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三国志 Three Kingdoms⑥ [中国ドラマ]

三国志 Three Kingdomsの続き⑥です。

三国志 Three Kingdoms 第9部-危急存亡-ブルーレイvol.9 [Blu-ray]

三国志 Three Kingdoms 第9部-危急存亡-ブルーレイvol.9 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2012/06/27
  • メディア: Blu-ray

2010年の作品。IMDb評価は8.3。第9部。84話~最終話95話まで。

蜀の馬謖が呉へ行くと、孫権は馬謖を油の鼎の中に入れようと待ち構えていた。しかし馬謖は魏の使者を油の鼎の中に入れるべきと言い、蜀と呉の連立を取り付ける。魏では曹丕が呉を討つつもりでいるが司馬懿は討たない方がいいという。しかし曹丕は呉を討ちに行き命からがら逃げかえる。223年濡須口の戦い。曹丕は若い時からの持病で肺を患い悪化。自分の息子の曹叡を司馬懿に託すと40歳の若さで息を引き取る。司馬懿は曹真、曹休から疑われており都の外に出されるが司馬懿はそれが反って嬉しい。

諸葛亮は洛陽や長安を獲る予定でいた。第一次北伐を始める。司馬懿はそれに対応するために秘密裡に兵を集めていたが、他の者たちがこれが謀反であると噂し始めたため、曹叡が司馬懿を疑い故郷へと戻るように言う。司馬懿はこれは諸葛亮が離間の計を図ったのだと思う。諸葛亮が優勢に駒を進める中、司馬昭や司馬懿が街亭を偵察。227年街亭の戦い。兵法を熟知しおごり高ぶっている馬謖は山の上に陣を作る。それを知って諸葛亮は馬謖が脳なしであると言い放つ。司馬懿は水路を絶つつもりだった。諸葛亮もそれがわかりすぐに全ての軍を撤退させ、西城へ向かい兵糧を集める。10数万の兵を率いてその後を追ってきた司馬懿軍は、きれいに掃除をし門を放ち一人城の上で琴を弾く諸葛亮の姿を見て、伏兵がいて諸葛亮の罠が仕掛けてあると考えいきなり軍を撤退させる。「空城の計」と司馬昭が言うが司馬懿は諸葛亮が用心深いので何か裏があると考えての撤退だった。諸葛亮はこれで命拾いをする。馬謖は軍法にかけられ死罪。「泣いて馬謖を斬る」諸葛亮。諸葛亮も自分を罷免してほしいと劉禅に頼むが、劉禅は李厳に相談し諸葛亮を降格させ同じ任務をさせることにする。司馬懿は戦で勝利したものの、諸葛亮を一歩のところで逃がしたことを責められ軍を取り上げられる。

趙雲が亡くなり諸葛亮は大泣きする。趙雲は「北伐」と叫んで亡くなった。17歳の劉禅に52歳の諸葛亮は「今は良くても20年先には必ず魏が蜀に攻め入って来る」と諭す。諸葛亮は病になり攻め落とした場所を手放し撤退する。要所の陳倉だけは残した方がいいとの進言も聞かずに。しかしこれは低地の陳倉に曹真を呼び込み一気に攻めるための策略だった。陳倉城を守っていたのは?昭で諸葛亮は彼の才を褒める。元は魏に仕えていて今は蜀に仕えている姜維が魏に偽装投降を行うことで曹真を罠に嵌める諸葛亮だが、兵糧が尽きて陳倉城を落とせず撤退せざるを得ず、一度は逃げた曹真が今度は諸葛亮を追って来る。昭のところに王双が来て一緒に軍を引き諸葛亮を攻めようと話すが、昭は拒否。半分だけ貸すことにすると、軍は諸葛亮に破られ城も破られることに。そのため昭は自害。王双も亡くなる。曹真の連敗を子供の曹爽が命乞いし司馬懿に兵糧を譲る。

大都督となった司馬懿は脱走兵が出たことで副都督の郭淮を罰する。武都へ行っても初めから負けることがわかっている司馬懿は出兵せず孫礼を出兵させ郭淮の軍を援軍とした。一方諸葛亮は武都へ司馬懿をおびき寄せたい。張飛の息子の張苞と張が戦い、剣閣道で張に投降を促すも投降せず37本の矢に射られ亡くなる。仮病を使い引っ込んでいた曹真は、司馬懿が張を死なせたと知り機嫌を良くする。曹叡は、曹真を大都督に復職させ司馬懿を副都督に降格させる。

