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項羽と劉邦 King's War③  [中国ドラマ]

中国ドラマ「項羽と劉邦 King's War③」を観ました。

項羽と劉邦 [ノーカット完全版] スペシャルプライスコンパクトBOX [DVD]

項羽と劉邦 [ノーカット完全版] スペシャルプライスコンパクトBOX [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2015/07/15
  • メディア: DVD

全80話。41話~60話まで。

子嬰の娘の幼は父を励ます。子嬰は楚に下るか戦うかの決断を迫られ楚に下ることにした。咸陽に入った劉邦に跪き玉璽を渡した。司馬欣の部下の兵が腹を空かし食糧を盗むと、項羽は今や楚軍となった司馬欣の部隊も食事を平等にすることに決める。しかし食糧が無くなりつつあり、元秦の兵士100人が食糧をまた盗もうとし、章邯や司馬欣が兵を平等に扱ってほしいと願い出たが、項羽は降伏してきた秦軍の兵20万人を殺すことにする。帰りたいものには帰らせ、残った者には高台に駐屯させ夜襲を掛け谷底に突き落とした。それを知り虞姫は涙する。項羽は秦への憎しみしか学んでこなかったと言い放つ。

一方、劉邦は咸陽に入って以来、胡亥の姫を連れ3日も引っ込んでしまう。劉邦の命令で函谷関に兵を配備し項羽軍を通さないでいたが、これを見た張良は反対しそれを聞き入れない劉邦に失望しその場を去ろうとする。咸陽の町は兵たちの掠奪が相次ぎ荒れ放題。簫何は河川図、天文図、税、関所、戸数などの統計を持ち出し、宝石や財宝、衣装などは残しておいた。そして劉邦は項羽に攻める口実を与えないために咸陽からは城に行くことに決める。

その頃韓信は鐘離昧に別れを告げ楚軍から離れようと考え始め、曹無傷は項羽に下り、項伯は戦を知らせるために友人の張良のところに走るが、張良は劉邦にそれを知らせ項伯と劉邦を会わせる。簫何が項伯に「義兄弟の契りを結んだのに殺しに来るとは。諸侯のことを配慮すべきだ」と怒り、劉邦もまた「項羽のために守っていたのに」と言い、張良も「ここを動かない」と言うと項伯は「何としてでも戦を止めたい」と言い出す。項羽は戦を止めて宴を開き劉邦を招く(鴻門の会)。項荘の剣舞で劉邦が殺されそうになると項伯が観ていられず相手に加わり、張良は樊噲を呼んでくる。樊噲は宴に飛び入り項羽に義侠心について話し、その間劉邦は「曹無傷がスパイである」と項羽に寝返った雍歯に教えてもらいその上逃がしてもらう。その後英布に追われ命からがらに逃げ助かる劉邦。項羽は陳余、張耳、魏豹から咸陽の盟主になってほしいと言われる。亜父=范増は劉邦を取り逃して殺すことができなかったことをなじった。また諸侯に土地分割などしたほうがいいと言う。そこで項羽は関中を秦の章邯たち3人に分けて王とし、懐王を義帝とし、劉邦を巴蜀の王にした。張良の提言で劉邦は漢も一緒にもらうことにした。項羽は自ら覇王と名乗り、咸陽を切り捨て楚に戻り彭城で西楚を治めたいと願った。また項羽は子嬰を自害させ、秦が造った咸陽宮も安房宮も燃やしてしまう。

虞姫は若姜という趙出身の女性が倒れていたため連れて帰り看病し仲良くなった。項羽は若姜を英布と結婚させ離反しそうな英布を留めておく策に出た。

蜀に向かう劉邦たちだが蜀へ行く意義が見つけられず士気が全く上がらない部下の樊噲たち。その頃韓信は簫何の助手となった。張良は韓王に呼ばれて帰ることになったが、劉邦は張良に帰る際に桟道を焼くようにお願いし、劉邦は南鄭を目指して進んだ。項羽は最果ての地で劉邦たちが落ちぶれると考え、劉邦は下界と遮断されたこの地で兵糧を蓄え兵を集め鍛えて項羽を討つ時期を待とうと考えていた。韓信は倉庫などの食糧の管理を任されていたが不満であった。そこでここにいても先が見通せないと考え夜中に逃走。するとそれを察知した簫何は韓信を追い、行かないように説得するが大将軍以外に興味のない韓信に簫何は韓信を大将軍に推すことにし、他の古くからのメンバーたちの不満をよそに、それに納得した劉邦は韓信を大将軍にした。韓信はまず桟道の修復を始めるが、それは見せかけであった。その情報により章邯は関中を攻める計画を立てゆっくりしていたが、韓信はその裏をかき素早く裏道を通り陳倉を落とし、廃丘を落とし好畤を落としていった。王陵を知る盧綰に韓信は王陵を説得するようお願いしたが、韓信をやっかんでいて大将軍と認めていないため王陵を知らないと盧綰は嘘をついた。しかし劉邦に説得されて何とか王陵を説得もできた。張良は韓王から離れられずにいたが、項羽に韓に戻ることを許されると韓王は首をつって自害してしまう。范増に殺されそうになった張良だが、張良は韓王の亡骸とともに韓に戻った。

