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パラヴィの見つけた幸せ [インド映画]

インド映画「パラヴィの見つけた幸せ」(Maja Ma)を観ました。

パラヴィの見つけた幸せ

パラヴィの見つけた幸せ

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/10/06
  • メディア: Prime Video

2022年の作品。IMDb評価は6.1。LGBTQを扱ったドラマ映画。

テジャスがリッチなインド系アメリカ人のエシャと婚約したいと申し出た時、テジャスが本当にエシャを愛し決してお金目当ての結婚ではないことを証明するために、エシャの両親はうそ発見器にかけたいと申し出る。それを素直に受けうそ発見器にかけられるテジャス。そしてお金目当てでない真実の愛であることが見事証明され、今度はインドで両家の両親の顔合わせになった。テジャスの母親パラヴィは料理上手で踊りもうまい人だったけれど、パラヴィが同性愛者ではないかとの疑いが浮上し、パラヴィにもうそ発見器をかける案が出てくる。一体どうなる?という話。

息子テジャスは母の同性愛を知ってそれを治す祈祷師まで探し、夫は自分がしっかりしなければとバイアグラを買いに走る始末、娘は相変わらずLGBTQの運動に余念がない。でも最後テジャスの婚約は破棄され、夫から和解が求められ、みんながハッピーという感じの終わり方だった。インドの音楽と踊りも少しだったけど健在。やっぱりインド映画には音楽と踊りを求めてしまうなあと思った。かなり前に観てレビューを書くのを忘れていたので今はこの映画のことをあまり覚えていない。あまり印象が残ってないのはやはりあまり感動がなかったからかも。私にとっては観ても観なくても良かった映画だったかもしれない。naonaoお勧め度★★★

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マッキー [インド映画]

インド映画「マッキー」(Makkhi)を観ました。

マッキー [Blu-ray]

マッキー [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2020/03/27
  • メディア: Blu-ray

2017年の作品。IMDb評価は7.7。ファンタジーアクションコメディ。音楽映画。輪廻転生によってマッキー=ハエに生まれ変わった主人公が恋敵の復讐に燃える。ハエ目線の映像が斬新で実に面白かったです。

ジャニは向かいに住むビンドゥに2年間も片思い。やっと気持ちを伝えると彼女もどうやら彼のことが好きな様子。そんな時建設会社の社長スディープがちょっかいを出してきて、ビンドゥを独り占めにしたいばかりにジャニを殺してしまう。しかし10日後ジャニの魂はマッキー=ハエとなり生を受ける。輪廻転生したのだ。マッキーの復讐が始まる…。

憎き敵スディープを倒すため、マッキーが立ち上がる。スディープにとにかく付きまとう。サウナでも寝ているときでも空港に向かうときでもいつ何時でも。そのうち好きだったビンドゥにも自分がジャニの生まれ変わりであるとメッセージを伝え、ビンドゥにハエ用の眼鏡やマスクを作ってもらい、体を器械で鍛え戦いに備える。最終的にはマッキー自ら火玉となって鉄砲の玉を発射させスディープの豪邸を焼き自ら命を落とす。そこに残っていたマッキーの羽をみつけたビンドゥは大切に持ち帰ったが、バイクで走っている彼女のちょっかいを出してきた別の男にまたマッキー=ハエに生まれ変わったジャニが「彼女に手を出すな」と忠告をする…。

ハエが歌って踊っても楽しかったし、いつも音楽が流れてたのも良かった。「マッキー、マッキー…」とマッキーの応援歌のような歌も楽しかった。ハエ目線の映像もなかなか斬新。頭空っぽにして子供も楽しめます。naonaoお勧め度★★★★


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バーフバリ 伝説誕生 [インド映画]

インド映画「バーフバリ 伝説誕生」(Baahubali:The Beginning) を観ました。

バーフバリ 伝説誕生 [Blu-ray]

バーフバリ 伝説誕生 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 株式会社ツイン
  • 発売日: 2017/07/05
  • メディア: Blu-ray

2015年の作品。IMDb評価は8.0。ファンタジーアクション。戦士バーフバリの半生を描く。壮大なスケールで映像も美しかった。退屈することなく楽しめました。いつものインド映画より歌と踊りが少なめ(女性相手に一緒に踊るのが僅か一曲)だったのが少し残念。ハリウッド映画もうかうかしてられないと思うほど素晴らしかったです。

