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胎内記憶図鑑 [本]

最近読んでた本です。


胎内記憶図鑑

胎内記憶図鑑

  • 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
  • 発売日: 2022/04/04
  • メディア: 単行本

偶然YouTubeで知った絵本作家のぶみさんの絵本で、子供たちが胎内記憶を持っていてその記憶を話したら是非知らせてくださいと全国のお母さんたちに声を掛けて、毎回子供たちがしゃべる不思議な話をYouTubeで発信している方の手掛けた絵本です。1990年代に関口宏が司会で世の中の不思議なことをテレビでやっていた時があったけれど、その時に「お母さんのお腹の中にいたとき、新宿の夜景をお母さんと一緒に観て綺麗だった」とか「お母さんのお腹から出る時、先生の黄色い手袋を見た」とか当時テレビでやっていたことを思い出しました。その番組は子供の胎内記憶の他にも満月のパワーとか、前世の記憶とか、ダウンジングなど面白いことをやっていました。他に2018年に公開となったマンガ映画「ボスベイビー」を思い出しました。ませた主役の子供が、この世に生まれてくる前に大きなスクリーンに映るこの世の親をあらかじめ決めてやって来るシーンが印象的でした。子供は自分の親を選べないと一般的には言われているけれど、本当は子供が親を選んでやってくるという内容。のぶみさんのYouTubeでも同じようなことが何度も言われていました。そしてこの絵本も、まさにあの世でたくさんの子供たちがこの世に生まれる前のスタンバイで大きなスクリーンをみて親選びをしているのです。きっとそうなんだろうな、と思える絵本です。絵も可愛らしくて癒されました。

最近地震が多くて怖いと思っていますが、のぶみさんのYouTubeでは「龍神様が日本が揺れないように必死になって守ってくれている」「龍神様が体に傷を負ってボロボロになりながらも食い止めてくれている」「だからそのお礼の感謝の気持ちを送らないとだめだよ」と子供たちが言っています。私は東京に住んでいるので千葉県沖が揺れるとかなり怖いです。千葉の香取神宮や鹿島神宮が大切な所になっているらしく、子供も「ふつぬしさんに感謝しないと」と言っており、ふつぬしさんとは香取神宮の御祭神である経津主大神(ふつぬしのおおみかみ)であることがわかりそれを聞いた母親も知らず自分の子供がどこでそんな言葉を知ったのか心当たりがなくてびっくりしたと言っていました。私利私欲のための神祈願はご法度で、感謝の気持ちだけを述べる参拝が必要と伊勢白山道さんも言ってますが、きっとその通りなのでしょう。日本に感謝の気持ちでお祈りする人が少なくなったから、こんなに日本の大地が揺れているとも言えるかもしれません。2024年の4月8日が本当は危なかったと言われていたし、これからも危ない日は色々あるみたいで、特に2025年7月5日は色んな人が色々言っていて色々なことが重なっている模様。日々神様にお祈りし感謝しながら暮らしていきたいです。

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「生と死後」の真実 「生と死後」の真実2 [本]

最近読んでた本です。


「生と死後」の真実 Life&Death ~死後にわかります。この本が真実を伝えていたことを。

「生と死後」の真実 Life&Death ~死後にわかります。この本が真実を伝えていたことを。

  • 作者: 伊勢白山道
  • 出版社/メーカー: 観世音
  • 発売日: 2021/07/10
  • メディア: 単行本

ブログを普段から読んでる伊勢白山道山さんの著書。もともと死後の世界は興味あることだったので、今までもたくさんの死後に関連する本は読んできました。死後に関する本は久々ですが、この本にも同じようなことが書かれています。死後の世界があり魂は永遠であること。ただ今生きている普段からの3本のお線香による先祖供養や神祀りを勧めている点が伊勢白山道式。特に先祖供養は自分の遺伝子さえも変え生きる流れさえも変えると言うのがとっても画期的。自分の知らない先祖のお陰で今の自分もあり、先祖に感謝の気持ちを捧げ、特に父が亡くなった時には残された自分、遺族が供養のために生きるようにと言ってる言葉にとっても慰められました。多くの肉親や愛する人を亡くした人には「亡くなった人の供養のためにあなたが生きて供養をしなさい」という言葉は本当に励ましになると今でも思っています。

