歓喜の歌 [日本映画 感動作]
天国は待ってくれる [日本映画 感動作]
映画公式サイト:http://tengoku.gyao.jp/
「天国は待ってくれる」観てきました。
この映画は何も語らない静かな間が多いためか、ゆっくりとしたものに感じられそしてそのスローさが心地よく、またやさしい気持ちになれて、自然と泣けたいい映画でした。後半はじわじわと胸に来てしまい、溢れる思いが自然と涙となって、何度も涙を流しました。映画を見て泣いたのは「ALWAYS三丁目の夕日」や韓国映画「春が来たら」を見て以来のこと。すごく良かった。しっとりさ加減が素敵でした。画像もきれいで、「大停電の夜に」を何故か思い出してました。
築地を舞台に小学校から仲良し組の3人が大人になり、その友情がどんな形を取るのか、「1人が2人を想い、2人が1人を想う。誰よりもお互いを想う3人が願った、ハッピーエンドを描いた」と脚本家岡田惠和氏が語ってます。この岡田氏はTVの「ちゅらさん」、映画「いま、会いにゆきます」を書いた”涙の脚本家”と言われているとか。
ストーリーを箇条書きにすると、突然薫にプロポーズする武志、とまどう宏樹、その後の薫と武志の結婚式当日に交通事故を起こす武志、3年間もの植物人間の武志、周りから押されて薫にプロポーズする宏樹、1ヶ月だけ記憶を無くして生き返る武志、薫と宏樹の結婚式を見届ける武志、という具合に確かに泣ける要素がこの映画の中にぎっしり詰まってるのですが、友情云々というより、この3人とその周りの人みんなの思いやり、暖かさのほうを強く感じました。武志の父親役の蟹江敬三がいい味出し、薫の母親役のいしだあゆみもよかった。一ヶ月だけ奇跡的に生還した武志のその意味の大切さや、本当に好き同士が一緒になれたこととかが、人生はうまくいくようになっていて、全ては収まるところに収まるのだと言われてるように思いました。
試写会場が朝日新聞本社の新館にある浜離宮朝日ホールでだったので、この映画のロケ地となった朝日新聞の出入り口など見れてこれたことと、試写主催が朝日新聞だったのでこの映画の冒頭に出てくる新聞記者役の現役記者の方から挨拶もあり、それがとても笑えたのはいいおまけでした。ロケ地となった聖路加病院や築地市場、はとば公園、勝鬨橋には寄れませんでしたが、帰りは銀座まで歩いて戻ってきたので薫が勤める鳩居堂の前も通り、大満足の一日でした。
椿山課長の七日間 [日本映画 感動作]
有楽町マリオンの朝日ホールにて、「椿山課長の七日間」を見てきました。浅田次郎原作のコメディタッチの映画で、泣き笑いする素晴らしい映画でした。
突然死した主人公が3日だけ今度は美女になって蘇り、生前には知らなかった事実を次々と知ることになるのですが、他にもやくざや子供も一緒に蘇って、それぞれの思いを果たして死の世界に戻るという筋書きです。
天国への旅先案内人のような天使役の和久井映見がはまり役彼女以外の天使は考えられないくらい妙に合ってました。ALWAYS三丁目の夕日に出演した須賀健太くんも好演。西田敏行もいつもの楽しいキャラでわかせてくれました。
観終わった後残るのは、やさしい気分。幸せ気分が漂います。それに本当に人生で大切なのは何かという根源的な問いを考えさせられる映画でした。思わず自分の人生を振り返ざるを得ない映画。愛するということが何より尊い、と思わずにいられない映画になってました。
会場はすすり泣く声で溢れ、エンドロールになっても誰も席を立とうとする人がいず、しばらく映画の余韻に誰もが酔ってました。私も久々に自然に涙を流しました。この映画は本当お勧め。泣き笑いするのが好きな人には特に。
あの世のことを書いているのに少しも怖くなく、むしろますます死ぬのが楽しみだなあと思えた映画でした。
ALWAYS三丁目の夕日 [日本映画 感動作]
昨日ALWAY三丁目の夕日の試写会に出かけてきた。すでにロードショーしてるが、今年のシネマ倶楽部の見事に第一位に輝いた作品がこの作品だったということで、表彰式に加えての試写会だった。この作品がこんなにも人を笑わせてほろりとさせる作品だとは思わなかったし、終わった後何ともいえない幸せな気持ちに包まれていて、本当素晴らしかった。昭和30年代に少しは引っかかって生まれたことが何だか自分で誇らしく思えたりもした。今日またALWAYSのHPにアクセスしてみたら沢山の賞を受賞していて、あまりにも好評だったので上映をどこも延長するとのこと。そうだなあ、これは感動作で、本当、元気のない人皆に見てもらいたい作品だ。出てくる人たちの一人ひとりの生き生きした表情、喜怒哀楽を前面に押し出して生きてる人々の活気。何だかインドとかネパール、タイなんかを思い出させた。アジアの活気って日本にもあったのね、って感じ。時空をワープしてこの30年代を旅行できたらアジアを回るみたいに珍道中できそう。映画を見た後の幸せ気分は、トムハンクス主演のターミナル以来のことだ。もちろん余韻はかなり違うけど、幸せ気分が残り、また明日も生きていかれると思えることでは一緒の作品で、私にとってはターミナル以来のいい作品でした。