具合の悪い諸葛亮は魏延と王平に今後を託す。今まで獲った城も捨て漢中へ撤退した。そのため要所となる陳倉は魏の手に渡った。雨季で兵糧も武器も水浸しとなることを司馬懿も諸葛亮もお見通しで、司馬懿は曹真が負けることを予測していた。曹爽は父の曹真に「諸葛亮がわざと天の力を借りて、我々を弱らせるために陳倉を残したのではないか?」と進言するも曹真は聞き入れず。諸葛亮は雨の中出陣。蜀軍が魏軍を攻める。司馬懿は援軍を出すも曹真を傷つけ殺す。司馬懿と諸葛亮が戦う。231年祁山の戦い。「八卦の陣を崩せば漢中に戻り二度と戻らない」と公言した諸葛亮の言葉を得て司馬懿軍は陣を崩そうとするが全く歯が立たず。司馬懿軍は後退する。しかし諸葛亮側は兵糧が全く届かずにいたため追撃ができずにいた。兵糧を運んでいたのは李厳の甥の苟安で酒に溺れての職務怠慢だった。罰を与えると苟安は諸葛亮を恨み、司馬懿側に行くと司馬懿に頼みごとをされ「司馬懿から諸葛亮が賄賂を貰ってこれ以上の進撃をしない」との密書を手に入れたと李厳の元に戻って来る。それを見た息子の李豊は「離間の計」だと言うが、李厳は全く聞き耳持たず劉禅に報告。劉禅もそれを信じ諸葛亮にすぐ成都に戻るよう手紙を出し、諸葛亮は仕方なく戻り劉禅にこれは司馬懿の仕掛けた「離間の計」だと話し疑いは晴れる。李厳を平民にし、その子李豊を登用。諸葛亮は平民になって自由に余生を送れる李厳を羨む。

魏延のところに魏から投降してきた者の情報で司馬懿のいる場所を知り、魏延は諸葛亮を待たずに軍を動かし数千の軍を失ってしまう。司馬懿の策だった。諸葛亮は司馬懿を挑発して出陣させるよう魏延に言い、自分は司馬懿に女物の衣を届けさせ侮辱するも司馬懿はこれを羽織り全く意に介さない。諸葛亮側はまたも兵糧が届かず困っていた。李豊が運んでいたが道が崩れて馬車が通れず。そこで以前諸葛亮が考えた「木牛流馬」を使って兵糧を運び出す。しかしそれを司馬懿側に奪われてしまうと今度は諸葛亮は司馬懿側の兵糧を盗む。諸葛亮側が上方谷に兵糧を隠していることを司馬懿側が知り、祁山を攻めれば上方谷を守っている魏延や王平が上方谷を離れると考える。司馬懿たちが上方谷に入ったのを見届けて谷口を閉鎖。予め兵糧には油を染みこませてありそこに火を放つと一斉に燃え広がり司馬懿軍は一貫の終わりであった。司馬懿は部下に投降を勧め、自らも自害しようとしていたその矢先に雨が降りしかも土砂降りの雨が降り、火を消してしまった。司馬懿を追い詰めた諸葛亮は天に見放されたと言って血を吐く。五丈原にいる諸葛亮は54歳で亡くなった。死ぬ前に姜維と楊儀に後のことを託し、兵法を授けた。魏延は必ず謀反を起こすと見て馬岱に魏延を殺すように命令を下していた。水鏡先生の「孔明は主君を得たものの時を得てない」との言葉を臨終のときに思い出しながら生涯を閉じた。

司馬懿に追撃されると予測してた諸葛亮の言葉通り、司馬懿が追撃。陳倉道で伏兵を置いていると思い司馬懿は撤退する。また死んだとのうわさを聞いたが諸葛亮がいつも通り椅子に座っているのを見て司馬懿は逃げ帰って来る。しかしそれは木像だった。洛陽に戻ると司馬懿は曹叡に「引退したい。できれば罷免してほしい」と願い出る。その直前曹爽は司馬懿を討つべきと進言していたが、司馬懿の願い出でそれが消えた。長年連れ添った曹丕が贈った静は実は司馬懿の一挙一動を見張らせるためのスパイであったが、司馬懿はそれを百もお見通しだった。やっとゆっくりできると彼女と正式に結婚。そして司馬懿の子供を身ごもった彼女はお産時に亡くなってしまう。

239年曹叡崩御。その後幼い曹芳が即位。曹爽が曹芳と将軍たちを連れ墓参りに出かけているすきに、司馬懿は郭太后に賊である曹爽を討つよう詔を迫り、それを手にして曹爽を討つ。ついに司馬懿は頂点に立った。

251年72歳で司馬懿は亡くなる。12年後蜀を滅ぼしその後も司馬炎は三国統一を果たし晋を作る…。

長いドラマでした。戦いに明け暮れたたくさんの武将や軍師たち。その知能合戦がこの三国志の見どころでした。でも観終わってしまうと戦いばかりの一生が何だかとっても虚しく感じた。人生はあっという間なのに。たくさんの生き死にを観てくると人の栄華の短さを思い、そんな争いごとはもうどうでもいいなあと思えてきます。兵法や策略などは面白かったけれど、争いのバカバカしさを感じてしまった。素晴らしいドラマなのでたくさんの人に観てほしいです。色々感じることがあります。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

[かわいい]おまけ:フジテレビでやっていた「パリピ孔明」が今週で終わってしまい残念。三国志に興味津々のときにタイムリーに観れてとっても楽しかった。向井理の諸葛亮役がとっても嵌ってた。三国志ネタが楽しくて仕方なかった。映像も美しくてこのドラマに使われていた音楽は秀逸でクオリティも高かった。

上白石萌歌演じるEIKOと宮世琉弥演じるKABE太人が歌うTime Capsule。ポップなノリが好きだった。


女王蜂のアヴちゃん演じるマリア・ディーゼルが歌うI'm still alive today。初めて聴いた時その歌唱力に鳥肌が立った。

 

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-12-02 10:45) 

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