この本の表紙の色はチェレンコフ光、青色発光ダイオード、スサノオブルー。人が死ぬときに魂が人から抜ける時の色でインドのシバ神の色でもある。この色を見ると人が正気になるので、この色の電灯を照らしておけば犯罪も自殺も減ると言う。「自分の内在心がすべてを知っているから死後では自分の良心が裁く」「誰でも使命があるから生かされている」「この世の人の人生とは感謝すべきことに、漏らさずそのすべての気づくことに挑戦中ということ」「悩みながらの人生もいずれは終わる。深刻ぶることは何もなかった(とあの世で思う)」「どうせ歩くならば笑いながら歩けばよい」「自殺をすればもっと苦しくなる」「事前の、予想の心配だけで自ら死ぬな」「本当に体験してみろよ。全ては変わっていくから。心配するな」「先祖全体への供養をしていけば、亡くなった縁者も必ず救われていく」「供養は共に生きること」「最期の最後まで生きようと思うことが、生きながらこの世からあの世へと渡る秘訣」「現れるすべてが自分にちょうどいい(ようになっている)」「肉体は大切にするが執着はしない」「どんなものも期間限定で、自分が預かっているだけのもの」「生きている間に、自分が知らずに受けて来た御恩に気づけることが悟り」「生きてるだけで有難い」

この世に誰もが経験するために生まれてきた。だからどんな経験も尊い。今あることに感謝しながら生きていきたいと改めて思うのでした。

「生と死後」の真実 Life&Death 2 ~死後にわかります。この本が真実を伝えていたことを。~

「生と死後」の真実 Life&Death 2 ~死後にわかります。この本が真実を伝えていたことを。~

  • 作者: 伊勢白山道
  • 出版社/メーカー: 観世音
  • 発売日: 2023/12/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

「生と死後」の真実2。基本的に最初の本と同じで、普段の伊勢白山道さんのブログの神髄をまとめたものです。「死後の続きはある」「やり逃げはできない」「神様はすべてを観ている」「思いやりが深い人は若返る人が増え始める」「思い通りにならないから、楽しい」~あの世に行くと普通の霊界に行けた人は何でも思い通りにできる世界に入るが、これが飽きてくる。それを経験したくてこの世に生まれてきている。「心だけは年をとれない常若」「未来の自分が今の苦しい自分を見ている」「もしダメであってもその経験が自分に必要だった」「この世だけが自分の選択により、勇気により変化が起こせる唯一無二の次元」「…自分が死んだと気づいたときは、最初に見えた光の方向へ、光のカタマリの方へ、何の疑いもせずに、不安にならずに、躊躇せずに、はーいと子供に戻った気分で、楽しい気持ちランランで、そこに急いでください…」「バックアップデータの集積場=霊界、あの世である」「供養時に思う良い思い出が、故人への最高のプレゼント」「人の死には人智の及ばない様々な途方もない「重なり」があってこそだと思うこと」「故人に死んだ理由を思わない、問わないこと。供養していく決心を思うことが故人を助ける」「終わったことに対して、理由を問い続ける癖をやめること」「嫌な故人を思い出すことがあれば、心中で謝っておくこと…これが自分自身への最高のお祓い、浄霊になる」「幽霊も愛情を受ければ、改心して守護霊になる」「自殺しても悩みのリセットは絶対に起こらない」「自分が一番逃れたかった心痛や、苦境、虚無感の中での固定化が起こる」「自分で見えない壁を作らない」「日々の習慣性が人生を決める」「神仏に感謝する習慣、先祖供養や神祭りの習慣」「…般若心経の本質は「あなたは非常によく頑張りました、もう十分です、もうがんばらなくてもいいんだよ、この世界ではもう死んでいるから次の世界へ行きましょう、川の向こうへ行きましょう…ということ」「死ぬ間際の人に釈尊が掛けた言葉は、「最期の最後まで、自分の心が清らかになるよう努力しましょう、…素直に反省しましょう、…自分に関わってくれたすべての人に、今こそ感謝しましょう、心を明るくして、死に向かう準備をしながら、がんばりましょう」」「故人はあの世について語ってはいけない掟」「途中(ing)の中で去っていく」「…自分なりに一生懸命したならば中途半端でも良し、最高!とする生き方を学んだほうがいい」「辛いことはこの世で体験しておいた方がお得」「雨降らば降れ、風吹かば吹け(一休さん)の心境で生きる」「普段から一期一会の気持ちで暮らす」「愛情や感謝の気持ちを持ち続けること」「苦しい中ほど、それがチャンスだった」「理不尽で苦しい中でも明るく生きて、他人のためになりたい行動をするのがあの世で暮らす最高の貯金」「誰もが冒険家で、旅人で、大いなる母性に戻るチャンスを求めてさまよいに来てる」「大いなる母性(良心、内在神)が納得するような生き方を、どんな環境の中でも満足させることがゴール」「過去の因果をそれとは違う内容の苦労で、昇華を体験することもある」「生きてさえいれば大丈夫」「自分のことだけを考えず、全体を大切にする気持ちが、様々な幸運を呼ぶ近道」「草葉の陰の存在を忘れない」「自分の善徳貯金を増やすために、嫌いな存在も必要だったともいえる…」「思いやりを出す人は報われていく」「良くなれる理由(因果)の種まきが大切」「自信(自神)をなくさなければ大丈夫」「信じるべきものは、自分の心の良心に住む自神」「感謝だけを置いていく先祖供養。正しい先祖供養は先祖も救いながら、実は死後の自分を救っていく」「この世は仮の世界だから、何があっても大丈夫」「あの世にいた自分が、この世の仮の世界の「お試し」に挑戦したいと手を挙げたことを、誰もが忘れている」「今の自分の生活が、来世の環境を細かく決めている」「あなたは、わたしである」「理由なく嫌いな相手ほど、深い縁がある」「そういう相手には何を言われても、気にせずに流すことで縁が消えていく。馬耳東風」「あの世は行けばわかるよ」「この世のどんなことも、嬉しいことも悲しいことも、嫌なことも苦しみも、命さえも期間限定」

