あと一センチの恋 [イギリス映画]
「あと一センチの恋」を観ました。
「P.S.アイラヴユー」と同じ原作者セシリア・アハーンの「愛は虹の向こうに」を基にした映画。「P.Sアイラヴユー」が結構好きな映画だったので、この映画も期待してみました。期待は裏切られることなく、とっても良かったです。
幼い時からの親友で全てを分かち合ってきたロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・フランクリン)。二人のすれ違いを描くラブストーリーでした。二人がすれ違うことが多くて途中で人生はやはりこんなもんだなあ、そうはうまくはいかないよなあと思いましたが、最後はめでたしめでたしで本当に良かったです。映画の中で使われている音楽も軽快で、ときにはしっとりとして音楽も二重丸。そして主役のリリー・コリンズがとってもチャーミング。何でもフィル・コリンズの娘さんだというので驚きです。フィル・コリンズからこんな可愛い娘さんは想像できないんですが…。そしてオードリー・ヘップバーンの再来と言われているらしい(眉が太いからか!?)世界の最も美しい女性の第4位にも選ばれています。そして相手役のサム・クラフリンも結構ハンサムでこちらもドラマ「ダーク・エイジ ロマン 大聖堂」のリチャード役をやっていた俳優さんだと知ってびっくり(思い返せばそうなのかもと思いました。ドラマを観ていた時は主役のエディ・レッドメインしか目に入っていなかったので…)。イギリス人の俳優さんたちもどんどん世代交代しているので追いつくのが大変ですが、もっといろいろ観たいなあと思いました。
幼馴染で本当はお互いが好きなのに好きだとお互いに言わず、こんなにタイミングが悪いのか!?と思えるくらいタイミングが悪く、いつも違う相手を選んでしまうストーリー展開です。舞台はイギリスの田舎町とアメリカのボストン。アレックスにはロージーのほかに2人の女性が別の時期に現れ、ロージーにはアレックスのほかに別の男性との間にもうけた子供ができ、その男性と途中でよりを戻したりします。ロージーの父親が旅行先でなくなり、旅行先から送られてきた手紙が父の葬式後に送られてくるのですが、その手紙には「願ったら人生叶わない夢はない。君にはできる」みたいなことが書かれてあり、ロージーは自分の夢であるホテルを開くのです。そして自分の夢を叶えた途端、そこにそのタイミングでフリーになったアレックスが現れるという寸法…。
とにかく全てはタイミングだなあと思える映画でした。あと少しで届くのに届かないまどろっこしさが時に切なく、胸に刺さる映画でした。最後はハッピーエンドだったけれど、現実の世界ではそうはうまくいかない、だからこそ余計にうまくいかなかった途中のすれ違いが、とっても胸にグサグサ来ました。結構私好みの映画でメチャクチャ良かったです。
>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2016-01-07 18:03)