シヴドゥと名付けられた男の子。彼は川で流されていた女性が抱えていた乳飲み子だった。村人に助けられ育てられる。大きな滝の上に一体何があるのかいつも滝の上に登りたいと思っていたシヴドゥ。何度も何度も登っては失敗する。そして滝の上からある日仮面が落ちてきた。その仮面の顔の美しさに魅了されるシヴドゥ。天女のような女性に導かれるように滝の上に登ることができると、アヴァンティカという女戦士が多くの敵と戦っていた。彼は彼女が好きになり彼女が知らないうちに手のひらや腕にタトゥーをいれてしまう。アヴァンティカの使命はマヒシュマティ王国のデーヴァセーナを救い出すことだった。彼女の使命は自分の使命でもあると考えたシヴドゥは、早速アヴァンディカを救出に行く。そこでわかったことはアヴァンディカは王妃でシヴドゥの生母であり、シヴドゥは王子であった。王であり父親であったバーフバリとよく似ているため、マヒシュマティ王国の家臣がシヴドゥの顔を見て思わず「バーフバリ」と声をあげ、家臣たちが「バーフバリ、バーフバリ」と次々に歓声を上げるのだった。

マヒシュマティ王国の最も忠実な家臣であるカッタッパは、シヴドゥの父の話を始める。二人の王子のうちの一人がシヴドゥの父バーフバリであり、もう一人がバラーラデーヴァであったと。二人の王子のうちどちらが王になるかを競うために敵国と戦い、敵国の王の首を獲った者が国王となるとしたとき、実際に敵国の王を殺したのはバラーラデーヴァであった。しかしバーフバリはたくさんの敵を倒すとともに民を守ったことで王になると告げられた。そして「仲間に裏切られてバーフバリは死に、自分がその裏切り者である」とカッタッパは語った…。

2作目を観なければ結末がわからない映画になっています。忠実な家臣のカッタッパがなぜシヴドゥの父、バーフバリを殺したのか気になるところです。それにしても映像美が半端なかった。インド映画なのでカラフルですが、戦いのシーンなど全体に青い画面にしたり赤い画面にしたり、色々工夫していて美しかった。「バーフバリ」の原点と言われてる映画「マガディーラ」を先日観ましたが、それに通じる映像美がここにもありました。戦い方もインドらしくて面白かった。もっと歌と踊りが入ってたら楽しかったなあと思いました。シヴドゥがアヴァンティカに恋して迫っていく様子のシーンの歌と踊りが素敵で綺麗でした。naonaoお勧め度★★★★★

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あなたの名前が呼べたなら [インド映画]

インド映画「あなたの名前が呼べたなら」(Sir)を観ました。

あなたの名前を呼べたなら [DVD]

あなたの名前を呼べたなら [DVD]

  • 出版社/メーカー: アルバトロス
  • 発売日: 2020/02/05
  • メディア: DVD

2017年の作品。IMDb評価は7・7。ラブロマンス。アメリカ帰りでつい最近結婚を取りやめた雇い主と裁縫の仕事を将来したいと思っているメイドの淡い恋物語。結構しっとりして良かったです。最後はこれからどうなるのだろうと思わせる終わり方でした。

田舎からムンバイに出てメイドをしているラトナ。「19歳で結婚して4か月で夫が亡くなった」「村での未亡人は死ぬまで未亡人」「都会に出されたのは口減らしのため」「4000ルピーの仕送りを義弟に当てにされている」そして妹に自分のような生活をさせないために学費を稼ぎ学校に行かせているが、妹は学校よりも結婚を選びラトナはショックを受ける。将来裁縫で生きていきたいため雇い主のアシュビンの許可を得て仕立て屋で働き、その後裁縫学校へ通い始める。

一方雇い主のアシュビンは建設会社の御曹司でアメリカ帰り。相手の女性の浮気で結婚を破談にしたばかり。一緒にいるラトナに徐々に心惹かれていき、妹の結婚式から戻ったラトナにキスをしようとするが、ラトナに拒否される。旦那様(Sir)でなくで名前で呼んでほしいというアシュビンのリクエストには応えられないラトナ。ラトナは身分の違いでこの恋は成就しないことを十分わかっていて、メイドを辞め妹が嫁いだ先に居候することにする。その後アシュビンのパーティで見かけたファッション関係の女性から電話をもらい働かないかと声を掛けられる。きっとアシュビンの計らいだろうと彼のオフィスを訪ねるもオフィスは閉まっていた。その夜アメリカに渡ったアシュビンから電話が入る。