毎日の伊勢白山道さんのブログも楽しみですが、こういった本にまとまってみるとそのエッセンスを発見し、いいことを書いているなあと改めて思います。こういう風に考えられれば、生きることがまた違ってくるし、辛いことも悲しいことも何とか乗り越えられる。少しは軽い気持ちになれると思う。昔よしもとばななの本を読んでた時「ただ、生きていればいい」と言う言葉に出会い、涙したことがありましたが、人は言葉に癒される。この本にはそういう癒しの言葉がたくさん入っていると思う。

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マンガで読破史記 史記入門 「史記」で学ぶ故事成語  [本]

「三国志」「項羽と劉邦」と観たり読んだりして来たので、今度は「史記」を知りたいと簡単な入門編的な本を手に取りました。

史記 (まんがで読破 MD128) (まんがで読破 128)

史記 (まんがで読破 MD128) (まんがで読破 128)

  • 作者: 司馬遷
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2013/11/30
  • メディア: 文庫

まんがで読む「史記」。序盤「史記」を書いた司馬遷の人生が書かれてあり、友人の李陵が謀反の疑いで捕まり司馬遷も擁護して捕まり宮刑(男性の生殖器を除去される刑)となりその後も2年獄中生活。家柄が代々正史編纂の仕事に就いていてその仕事を引き継ぎ使命感を持って「史記」を完成させたとのこと。「史記」の最後の方は既に知っている秦の始皇帝や項羽と劉邦に関してなので余計にサクサクと読めました。

「史記」に描かれているのは2000年の歴史。君主、王朝の変遷=「年代記」、年表、王族、重臣たちの系譜=「表」、礼制、歴法、天文、治水、経済記録=「書」、地方統治の諸侯たちの記録=「世家」、王や諸侯でない個人の記録=「列伝」からなる。黄帝が中華民族の始祖であり、そこから5帝時代があり、夏王朝、殷王朝、周王朝、戦国時代へ突入し、秦、漢へと続き漢の武帝まで。

