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琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす [中国ドラマ]

中国ドラマ「琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす」(Nirvana in Fire)を観ました。

琅邪榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~ コンパクトDVD-BOX1<本格時代劇セレクション>

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2018/12/19
  • メディア: DVD
琅邪榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~ コンパクトDVD-BOX2<本格時代劇セレクション>

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琅邪榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~ コンパクトDVD-BOX3<本格時代劇セレクション>

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2018/12/19
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2015年の作品。IMDb評価は9・1。中国版エミー賞で10冠を獲り、たくさんの人が大絶賛している大人気の中国時代劇。54話と長めですが、面白くて面白くて夢中になりました。観終わってしまったのがとても残念。このドラマの世界にいつまでも浸っていたい気分でした。映像も美しく優美で品があり秀逸。韓ドラばかりに夢中になっていましたが、世界にはいいものが溢れてると再認識しました。知恵と策略に長けた策士の半生を描いています。

南北朝時代を模した架空の梁の国で、皇帝の座をめぐる争いに皇太子、誉王、靖王(王凱・ワンカイ)の三人がおり、都へやってきた梅長蘇(胡歌・フーゴー)は表向きは優勢な皇太子と誉王の策士として動いていますが、その時点では全く非力な靖王の側に初めからついています。梅長蘇には長年心に秘めていることがあり、それは12年前の赤焔軍を罠にはめた人たちへの復讐でした…。

梅長蘇は時に蘇哲と呼ばれています。わざと昔の名前の林殊、小殊は伏せています。彼はいとこであり一番の親友でもあった靖王と共に過ごしていましたが、父と共に赤焔軍で軍人として戦い、謝玉と夏江のでっち上げにより汚名を着せられ、父も母もたくさんの部下たちも亡くしていました。火寒の毒に侵された長蘇は姿かたちも全く前の林殊とは違っているため、林殊を知っている人たちもそのことに気づきません。それでも昔、結婚の約束をしていた雲南郡主(劉涛・リウタオ)が一番初めに彼だと気づき、それから靖王の母の静嬪=長蘇の伯母(劉敏涛・リウミンタオ)が気付き、最後の最後にやっと一番仲の良かった靖王が気付きます。誉王は皇太子を蹴落として自分が上に立ちたいと願い何度も長蘇の元を訪れますが、そのうち靖王が注目を浴び位を挙げていきます。誉王は靖王を陥れるため色々画策し最終的には彼は自害に追い込まれ、天下は靖王に回ってきて長蘇の長年の夢、赤焔軍の人たちの汚名返上が果たされます…。

何が良かったのか、それは長蘇の策士としてのその策略。先を読み相手の裏をかき、どっちに転んでもいいように手を打つのが本当に天晴。そのお手並みが凄かった。ハラハラドキドキの場面もたくさんあっても最終的にはすべて乗り切っているのもなお良かったです。また長蘇は火寒の毒に罹り、具合があまり良くなく命も長くないのですが「梅長蘇として13年やりたいことを果たしたので、あとは林殊として生きたい」みたいなことを言い、戦場へ向かい最後亡くなります。物静かなしゃべりもその生きざまも格好良かった。また長蘇と雲南郡主との愛、長蘇と靖王、禁軍大統領との友情、長蘇と彼を守っている子供の飛流やそのお付きたち、誰につくかによって周りの女性たちの待遇もどんどん変わる様など見どころがたくさんありました。ドラマは基本シリアスですが、子供の飛流が自由に飛び跳ねて、いつも「うん」とか「嫌だ」の一言しかセリフを言わず、結構すねたりいじけたりする様が可愛かったです。精悍で凛々しくもあり、長蘇を一番好きなのがまた良いキャラでした。また靖王もまっすぐで、融通が利かない性格であるのも良くて、皇帝を守る禁軍大統領の蒙も果敢で長蘇をいつも心配していて、靖王の母、静嬪が性格が良く賢く、王や息子への言葉かけがお手本になる位良くて、愛すべきキャラがたくさんいました。

何度も火寒の毒と書きましたが、火寒の毒とは「火だるまになった体を雪の中にいる雪かい虫がやけど部分を食べ、その代わりに体の中に毒を残し、結果体中毛だらけで口も回らなくなって体に激痛が走る毒のこと」で、長蘇も火寒の毒に罹っていました。完全に毒を取り除く方法=皮を剥ぎ、骨を削ぐくらいの激痛に耐えて治療し一年間寝たきり生活を送ったあと、病を発症しやすくなりその治療法は寿命と引き換えというもの。長蘇はこの方法で毛むくじゃらでなくなりしゃべれるようになりましたが、寿命が短くなりました。赤焔軍の軍人で夏冬の夫の衛が珍獣だと生け捕りにされたのですが、衛もまた火寒の毒に侵されており、彼は不完全な解毒法=毒を残すが、その代わり毛むくじゃらのまま、口もきけないまま、ただし長生きできるという方法を選択しました。また長蘇が夏江に捕まり、7日後に亡くなる丸薬を無理やり飲まされたのですが、火寒の毒に侵されているので大丈夫だという設定になっていました。この火寒の毒って本当にあるのか、気になります。

最初のうちはたくさんの人物が出てきて人の名前と顔がわからなくなるかなあと杞憂しましたが、相関図を少し参考にするとかなりわかり嵌りました。中国ドラマを観る時に最初にこのドラマがお勧めされているのですが、お勧め通り最初に観れて良かった。本当に素晴らしすぎるドラマでした。皆が大絶賛してる理由は納得。超お勧めです。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2022-05-16 00:05) 

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