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コーダあいのうた [アメリカ映画 賞受賞]

アメリカ・フランス・カナダ映画「コーダあいのうた」(Coda)を観ました。

コーダ あいのうた [Blu-ray]

コーダ あいのうた [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • 発売日: 2022/09/02
  • メディア: Blu-ray

2021年の作品。IMDb評価は8.0。2021年アカデミー賞作品賞、助演男優賞(トロイ・コッツァー)、脚本賞受賞。フランス映画「エール!」(2014年)のリメイク版。2015年にオリジナル版のフランス映画「エール!」を観ていますが、フランス版もとっても良かった印象があり、ぼやけた記憶では比較しにくいのですが、ほとんどのシーンの描き方が同じように感じました。ジョ二・ミッチェルの「青春の光と影」(Both Sides Now)の曲を歌ったエミリア・ジョーンズの歌声がとっても印象的な映画でした。


一家で耳が聞こえるのは高校生のルビーだけ。ルビーは常に父、母、兄の通訳として一家を支えてきた。家族で漁師をし生計を立てる一家だが、気になる男の子が入部した合唱部にルビーも入部。そこでルビーは才能を見出され、教師から名門校を受験するよう勧められる…。

手話が圧巻。主役のルビー演じたエミリア・ジョーンズの歌声も素敵。家族が最後はルビーを手放し大学受験させてくれ、好きな道に進ませてくれるところは本当に良かったです。「青春の光と影」はどこかで聞いたことのある懐かしい曲という感じでした。調べてみたらジョ二・ミッチェルの曲でした。私にとってジョ二・ミッチェルは名前だけ知っている程度ですが、私よりもっと上の世代の人が聴いたらもっと懐かしさがあるでしょう。昔の曲はいい曲が多いと思いました。この曲も名曲ですね。naonaoお勧め度★★★★★

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ノマドランド [アメリカ映画 賞受賞]

アメリカ映画「ノマドランド」(Nomadland)を観ました。

ノマドランド [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

ノマドランド [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2022/04/13
  • メディア: Blu-ray

2021年の作品。IMDb評価は7・3。アカデミー賞作品賞、監督賞(クロエ・ジャオ)、主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)受賞。ゴールデングローブ賞映画作品賞、監督賞受賞。ベネチア国際映画賞金獅子賞受賞など他多数。ジェシカ・ブルーダーのノンフェクション「ノマド:漂流する高齢労働者たち」が原作。

ネバダ州エンパイアで教師をしていたファーン(フランシス・マクドーマンド)。既に夫を亡くし工場閉鎖で町全体が無くなったため家を手放し、車一つで街から街へと転々としては仕事をするノマド(放浪者)となる。同じノマド仲間との交流、全米各地の大自然を満喫する様子が見ものでした。この交流や半分旅行気分が、バックパッカーで旅行していたころを思い出させました。

Amazonの荷物パッケージ、国立公園の清掃、ファーストフード店の作業、ビートの収穫、そしてまたAmazonへと戻っての仕事。その間に縁のある他のノマドたちとの交流があり、いろんな場所へと移動しながら観光し、大自然の中に身を置く生活。本当にノマドであるボブ・ウェルズやスワンキー、リンダ・メイも出演。自分の人生を語り、自分の人生を見つめ、悲しみや苦しみを共有する…。途中自家用車が壊れて姉のところにお金を借りに行って、「ここに住んだらどう?」と聞かれても断り、気の合う男性ノマドが子供の迎えで子供の家に戻ることになり、そのノマドのところに遊びに行くとまたもや「ここに一緒に住まないか?本当にどう?」との誘いも断り、そしてまた車でノマドの生活に戻る彼女の生き方が、これもありだなあと思いました。ノマド同士の会話は、バックパッカーの会話と同じ。特にインドあたりをふらふらしている人たちの会話と一緒。ヨーロッパ辺りを廻っている旅行者たちはみんな急いで旅行してるから深い話はできない。けれどインドやネパールなど物価の安く長居して時間のある旅行をしてる旅行者が多いところは深い話ができる。人生を深く考え、いいアドバイスももらい、とっても有意義だったなあと今でも思い出します。ゆっくり観光して大方終われば次の目的地へ。そしてまた違う旅行者と出会う。「またどこかの旅路で会いましょう」というのが合言葉というのもバックパッカーと似ているなあと思いました。彼らのようにずっとノマドはきついけれど(年取ってやってるのが凄いタフだと思いました)、やはりバックパッカーのような旅のスタイルはいいなあと思いました。ノマドのいいとこどりみたいな感じで。またバックパック一つで旅行がしたい。そう思える映画でした。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

