ベル・エポックでもう一度 [フランス映画]
フランス映画「ベル・エポックでもう一度」(Le Belle Epoque)を観ました。
2019年の作品。IMDb評価は7.4。ヒューマンドラマ、コメディ。フランス本国で大ヒット。過去を再現するサービスで運命の女性と出会った1974年5月16日のリヨンのカフェをリクエストする主人公。時の旅行社という会社が作る過去に戻るオーダーメイドの旅。ちょっとお洒落で素敵でした。タイムマシーンに乗れないならばこういうサービスあってもいいなあと思いました。
職を失った元イラストレーターのヴィクトル。妻とは離婚の危機にある。ヴィクトルは大金叩いて、自分が最も戻りたい過去~運命の女性と知り合った1974年の日を指定し、リヨンのカフェを指定し、その映画のセットのような場所へと入り込む。
するとまったく1970年代のようなあの時のカフェに、若かりし頃の運命の女性、マリアンヌが目の前に現れた。たちまち恋をするヴィクトル。カフェからパーティー会場へ、そして大麻パーティへとその時代を映すようなパーティーを体験。しかし途中からマリアンヌが消える。この役から降りたいこの役者には子供がいて旦那さんがいるという現実を、会社はヴィクトルに見せ納得してもらう。演じているのはあくまでも役者であることをわかってほしい会社側の意図があった。そして実際にはこの役者には子供も旦那もいず、家庭のセットで見せた彼女も旦那も子供もすべて役者でそれも架空の話であるという現実。
最後はカフェのセットに、離婚の危機にある奥さんがやって来てヴィクトルと仲直りをする。そうです。運命の女性とは今の奥さん、マリアンヌでした。彼は離婚の危機を脱しました。
映画の最後に掛かる曲が懐かしかった。80年代のポップス。Naked Eyesの Always Something There To Remind Me。タイトルがサビになっているから調べがついたけれど、そうでなければ調べられなかったかも。80年代ポップスは懐かしくて楽しい。映画の評価はnaonaoお勧め度★★★★
>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-11-30 16:39)