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おんなの幸せマニュアル~俗女養成記 [中国ドラマ]

台湾ドラマ「おんなの幸せマニュアル~俗女養成記」(原題:俗女養成記)(The Making of an Ordinary Woman)を観ました。

第1話 負け組

第1話 負け組

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2020/10/01
  • メディア: Prime Video

2019年の作品。IMDb評価は8.5。コメディ。現代に生きる40歳近い女性と彼女の30年前の小学生時代を振り返る物語。かなりドタバタで楽しかった。特に子供時代の台南での彼女の家族が微笑ましかった。1990年代の台湾の経済発展具合と家族の様子が日本の昭和に似た感じなので「Always 三丁目の夕日」を思い出させノスタルジーがありました。

39歳の嘉玲(ジアリン)(シエ・インシュエン)は台北で秘書として働いていた。しかし仕事は社長と社長夫人の雑用ばかり。友人の結婚式に招待されてブーケトスでブーケをゲットした彼女は、同棲していた4年付き合う顕英(シエンロン)にそのブーケを使いプロポーズし、結婚への準備を進めることに。しかし結婚式のドレスも姑の好みに合わせなくてはいけず、彼に仕事も辞めろと言われてイライラが募っていき憂鬱に。会社を辞め、結婚も破棄して台南へ里帰りする。小学生の時に仲の良かった永森(ヨンセン)が議員に立候補していたため流れで手伝い、おばあちゃんが亡くなって親戚の口うるさい叔母が来たり、秘書として勤めていた時知り合ったマークから仕事の話をもらい台北に戻って会社面接を受けにいくが試験官に「あなたの幸せは何?」「10年後一体どんな風になっていたい?」と聞かれ、そのまま会社を飛び出し台南に戻り慕ってくれている永森と結婚を決め、気になっていた昔お化け屋敷と思っていたところを買うことにし、ゲイである弟たちカップルも招待して家族皆で夕食を囲うのでした…。

現在と30年前くらい前の過去を一体来たりして見せながら話が進みます。特に30年前の主人公が子供の時のシーンがまるで昭和の世界なので懐かしさひとしお。家の中の調度品といい、小物といい、ファッションといい。金持ちの友達のこと(お金があって羨ましくも両親が仲たがいしていて少しもいいと思わなくなったこと)や、帰省する都会の台北に住んでる叔母といとこ(押しが強い叔母は化学調味料など体に悪いと言って捨てさせ大騒ぎ。同じ年頃のいとこととは色々張り合って喧嘩っぽくなったり)と叔父(商売替えを頻繁にするお調子者の叔父は借金まみれ。ペット美容院をする話に乗り犬を洗ったりする小学生の嘉玲)、おばあちゃんの歌コンテストなど色んなエピソードがあり面白かったりほろりとしたり。おじいちゃんに「拾ってきた子供だ」と言われて家出し、子供同士で「秘密基地に集合」を合言葉にし、「アヤヤ」という子供だけが通じる言葉を使ったり、ピアノ教室に通うことにしてせっかく大きなピアノを買ってもらったのにすぐに飽きて使わなくなったりと、まるで日本の昭和の子供を観ているようでほっこりでした。またタイガーバームをお腹痛い時に塗り、その液体版を車酔いの時に使ったりしてるのも懐かしかった。アジア一帯で大流行りの万能薬。私の小さい時も家にあった気がする。いい大人になってからも旅行中タイかどこかで買い求めて持ち歩き筋肉痛のときや虫刺されの時にも使ったなあと。シンガポールでは行かなかったけど香港でタイガーバームガーデンに行ったことも思い出しました。また漫画のドラえもんを読んでたり、日本の叔母から貴重な塩漬けの魚を送ってもらい大切に食べたり、日本の高級なりんごをピアノの先生に持って行ったり、お父さんが日本語でダメとか言っていて、台湾人の日本好きが良く表れているドラマでした。

演技がちょっとオーバーリアクションだけど許容範囲。笑えます。おじいさんもおばあさんもお母さんもお父さんもみんな元気で面白い。いい人たち。子供たちが可愛い。漫画の世界からまるで飛び出してきたみたいな実写版のドラマみたい。コミカル。このタイトルがちょっと合っていない気がするけれど、昭和の時代を知ってる私には何だかとってもほっこり、懐かしい気分にさせられた。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

おまけ:旺福(Wong Fu)の歌うYou Complete Me。のんきなメロディでこのドラマらしいです。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-08-19 23:42) 

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