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シェイプ・オブ・ウォーター [アメリカ映画 賞受賞]

アメリカ映画「シェイプ・オブ・ウォーター」(The Shape of Water)を観ました。

シェイプ・オブ・ウォーター オリジナル無修正版 [Blu-ray]

シェイプ・オブ・ウォーター オリジナル無修正版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2018/12/05
  • メディア: Blu-ray

2017年の作品。IMDb評価は7・3。ギレルモ・デル・トロ監督作品。ロマンス、ファンタジー。アカデミー賞4冠受賞(作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞)他にゴールデングローブ賞監督賞、作曲賞受賞、ベネチア国際映画賞金獅子賞受賞。半魚人と清掃員の女性の交流の物語。不思議な世界でおとぎ話のようでした。「パンズ・ラビリンス」に似た不思議な感じと怖さと美しさが漂い、ギレルモ・デル・トロ監督映画だとすぐにわかるくらい独特の世界でした。作曲賞をあちこちで獲っているだけあって、音楽が格別素敵でした。

時代は1960年代の冷戦時代。米ソで我先にと、南米で神と崇められている半魚人の生態を明かすのに躍起になっています。表向きはアメリカの研究者で実はソ連のスパイであるホフストテラー博士(マイケル・スタールバーグ)は、アメリカが先に解明する前に半魚人を殺すようソ連から指示を受けますが、彼はその指示に背き半魚人を生かしたいと考えます。耳は聞こえるが言葉を発することができずいつも手話を使っているイライザ(サリー・ホーキンス)はその半魚人の運び込まれた研究所の清掃員で、いつしか彼女は半魚人の彼に親しみを覚え、卵をあげ音楽をかけて曲に合わせて彼の前で踊ったりして、時を楽しむようになります。研究所の軍人ストリックランド(マイケル・シャノン)が半魚人を痛めつけ彼が血を流して失神している様子を見て、イライザは彼を研究所から自分の部屋へ運び込むことを計画。一緒にいるジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)に協力を求め、ホフトステラー博士も加わり強行。しばらく彼を囲うことができましたが、いざ彼を川へ連れていくと追ってきたストリックランドが彼とイライザを銃で撃ちます。半魚人の彼の傷はすぐに治癒。川に飛び込み一緒に川に引きずられたイライザもまた傷が癒え、二人は川の中で抱き合ったままのエンディングでした。

主役のサリー・ホーキンスは「しあわせの絵具 愛を描く人 モードルイス」でお馴染みでした。観てる映画「パディントン」「ブルージャスミン」「ジェーン・エア」「私を離さないで」にも出てたようですがはっきりとは覚えていず。友人のゼルダ役にオクタヴィア・スペンサー。「ヘルプ~心がつなぐストーリー」以来。米ソの冷戦時代を描いているので、ソ連のスパイのホストステラー博士が任務を果たしていないと別のソ連のスパイに銃で撃たれ、そこへアメリカ軍人のストリックランドがやってきてソ連のスパイたちを銃殺したかと思いきや、ホストステラー博士をソ連のスパイなのかと詰問して最後には殺してしまうのが、とっても怖かったです。またイライザが住んでいたアパートが何ともお洒落だった。半魚人と二人で浴室を水でいっぱいにして楽しむ様子が楽しかった。テレビ番組も白黒で当時人気の色々が映りだされていたので、それを知ってる人はもっと楽しめる映画なのでは、と思いました。怖い部分を除いたら安心して観ていられるでしょうが、怖い感じはこの監督のお得意としてる部分なので除くことはできないかな。怖い+美しい+不思議な映画。naonaoお勧め度★★★★★