ムンバイの街並みが懐かしかったです。ラトナがバイクで走るその走り抜けてく景色。布を扱ってる店や食べ物を扱う市場のカラフルな感じもインドって感じで。歌って踊ってのインド映画でなかったけれど、これはこれでまたしっとりしていて情緒があった。インドではカーストを超えて結婚はタブーだからメイドと雇い主の実らぬ恋だけど、アメリカに行っちゃえば大丈夫なのではないかなあと思いました。アシュビンがラトナをアメリカに呼び寄せれば二人は結ばれる。どうなったかはそれぞれの想像に任せる終わり方であるのもまた良かった。naonaoお勧め度★★★★

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きっと、またあえる [インド映画]

インド映画「きっと、またあえる」(Chhichhore)を観ました。

きっと、またあえる [Blu-ray]

きっと、またあえる [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ファインフィルムズ
  • 発売日: 2021/01/08
  • メディア: Blu-ray

2021年の作品。IMDb評価は8・3。青春ヒューマンドラマ。「きっと、うまくいく」「ダンカルきっと、つよくなる」に似たタイトルの「きっと、またあえる」。「ダンカル~」と同じ監督作品。「きっと、うまくいく」のほうが断然良かったけれど(「ダンカル~」とは同じくらいかな)青春の煌めきのようなものが描かれていて楽しかったです。

ラーガブは大学入試に失敗し自分が「負け犬」だと絶望のあまり建物から飛び降り自殺し未遂に終わるが脳にダメージを受け昏睡状態。離婚している父や母が病院に駆け付け、意識のないラーガブに話しかける。父がどれほど学生時代に落ちこぼれていたかを話し始める。そして昔の仲間たちを呼んで学生時代の昔話をラーガブの枕元で聞かせる…。

アニ(スシャント・シン・ラージプート)、セクサ、マミー、アシッド、デレク、へべれけの4Hの学生寮の仲間とマドンナのマヤ(シュラッダー・カプール)の青春時代をアニとマヤの息子ラーガブに聴かせる形で話は進行します。アニが上級生の命令で女学生たちの服をもらってくる指令を受け、女子寮に出かけるとそこで偶然話しかけたのは憧れのマドンナ、マヤ。そこからアニとマヤが親しくなっていき「上級生の命令で映画を一緒に観に行くように言われた」「上級生の命令で一緒にお茶するように言われた」と二人が付き合い始めます。一方学校のスポーツ大会でいつもビリの4Hの学生たちはいつも1番の3Hの学生たちに対抗して今回は1位を目指します。「負け犬」脱出のために。それぞれが大切なものを絶って(アニはつきあっていたマヤを避け、セクサはポルノ雑誌を見ながらの自慰を止め、マミーは母親に電話するのを止め、アシッドは口汚い言葉を使うのを止め、へべれけは酒を断つといった具合で)試合に臨み、結局最後の最後に接戦で負けた4Hの学生たちだけれど「失敗した者が負け犬なのではない」と言い放ち、「飲んで、食べて、生きろ。人生は短い」「今日が楽しめないような余計な心配は止めよう」「あるがままでいい」と最後の最後にインドらしい(+ラテンっぽい)歌と踊りで終わります。

よくできていました。青春時代にバカをやりながらも一生懸命だったその煌めきが眩しかったです。もう何十年もしてからこうして再会できるその友情もいいなあと思いました。「負け犬」なんて一体どういう人が負け犬なのだろうか。よくよく考えたほうがいい。彼らは負け犬と言われてたけど全然負け犬なんかではなかった。やはり一生懸命することが素晴らしいと思わせてくれる映画でした。100万人受験するうち1万人しか合格できないという狭き門、熾烈な受験戦争がインドにあることを知りました。昔何十年も前に私が学生だったときに、発展途上国ほど受験戦争が熾烈になると何かの授業で習いましたが、その法則が未だに当てはまるのかもしれません。主役のアニ役のスシャント・シン・ラージプートが2020年に自殺し今は亡き人となっていました。こんな素敵な映画に出て、まして自殺してはいけないというメッセージの映画に出ているのに自ら命を絶つなんて皮肉で悲しすぎます。ご冥福をお祈りします。naonaoお勧め度★★★★

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