けたくない仕事も徐々に引き受け始め、最後は自ら有名舞台演出家の指導を受け、その舞台の役を見事に射止め役者としても大きく羽ばたいていきます。
大雅の母親役の松坂慶子さんののほほんとした元大女優の感じとか、子供役の小林星蘭ちゃんのけなげな演技、また地でいってる感じの大雅の兄で小学校の先生役の沢村一樹さんの面白トーク、また子役からのスター役の桐谷美玲ちゃんのギャルっぽさなど、結構脇を固める人たちのキャラが楽しかったです。
でも恋愛ものとしては普通であまりパンチのないドラマでした。「失恋ショコラティエ」や「陽だまりの彼女」のほうが作品としては良かったな。
ドラマでいつも思うのはこんな偶然ないよね、ってこと。でもきっとこうして偶然に偶然が重なって物語が発展し、行き着くべき場所に行き着くんだなあということ。事実は小説より奇なり、っていうからきっと事実はこういうドラマより奇なりなのかもしれません・・・。
ドラマ主題歌の嵐の「Love Rainbow」もお気に入りになりました。
おまけ:「続・最後からの二番目の恋」が終わってしまい、楽しみが一つなくなりました。残念~。またどこかでテンポのいいラブコメやってくれないかな~。小泉今日子と中井貴一の掛け合いが最高に楽しかった!
ラッキーセブン・ラッキーセブンスペシャル [松本潤(嵐・松潤)]
引き続き、松潤主演のドラマを観ました。2012年、2013年のドラマ「ラッキーセブン」「ラッキーセブン スペシャル」です。
ザテレビジョンのドラマアカデミー賞で、この「ラッキーセブン」の松本潤が主演男優賞を、瑛太が助演男優賞を受賞。ちなみに同時期の脚本賞には「最後から二番目の恋」を書いた岡田恵和が輝いています。納得です。
「ラッキーセブン スペシャル」は石原さとみや及川光博をゲストに迎え、ほとんど松潤中心にドラマが進行。ほかのメンバーの出番が微妙に少なかったのが残念な感じでした。この探偵社が途中崩壊しそうになりながらも存続していくことになったのが唯一の救い。石原さとみちゃんと松潤を見るとどうしても「失恋ショコラティエ」の紗絵子と爽太にしか見えなくなってしまうのが、ちょっと難点でした。
ドラマ主題歌、嵐の「ワイルド アット ハート」。ノリがいいし、詩もいいです。嵐には全然興味なかったけれど、松潤の映画を観てから松潤のドラマ、その主題歌(嵐が担当することが多い)と興味を持ち最近は嵐も好きになってます。
バンビ~ノ! [松本潤(嵐・松潤)]
松潤主演の「バンビ~ノ!」を観ました。2007年に放送されたドラマです。
東京のイタリアンに休みの間だけ手伝いに行く大学生で料理人志望の青年、伴(松本潤)。それまで自分がどれほど地元福岡で井の中の蛙であったか悟ります。そこで本物の料理人として勤めたいと心が動き、大学を中退し、故郷の恋人(吹石一恵)と別れ再度上京。数々の壁にぶち当たりながら、一歩一歩前進し、最後は更なる飛躍を目指してイタリアへと旅立ちます。一人の青年料理人の成長物語です。原作はせきやてつじの同名の漫画。
本当に力強くて元気をもらえるドラマでした。このドラマからたくさんの勇気をもらいこうありたいなと思いました。バンビーノ(イタリア語で男の子の意味)とニックネームをつけられた伴(松本潤)が壁にぶち当たり、それをひとつひとつ乗り越えます。まっすぐでどこまでも料理人の高みを目指すその姿勢が真摯で魅力的。若いころの胸に秘めた熱い思い、やりたいことをやりたいと願う強い思い。何だか忘れていた感覚を呼び覚まされた感じでした。イタリアンを作る厨房の熱気と一人一人の料理人の美しい動きも良かった。また松潤がすごいはまり役でした。落ち込むときの表情と何かを乗り越えたときのキラキラした表情がすごく良かった。その上脇を固める俳優人も素晴らしく、特にホールの責任者役の北村一輝と支配人役の内田有紀の二人の笑顔と自然体な感じが、実にチャーミングでいい味出してました。
ザテレビジョンのドラマアカデミー賞では、「バンビ~ノ!」に出た松本潤が主演男優賞を、また北村一輝が助演男優賞を受賞してます。ちなみにこの時の最優秀作品賞は山P主演の「プロポーズ大作戦」でした(この作品も文句なしに大好き!)