夏王朝の開祖は禹、殷王朝の開祖は湯王、30代が紂王(ちゅうおう)で、紂王の妲己(だっき)の溺愛で酒と色の日々の「酒池肉林」の語源となった話や、周王朝が200年続いた最後に引き継いだ幽王が笑わない妃のために間違いで狼煙をあげて妃が笑ったことから有事でもないのに頻繁に狼煙をあげて本当の有事の時には誰も王を助けに来なかった話、「死者に鞭打つ」と言う言葉が、楚に憎しみを持って呉に身を寄せていた伍子胥(ごししょ)が既に復讐を果たしたのに10年前に世を去った楚の平王の墓を荒らし平王の屍に鞭打ったというところから来たことや、「臥薪嘗胆」が越に負けた呉王が後継者の夫差に仇を取ることを託し、夫差が薪の上に伏して屈辱を思い出し(これは「史記」に記述がなく「十八史略」にある)その後夫差は越と戦い越王の勾践を破ったが、敗れた勾践は夫差の下僕となり仕え、苦い肝を嘗め屈辱を忘れなかった。この二つのことから「臥薪嘗胆」が生まれたということなど、たぶん学生の時に習っているだろうけどそんな元となった話など全然覚えておらず、結構今更ながらためになりました。劉邦の妻の呂氏が中国三大悪女に数えられる悪女であると言うのも初めて知り(他に唐代の武則天、清代の西太后)ドラマでは描かれてなかったのでドラマの先を知った気になり面白く読みました。


知識ゼロからの史記入門

知識ゼロからの史記入門

  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/01/01
  • メディア: 単行本

史記の入門編。わかりやすかった。殷の紂王と妲己の狂宴、周の西伯昌と息子の姫発と太公望の出会い、周が殷を滅ぼしたこと。斉の桓公と宰相の管仲、宋の襄公(無用の情けをかけて戦に負け死去してしまった襄公の話から「宋襄の仁」という故事が生まれる)、晋の文公=重耳(19年も亡命生活、放浪したのち王につく)、秦の穆公(自国民を大切にし他国民まで気にかけ大いに人望を集める)、楚の荘王(即位後3年間放蕩三昧し、臣下の助言により政務に励みだす)、楚の伍子胥(ごししょ)(呉へ亡命し「死者に鞭打つ」)、兵法書「孫子」を書いた孫武(呉王が寵愛する2人の姫を軍の隊長にして、命令を聞かない寵姫を斬り殺し命令に従わせた)、呉越の戦い(越の奇襲作戦=死刑が確定してる罪人が敵陣の前で自刎=越王勾践の軍師、范蠡(はんれい)の策)(夫差と勾践の二人はどちらも雪辱をはらすために苦行をしいた=臥薪嘗胆)(夫差=呉王が勝利していたがその後形勢が逆転し越が勝利する)そして韓、魏、趙、斉、燕、楚、秦が並び戦国時代に突入。

兵法家の呉起の仕官(生涯君主探しに明け暮れた)、商鞅(しょうえい)(秦の礎を築いた法家)、孫臏(そんびん)と龐涓(ほうけん)(同門出の因縁対決、兵法家同士の頭脳戦)、蘇秦の合従策と張儀の連衡策、趙の武霊王(伝統的な中原の服を廃止、戦いやすい胡服を採用)、燕の昭王が楽穀を登用(大将軍となり燕、趙、楚、魏、韓の5か国同盟を成功させる)、田単は「火牛の計」=牛の尾に葦の束を結い火をつけて燕軍陣地に放つ、を使い斉の息を再び吹き返らせる。趙の知恵者、藺相如(りんそうじょ)(藺相如と廉頗(れんぱ)の間で交わされた「あなたのためならたとえ頸を刎ねられても悔いはない」と言う言葉から「刎頸の交わり」の言葉が生まれる)、秦の白起将軍と趙の趙括が戦う(趙は崩壊寸前。白起将軍は血にまみれた生涯を送り生涯殺した人数は項羽を上回る)、秦にいた范雎(はんしょ)(スパイ容疑を掛けられるも、後に信頼され宰相に上り詰める)、秦の昭襄王に招かれた斉の孟嘗君(もうしょうくん)=四君子の一人(王の心変わりで幽閉され、盗みの達人や物まね名人に助けられ出国する。「鶏鳴狗盗」=秦の関所が一番鶏が鳴かないと開門しないところ物まね名人が鳴き声も真似て開門させた。この話が元になる故事)、四君子唯一の平民出宰相の春申君(李園の妹で妻が妊娠し王にあてがうようそそのかす。企てが漏れるのを懸念した李園に殺害される)、四君子の三人目の平原君(清廉潔白で「濁世の佳公子」と呼ばれる)、四君子の四人目の信陵君(劉邦も心酔した謙虚な人格者)