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プロミシング・ヤング・ウーマン [アメリカ映画 賞受賞]

アメリカ映画「プロミシング・ヤングウーマン」(Promising Young Woman)を観ました。

プロミシング・ヤング・ウーマン [Blu-ray]

プロミシング・ヤング・ウーマン [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2022/08/03
  • メディア: Blu-ray

2021年の作品。IMDb評価は7.5。アカデミー賞脚本賞受賞。キャリー・マリガンが出ているので観ました。かなり重たい内容ですが、結構ポップに作られ軽いノリの作りです。それでも最後の結末はやりきれませんでした。

キャシー(キャリー・マリガン)は夜な夜なクラブに出かけては声をかけてくる男を待ち、家にお持ち帰りしてレイプする男を制裁していた。彼女の友人が学生時代に集団レイプされ彼女が命を落としたのを許せずにいたからだ。長年にわたりこの生活を送る中、自分が中退した医学部で一緒だったライアンと久々に再会し、彼と恋仲になるときに、友人が集団レイプされたときの映像を入手することになる。その中には傍観者としてライアンもいたことにショックを隠せないキャシー。彼とは別れ、集団レイプの中心にいた一人が結婚する前夜、バチェラーパーティを開いていたところに、キャシー自らが出向いて彼らに制裁を与えようとするのだが…。

男性のレイプを許せないキャシーの結末。それは制裁を与える相手に殺されることでした。彼女はそれを予測していたかのように、「私が戻らなかったら警察に届けてほしい」と各方面に知らせておきます。彼女が戻らず、手に入れた映像が決め手となって、警察が結婚式にやってきたのでした。

怖い内容でした。彼女の服装や髪型、彼女が働くカフェ、彼女の部屋などパステルカラーを使ってポップでいかにも可愛らしいのですが、内容は重々しく最後は嫌な感じが残りました。後味悪すぎた。キャリー・マリガンははまり役で彼女の違った一面を観たようでした。naonaoお勧め度★★★★

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レディ・バード [アメリカ映画 賞受賞]

アメリカ映画「レディ・バード」を観ました。

レディ・バード [Blu-ray]

レディ・バード [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2019/07/03
  • メディア: Blu-ray

2018年の作品。IMDb評価は7・4。青春映画。ゴールデングローブ賞作品賞受賞、主演女優賞受賞。賞も受賞し、Rotten Tomatoesでもその年のベスト映画に選ばれている作品。サクラメントの高校生からニューヨークに憧れてニューヨークの大学生になる揺れ動く時期を繊細に描いています。

父も兄も失業して家計が苦しい中、母だけが働き、娘のクリスティン(シアーシャ・ローナン)にもくどくどとお金のことについて話す母親。確執のある母と娘。クリスティンは自分でレディ・バードと名乗っている。最初のボーイフレンドのダニー(ルーカス・ヘッジズ)がゲイであることを知り、ショックを受けるレディ・バード(シアーシャ・ローナン)。そして2番目のボーイフレンドのカイル(ティモシー・シャラメ)とはお互いが初めての人になったと思ったのに、彼にとっては6人目だか7人目だかの女であると知ってショックを受けるレディ・バード。憧れていたプロムにカイルの迎えで出かけるものの、別の仲間たちがプロムに行かないと言い出し、レディ・バードは少し仲たがいして疎遠になっていた親友のジュリーの家に寄ってもらいプロムに参加。サクラメントの田舎から憧れのニューヨークに出たい彼女は、母に内緒でニューヨークの大学を受験し補欠で合格。旅立ちの時を迎える…。

相変わらずシアーシャ・ローナンの演技力が素晴らしい。ティモシー・シャラメも出ていて良かった。みんなが絶賛するほどいい映画だとはあまり思えませんでしたが、揺れ動くティーンエイジャーのこの時期を繊細に描いてはいたと思います。naonaoお勧め度★★★★

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