ドラマではバンビーノが壁にぶち当たるたびに必ず周りの先輩や同僚が暖かいアドバイスをくれます。また改善努力、奮闘するバンビーノの姿勢に、思わず応援したくなりました。心に残るセリフもいくつかあったので、脚本は誰かと調べたら私が大好きな「泣くな、はらちゃん」、「最後から二番目の恋」、「続・最後から二番目の恋」(現在放送中です。これも面白くてお勧め)などを書いた岡田恵和さんであることが判明。道理で、とすごく納得しました。
「イタリアで学んだことは、この仕事を続けている限り、立ち止まってはダメだということだ。学ぶこと、知りたいこと、見たこともないこと、そんなものは山のようにある。一人の人生じゃ足りないくらいな。わかるか。それから絶対人のせいにしないことだ。絶対うまくいかないからと言って、人のせいや状況のせいや、社会のせいにしないことだ。だって俺たちは自分で選んだんだろ、この仕事。だったら誰のせいにもできない。うまくいかないのは全部自分のせいだ。そう思えばシンプルだ」[オーナーシェフ(市村正親)が厨房でバンビーノ(松本潤)に語った最後の言葉]
「だから止めましょう。立ち止まったり、自分たちの置かれてる状況を嘆いたりするのは。好き勝手やらせてもらいましょうよ。宍戸美由紀(オーナーシェフの娘で支配人)の好きなようにすればいいじゃない。宍戸鉄幹(オーナーシェフ)の持ってたお客さんが来なくなったって別にいいじゃない。メニューだって全部桑さん(副料理長)の好きにするといい。それでバッカナーレで無くなるようでしたら名前も買えちゃいましょう。僕はそうします。うまくいかなくなったらそん時は、そん時で。でなきゃ、僕ら宍戸鉄幹に負けてしまいます。絶対ヤダな、そういうの。上の人間が作って来たものをぶっ壊すのが下の人間の礼儀でしょ」[ホール責任者(北村一輝)が一緒に飲んでた支配人(内田有紀)と副料理長(佐々木蔵之介)に語った言葉。オーナーシェフがイタリアに旅立つことになり支配人が戸惑っていた場面]
毎回いくつかの言葉が響いてましたが、最終回のこの2つの言葉にはこのドラマの神髄みたいなものが詰まっているように思いました。
パスタを作りたい一心のバンビーノ(松本潤)。初めからはやらせてもらえず、アルバイト期間も先輩役の佐藤隆太から怒鳴られまくります。博多に戻っての大きな決断。そして的を絞って脇目も振らず働きます。ウエイター、ドルチェアシスタント、パスタアシスタントと少しずつ夢のステップを駆け上っていきます。どんな職業であっても必ず乗り越えなくてはならないたくさんの壁。不本意だけどやらなければならない壁の連続・・・。最後は東京の父親のように思っていたレストランバッカナーレのオーナーシェフ(市村正親)と博多の父親だと思っていたレストランのオーナーシェフ(山本圭)がそれぞれ自分の店を捨ててイタリアに行ってしまい、それに刺激を受けて主人公のバンビーノも更に新たなステージへと移ります。
人生一生勉強だなあと思いました。ずっとやり続けること、終わりがないこと。年を取るとだんだん保守的になり冒険もせず、学ぶことも疎かになります。主人公のバンビーノが高みを目指してどんどん行動に移していくように、何だか頑張んないと、と私自身とっても刺激をもらいました。レストランバッカナーレのオーナーシェフが、「バンビーノが羨ましい。これからやらなければいけないことがたくさんある」と彼もバンビーノから刺激を得てすべてを捨てイタリアに羽ばたいたように、このバンビーノを見ていると忘れていた若いころの熱い思いなどを思い出させてくれます。バンビーノは何かとすぐに走りだし、30代のホール責任者や支配人、副料理長の3人が暖かい目で見守り「なんで走るの?」「私たちも走ってみますか」と言っていましたが、熱い気持ちをもって目標に向かって走り続けることはとっても素敵なことだなあと思いました。熱い気持ちを持ってぶつかるからこそ、若いって素晴らしいんだなと思います。このドラマを観て、若者には負けてられないな~と思ったのです。いいドラマに出会えました。
おまけ:ドラマで使われてた嵐の「We can make it!」も好きになりました。このドラマ、お勧めです。
はじまりの歌 [松本潤(嵐・松潤)]
松潤の出たドラマ「はじまりの歌」を観ました。
2013年NHK全国学校音楽コンクールで嵐の歌う「ふるさと」が小学校の課題曲に選ばれ、それをモチーフにして作られたドラマ。松本潤、榮倉奈々、戸田菜穂、国村準、由紀さおりなど出演。
東京でフリーカメラマンをしているワタル(松本潤)は生まれ故郷の山口萩に取材で戻り、小学校で子供たちの合唱の指導をしている幼馴染でかつての恋人の夏香(榮倉奈々)と再会する。故郷には、朝から市場で働くシングルマザーの姉(戸田菜穂)や船頭になった父(国村準)、窯炊きをしている友人や、一度勘当されて酒屋の家業を継いだ友人がいて、小学校の子供たちの合唱のピアノ伴奏や遠足、町の祭りに没になった自分の写真を出すうちに自分が本当は何を目指していたのか、明確に悟り始めます。そして故郷に戻り教師になるかつての夢を実現させようと決心するところでドラマが終わります。
山口萩の景色や古い小学校の校舎がとっても魅力的でした。子供たちの合唱の練習もユニークだったけれど、その合唱曲の「ふるさと」がなんともステキな曲でした。嵐がカバーしていたなんて全然知らなかったし、みんなの歌にもなっていて、今や子供たちの卒業式の歌にまでなっているだなんて。この歌を聴いていると何だか泣けてきます。嵐の映像のバージョンとみんなの歌の絵のバージョンの歌詞が違うので両方載せてみましたが、どちらもステキです。
きみはペット [松本潤(嵐・松潤)]
「きみはペット」を観ました。
漫画が原作。松潤と小雪で2003年にドラマ化。その後2011年に韓国(チャン・グンソク主演)で映画化もされてます。「ペットとしてなら家に置いてあげてもいい」とキャリアウーマンのすみれ(小雪)に言われて、人間なのにペットになったモモ(松潤)が可愛らしく、小雪も松潤も息がぴったりで二人ともはまり役でした。「すみれちゃん、お帰りなさい」と言って、帰ってくるご主人様のすみれをけなげに待つモモに、疲れた世の女性たちは結構癒されたドラマだったのでは!?と思いました。