劉邦の家族を呼び寄せるため、王陵が迎えに行った。その頃項羽は王陵の母を捕まえていた。王陵は母思いで有名だった。王陵の母は母で自分のために子供に迷惑をかけられないと自害し、王陵に劉邦に忠誠を尽くすようにと使者に言葉を託した。劉邦の家族と共に夏侯嬰の許嫁の嫺(かん)がやってきて劉邦の妻の呂雉の世話焼き係となった。戚夫人が妊娠し男の子、如意を出産。おつきの叔母が強かで、戚夫人にわざと薬を飲ませ流産させかけそれを前日会った呂雉に転嫁。劉邦は呂雉に「仲良くできないなら会うな。出ていきたいなら出ていけ。勝手にしろ」と言い、呂雉は簫何にも相談しその場を去る。韓信はその頃蒯通と会う。蒯通は処世術に疎い韓信の右腕となる。

項羽は田栄の謀反を張良から知り、劉邦より先に田栄を討つべきと考え出兵。また英布に嫁いだ若姜は趙人でなく秦人で項羽の命を取ろうとしていたことがわかる。若姜は英布とも仲がうまくいかず姉妹の契りを結んでいた虞姫のところに戻っていた。漢に迫られた章邯は、城内の民を逃がし自分は漢に下らず亡くなった。また項羽の命で義帝は殺された。

4年間にわたる楚と漢の戦いが始まった。楚軍から漢軍に陳平が逃げ降下する。さっそく劉邦は陳平を使い魏豹のところに行かせて説得。その後魏豹のところに彭越を送り込み見張らせた。次に趙と代の軍を率いてる陳余を同盟に引き込むために夏侯嬰が話を聞きにいくと、張耳の首を望むというため陳余の案で張耳によく似た男の別の生首を陳余に送り、陳余を劉邦側に引き込んだ。後にこれがバレたが劉邦はうまく取り繕った。韓信は范増が守る彭城へと行くが、項羽を待ち伏せするも項羽はその策を見破っていて戻らず、范増は城を捨て逃げる。劉邦が彭城に入場。韓信は2万の兵を町の外で待機させていると劉邦は韓信が勝手に兵を動かしていると考える。韓信は劉邦に項羽が攻めてくるから彭城から出てるべきと進言するが劉邦は従わない。張良も事情を理解し、韓信に兵を渡すよう言うが劉邦は却下する。そこへ項羽が攻めて来て、劉邦は逃げる羽目に。魏豹と薄姫も楚軍に変装して逃げ、陳余は項羽に寝返り、ちょうど呂雉たちが彭城の劉邦に会うために移動中彭城陥落の知らせを受け、項軍に捕まってしまう。王陵が助けてくれた離れ離れになっていた子供たちとは劉邦が途中で会えたが、敵に追われる中後から迎えに来ると言って子供たちを置いてきぼりに何度もしようとする劉邦に対し、夏侯嬰は必死に子供たちを馬車に乗せようとし一緒に移動。途中で張良や樊噲と合流。沛県へ行き呂沢のところに落ち着くがここも既に楚軍が襲っていて食糧も乏しくなっていったため簫何が3か月分の食糧を送る。戦に負けてすっかり意気消沈していた劉邦だったが張良や簫何の説得で何とかやる気を起こし、項羽と戦うために沛県を出る。

戚夫人は陳平に「洛書にかかれた人相書が戚夫人の子供の如意に似ており天子の相が見える」と告げる。戚夫人は陳平に袖の下を渡し、自分の子供を太子にしたいと願い始める。劉邦がそのことを知ると戚夫人に忠告する。韓信は呼び出ししても来ないことが劉邦は気がかりだった。

知ってるエピソードと知らないエピソードが色々あり面白かった。戦争のシーンが痛々しい。中には使いまわしてるような戦争シーンもありなくてもいいかなと思った。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

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