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月上重火~江湖に燃ゆる愛~ [中国ドラマ]

中国ドラマ「月上重火~江湖に燃ゆる愛~」(原題:月上重火)(And the Winner Is Love)を観ました。

月上重火~江湖に燃える愛~ DVD-BOX1

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  • 出版社/メーカー: フォーカスピクチャーズ
  • 発売日: 2022/09/07
  • メディア: DVD
月上重火~江湖に燃える愛~ DVD-BOX2

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  • 出版社/メーカー: フォーカスピクチャーズ
  • 発売日: 2022/10/07
  • メディア: DVD
月上重火~江湖に燃える愛~ DVD-BOX3

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  • 出版社/メーカー: フォーカスピクチャーズ
  • 発売日: 2022/11/04
  • メディア: DVD

2020年の作品。IMDb評価は8・4。ファンタジー、ラブロマンス時代劇。48話。総製作費55億円。視聴回数40億を超える人気時代劇。レオ・ロー主演なので観ました。相変わらずレオー・ローくんの古装姿は気品があり見惚れてしまうほど美しい。いつまでも彼の姿を眺めていたかった。武林世界を平定するため悪者と戦う中で芽生えるラブロマンスで、レオ・ローくんの優美さ、品の良さ、チェン・ユーチーさんの可愛らしさが際立った素敵な武侠ドラマでした。美男美女でお似合いだったし、何より映像が美しかった。

重火宮の宮主、重雪芝(チョン・シュエジー)(チェン・ユーチー)は重火宮の秘伝書「蓮神九式」を盗まれてしまう。以前から何かと気にかけ、命を襲われそうになった時も、武術を競う大会でも助けてくれた月山谷の谷主、上官透(シャン・グァントゥ)(レオ・ロー)が「蓮神九式」を探す旅へと同行してくれることに。しかし彼らの行く手には様々な妨害が。何度も命を狙われるたびに上官透は雪芝を助けていた…。

とにかく上官透は雪芝に一途。何度でも何度でも命がけで彼女を守る。そんな彼女も上官透が好きになっていくが、彼がプレーボーイとのうわさも流れ、若い娘の誰もが憧れる上官透を信頼できない事件も起き、せっかく心通わせたのに一気に雪芝は距離を置いてしまう。誤解が解けるまで様々な事件が起き、事件解決に忙しい二人はなかなか会うことすらせず、かなりヤキモキ。でも彼女の知らないところでまたも上官透が命懸けで彼女を守ってくれたこと、プレーボーイであることは否定され、一方的に上官透を好きだった奉紫(フェンズ)とその師匠の仕掛けた罠であることが後からわかり、雪芝はまた上官透に心を寄せる。その間の10話くらいがとてつもなく長く感じた。欲を言えばこれを削ってもっとコンパクトにして欲しかった。

レオ・ローもチェン・ユーチーも二人ともが「霜花の姫」の出演者。重火宮を守る雪芝の兄のような存在のムーユエン演ずるゾウ・ティンウェイもまた「霜花の姫」に出演していて、そういう意味では顔馴染みが出ていて親しみやすかった。雪芝が幼くて何も知らない世間知らずみたいな設定で、それなのに宮主という思い任務を背負い普通の女の子になりたいと常々思っている可愛い娘役だったけれど、一方上官透は若くして人生経験豊富。ハンサムでいいとこ生まれでプレーボーイの称号がついて回り、でも実は人混みが苦手でひっそりと暮らしていた。彼の住む月上谷が美しく、桃の林の中でお香を焚きながら箏を奏で、夜は夜で池を前にしながら月見をしながらお酒を飲むような世界に住んでいる風流人。でも愛する雪芝に出会い、彼女のためならいつ何時でも、命を落としても彼女を守ろうとする。そのまっすぐな愛がやっぱり魅力的だった。足の傷の処置をしてくれたり、危機一髪の時にさっそうと現れ何度も救いだしてくれたり、「花が好きなら毎日花を届けよう」と言い実際にそれを実行したり、出店のお菓子選びに困っていると「それ全部」と買ってくれたり、蛍を眺めていて手のひらに蛍をつかみ渡してくれたり。時に争いでバサバサと人を扇で払っていくのも上官透に合っていた。刀を使わず扇とは。なんと優雅なことか。火の灯った白い提灯を空に揚げるシーンも美しく、私が旅先で経験したシーサンパンナのガンランパの仏陀のお祭り(11月の満月)を思い出した。月明かりだけで寺に自転車で向かい、寺で火の灯った白い提灯を空に揚げる情景が今でも目に焼き付いてます。キスシーンが比較的少ないのに、かなりロマンティックなシーンがたくさんあった。

残り三分の一くらいになって、上官透が第2皇子の魯王(チュエン・ペイルン)の指令でムーユエンに半殺しにされ崖から落ち、世間体には上官透は亡くなったことにされていた時、雪芝にも彼が亡くなったと知らせたまま撤回せず。上官透が以前の白や水色の薄い色の衣でなく黒の衣を羽織り、名前も変え全くの別人に成り済まして雪芝の目の前に現れる。やはりレオ・ローは白や水色など色の薄い衣のほうが良く似合うと思いました。「霜花の姫」でも幼い時の境遇が不幸でしたが、この「月上重火」でも同様。そして薄幸な役がまた似合っている。ここでは第2皇子の魯王に父と姉を殺され、母も殺されたので継母によって育てられ、父にもほとんど見捨てられたまま。ただ義理の姉で魯王の妃が優しくしてくれたのと、大人になって父との溝が埋まったのが少しは救いでした。でも殺されてしまうのです。悪事の元はすべて魯王なのですが、魯王演じるチュエン・ペイルンがとっても可愛い顔してるのに悪人。それと月山谷に住む薬を扱ってる医者の役割の殷(イン)(モウ・フェンビン)が「永遠の桃花」の折願仙人役の俳優さんで同じような役柄だったのが楽しかった。結婚式の赤い衣を着た新郎新婦が、桃の木の下でキスをするシーンがラスト。ちょっと二人の仲が進まずイライラした部分もあったけれど、優美で美しいものを観ました。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

おまけ:主役のレオ・ローが歌う「縁起(Fate begins)」二人のシーンで良くかかっていて一番好きな曲でした。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-01-22 00:04) 

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