秦の始皇帝、項羽と劉邦の時代は馴染みのことが書いてあり今までの復習みたいな感じで読めました。武帝の時代になり少数で戦った李陵が投降し李陵を庇うと司馬遷は投獄され宮刑となることも書かれてました。司馬遼太郎のペンネームは司馬遷から取ったものと言うこぼれ話も載ってました。「司馬遷にははるかおよばないが、歴史の語り手たる日本男子がここにあり」の意味を込めていると言う。なるほど~。


横山光輝の『史記』で学ぶ故事成語 (小学館文庫)

横山光輝の『史記』で学ぶ故事成語 (小学館文庫)

  • 作者: 横山光輝
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/07/22
  • メディア: Kindle版
横山光輝のマンガ。司馬遷の人生も描かれ、「史記」に出てくる故事成語を描いてる。臥薪嘗胆、鶏鳴狗盗、完璧、奇貨居くべし(きかおくべし)、千金、焚書坑儒、背水の陣、四面楚歌、抜山蓋世。この本で初めて目にしたものだけ簡単に記しておくことにします。「完璧」は卞和(べんか)が趙の3代の王に自分が見つけた璧(円盤状の玉器)を見せに行ったところ2代の王に渡り「ただの石ころだ」と言われ片足ずつ足を切られてしまったが、最後の王がこれを璧と認め趙の国宝としていたところ、秦王が15の城と趙のこの璧を交換してほしいと申し出て、その交渉に藺相如(りんそうじょ)があたることになり秦王が約束を守るなら璧を置いてきて約束を破るなら璧は持って帰ることにしました。「璧を完うして(まっとう)して帰らん」から来ている。
「奇貨居くべし」は秦の呂不韋が趙に人質になっていた秦の王子の子楚を孝文王の夫人の養子にするよう計らい、子楚は後荘襄王となり、自分は秦の丞相となる。このように珍しい品は先に買っておけば後から大きな利益になると言う言葉。得難い機会を逃さず利用しなければならない意。
「千金」は呂不韋が学者たちを3千人集め天地、万物、古今の出来事を書物「呂氏春秋」にまとめさせ、自分の功績を世に知らしめるため御触書にこの書を読んで一字でも増やしたり削ったりできたものには千金=一万両を与えるとした。一攫千金の千金はここから来ている。
「抜山蓋世」は山を抜き取るほどの力と世をおおいつくすほどの気力があることで、項羽が最後の戦となった時に虞美人を前に読んだ詩から来てる。「力は山を抜き 気は世を覆う 時 利あらず 騅(すい)ゆかずして いかんとすべき 虞や 虞や なんじ いかんせん」から。騅は愛馬の烏騅のこと。虞は虞美人のこと。「史記」の故事成語はまだあるかもしれませんが、主要なものは理解できたので良かったです。

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尚食~美味なる恋は紫禁城で~  [中国ドラマ]

中国ドラマ「尚食~美味なる恋は紫禁城で~」(Royal Feast)を観ました。

尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ DVD-SET1

尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ DVD-SET1

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2023/02/03
  • メディア: DVD
尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ DVD-SET2

尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ DVD-SET2

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2023/03/03
  • メディア: DVD
尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ DVD-SET3

尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ DVD-SET3

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2023/04/05
  • メディア: DVD

2022年の作品。IMDb評価は7.6。ラブロマンス。明代第5帝宣徳帝となる朱瞻基(しゅせんき)と尚食局に配属された女官の姚子衿(ようしきん)の恋と、宮廷内の陰謀や皇后と側室の争い、尚食局での権力派閥争いの物語。宮廷料理の数々が説明入りでたくさん出てきました。二人の恋は微妙だったし、陰謀争いもそれぞれ中途半端な薄い感じで、料理もそこまで美味しそうには見えなかったのが残念。主役の朱瞻基役のシュー・カイが、評判通りハンサムで美しかったのは楽しかった。

姚子衿(ウー・ジンイエン)は幼いころから朱瞻基(シュー・カイ)を密かに思い、大人になって宮廷で女官になり尚食局で料理人として働く。朱瞻基のところに食事を作り運ぶ役目を賜ると、お互いに接近していく。そしてお互い相思相愛で物事が順調に進むのかと思いきや、側室になってほしいという申し出を姚子衿は拒み、料理人の道を突き進んでいきたいと申し出る。しかも姚子衿は実は初めから朱瞻基の側室として朱瞻基の祖父の永楽帝が決めていた人でもあることもわかる。そして姚子衿の抵抗もむなしく上からの命令で強制的に結局側室に。自分の料理人としての仕事も失い、皇后がヒステリーを起こしてしまったため仲の良い料理人の殷紫萍(ホー・ルイシェン)が罰せられ、実はそれがまた何やら芝居だったことがわかり、姚子衿はショックから声を失ったりもする。皇太孫妃の胡善祥(シャン・アン)が姚子衿に毒を盛り姚子衿が具合悪くなり、それが発覚して胡善祥は身分を剥奪され、姚子衿は皇太孫妃に…。

永楽帝が亡くなった時に、子のない側室は一緒に永楽帝と共に埋葬されるしきたりというのが怖かった。皇后が懐妊していず他の病気なのに、侍医全てに嘘をつかせて懐妊に仕立てられたり(側室の陰謀)、人質としている魏の王子が海藻でアレルギーを起こしたため、その調理担当した殷紫萍が罰せられたり、朱瞻基の側近の宦官が朱瞻基に毒を盛ったり、朱瞻基の叔父や側近の錦衣衛の游一帆(ワン・イージョー)が謀反を起こしたりと波乱含みでした。シンプルに美味しい食事と二人のラブロマンスの話かと思っていたので、そういうドロドロが要らなかった。ドロドロやるならせめて「宮廷の諍い女」とか「王女未央-BIOU」くらいにインパクトあるドロドロにして欲しかった。とにかく中途半端。

二人のラブロマンスも今一つだった。トキメキ場面が少なかったと思う。キャストも姚子衿を演じたウー・ジンイエンより、皇太孫妃の胡善祥役のシャン・アンや同期で尚食局に入った蘇月華役のワン・チューランのほうが美人で品があって、女主役にピッタリだったのにとも思う。まあ好みはあるので仕方なし。

「三国志」の関羽役のユー・ロングァンがここでは永楽帝役。「家族の名において」のジェンジェンの友人タン・ツァン役や「君、花海棠の紅にあらず」で劇団員で新聞社社長に嫁いだ役をしたホー・ルイシェンが主役の友人仲間の殷紫萍役。顔を見てすぐにわかり親しみを感じた。今回初めましてのシュー・カイはやはり格好良くて惚れた。もっと彼が出演してる作品を観てみたい。そんなわけでドラマとしては微妙。残念だけどnaonaoお勧め度★★★★

おまけ:陸虎(LuFu)が歌う尚食の主題歌。メロディがお気楽で楽しくて可愛い。陸虎は「君、花海棠の紅にあらず」の主題歌も歌ってる歌手で、ちょっとひねりのある素敵な曲を歌っているのだと思いました。

 

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中国・台湾ドラマ naonaoお勧め度一覧表 [中国・台湾ドラマ naonaoお勧め度一覧表]

中国・台湾ドラマも観終わったドラマが少しずつ増えてきました。韓国ドラマ同様、一覧表にまとめました。その都度これからも更新していきます。更新日2024・04・20

naonaoお勧め度★★★★★[王冠] 







naonaoお勧め度★★★★★







naonaoお勧め度★★★★






naonaoお勧め度★★★




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