ハッピーフィート [アニメ映画]
映画サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/happyfeet/
「ハッピーフィート」観てきました。
ノリノリの音楽と共に、ペンギンたちが歌うわ踊るわで、楽しかったです。画像がアニメとは言えないくらい実写に近いものがあり美しいです。音楽もスティービー・ワンダーのI Wish、クイーンのSomebody to Love、プリンスのKiss、エルビス・プレスリーのHeartbreak Hotel、フランクシナトラのMy Way、アース・ウィンド・アンド・ファイヤーのBoogie Wonderland などが使われ馴染みの曲ばかり。
日本語吹き替え版だったので、せっかく声を担当してるイライジャ・ウッドやロビン・ウィリアムズ、ブリタニー・マフィー、ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンの声を聞けず楽しみも半減かも・・・と思っていたのですが、もちろん歌の部分はそのまま使っていて字幕だったし、吹き替え版はさすがプロの方がアテてるだけあって、予想をはるかに裏切り素晴らしかったです。日本語吹き替え版でも大満足でした。
ラテン系ペンギンのアミーゴズの5人組みがおもしろくてホッとさせてくれるキャラクターで、私は大いに気に入りました。吹き替えでは軽い茨城弁、福島弁に似たアクセントで笑えます笑えます。皇帝ペンギンの世界では歌がうまく歌えないとペンギン失格とまで言われてしまう中、主人公のペンギンマンブルは音痴で歌がうまく歌えないのです。彼のとりえは唯一踊りがうまいこと。でもラテン系のペンギンたちにとってはこの踊りがうまいマンブルはヒーロー的存在で、世界が違えば重んじられる価値も違うということをまざまざと見せてくれました。アニメと言えどもちゃんと教訓があるのです。
人間が魚を獲り過ぎてペンギンたちの食べる魚が無くなっていること、人間が出したごみのお陰でペンギンたちが苦しんでいることなど、マンブルの冒険によって次々と明るみになります。社会風刺になっていて、単なる子供向けアニメとは思えません。
アカデミー賞ではアニメ部門で唯一「カーズ」だけを観てたので「カーズ」を応援していたのですが、この映画を観てこの映画がアカデミー賞のアニメ部門受賞した意味がわかりました。なるほどね、と言う感じです。今年は地球温暖化のアル・ゴア氏の「不都合な真実」もドキュメンタリー部門で受賞したし、この映画も人間に対する警告を含んでいて、単に楽しいだけではない、奥深い映画だからこそ受賞したのだなあと思いました。
子供と見るならこの映画は最近観た映画の中では最もお勧めかな。特にこれらの曲に馴染みある大人には更に楽しめること受けあいです。以下は映画の中で使われていた曲です。
- アーティスト: サントラ, プリンス, ジア・ファレル, P!NK, ブリタニー・マーフィー, パティ・ラベル, ヨランダ・アダムス&ファンタジア・バリーノ, ブラン・ニュー・ヘヴィーズ, ジャマルスキ
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2007/02/07
- メディア: CD
マダガスカル [アニメ映画]
アニメの「マダガスカル」見てきました。
会場は子供連れが多くて、子供のキャキャと喜ぶ声が響いてました。
シュレーク2などを作ったドリームワークスが作った待望の「マダガスカル」。シュレーク2はお姫様と王子様の物語でしたが、今回はニューヨークとマダガスカルを舞台にして、ライオン・シマウマ・カバ・キリン・ペンギンがそれぞれの強烈なキャラで、ニューヨークからマダガスカルへと舞台を移しての冒険物語でした。ニューヨークの摩天楼やグランドセントラル、地下鉄なども良く描かれ、またマダガスカルの森の極彩色のきれいなこと。海と森とマダガスカルに住むいろんな特徴持つ珍しい小動物たちの世界。色彩、質感、動き(特にそれぞれの動物たちのかなりすばやい動きの場面が多くて、途中疲れることもありましたが・・)、そしてラテンのノリノリ音楽と、すごくよく出来てました。
吹き替え版だったのですが、こちらも動物の動き同様日本語自体がとても早く、聞き取りにくかったのと、難しい言葉やジョークがあって、子供には理解できてるのかしらと不思議に思いました。ケラケラ子供が笑ってるのはそのジョークや理由が良くわかって笑ってるのか、単にアニメにつられて、あるいは他の子の声につられて笑ってるのか、摩訶不思議でした。
最近のアニメは大人が見ても十分見ごたえがあり、意外とターゲットは大人なのではないのかなと思いました。
ちょっとマダガスカルの自然を満喫でき、リフレッシュした気分。