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烈火士官学校~ステキ男子とイケメン女子  [中国ドラマ]

中国ドラマ「烈火士官学校~ステキ男子とイケメン女子」(原題:烈火軍校)(Arsenal Military Academy)を観ました。

烈火士官学校~ステキ男子とイケメン女子 DVD-BOX1 [DVD]

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  • 発売日: 2023/02/03
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烈火士官学校~ステキ男子とイケメン女子 DVD-BOX2 [DVD]

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2019年の作品。IMDb評価は8・3。ラブコメ、アクション、歴史もの、ドラマ。最近気になっているシュー・カイとお馴染みのバイ・ルーの主演。主役二人のシーンが面白くて胸キュンで楽しかったです。男子ばかりの士官学校に、女子一人が偽って士官学校に入学するとそこで展開するのが恋愛の三角、四角関係。また士官学校の学生たちが駆り出されて日本軍と戦ったり、友人が拉致され、自分も拉致され、女子であることが明るみにされると同時に陸軍の上官の毒殺疑惑で牢に投獄されたり…と波乱万丈な展開。前半は軽いラブコメタッチ、後半はドンパチ、アクションが多かった感じ。日本軍が大陸に進出して駐屯し始める1910年代、清王朝が終了し近代国家を目指す中国が軍事力を強化し始める時代を描いています。そのため日本軍は悪者だし、変な日本語を使う日本人も出てきてロシア人も悪者で出てくるけれど、物語としては展開がスピーディで飽きさせなかった。人物像も良く描かれていてそれぞれのキャラが魅力的でもありました。

謝襄(シェ・シアン)(白鹿、バイ・ルー)は、士官学校に入学できなかった亡き兄に成り代わって謝良辰(シェ・リャンチェン)(バイ・ルー二役)と名乗り、女子なのに男子と偽って士官学校に入学。同室になったのが政府高官のお坊ちゃんの顧燕幀(グー・イェンジェン)(許凱、シュー・カイ)。親の金でバーで飲み歩きバーの歌手、曲曼婷(チュー・マンティ)(吴佳怡、ウー・ジアイー)にちょっかいを出す。決して素行のいい顧燕幀ではないが、学校では同室の謝良辰を何かと庇うようになり謝良辰が女性であるとわかると彼女につきまとうようになる…。

何と言ってもシュー・カイの魅力が爆発のドラマでした。キュートすぎる。格好良くて美しくてその上演技力もある。表情が豊かでバイ・ルー演じる好きな謝良辰に遠くからウインク、キス、流し目など教室の人の目があるところでしたり、彼女の両親と会った時おべっか使ったりなど思わずニヤリとするシーンが楽しかった。金持ちのボンボン役が妙に嵌ってた。「誕生日おめでとう」の意味は「我が家ではキミを愛してる、ということ」と先に言っておいて、いきなり花を敷き詰めた校庭で花火をあげてピアノを弾き歌い出し、「誕生日おめでとう」と高らかに言い放つ。必死になって大枚叩いて行方不明の彼女を探し出し、彼女を目の前にすると急に倒れこむ。このキャラが憎めなかった。最後に顧燕幀はかなり成長してたくましい感じになり謝良辰=謝襄もいつしか顧燕幀を好きになりハッピーエンドでした。

謝良辰を何かと助けるのは顧燕幀だけでなく、沈君山(シェン・ジュンシャン)(李程彬、トビー・リー)も同じ。彼もまた名家の金持ちだが顧燕幀と違うのは品行方正であること。社交場で謝襄と会い、謝良辰=謝襄と気づくとやはり彼女に思いを寄せていく。その一方で沈君山は留学先で一緒だった顕栄(シェンロン)(高雨児、ガオ・ユーアル)から一方的に想いを寄せられている。顕栄は親王に養女として育てられるが家を出て日本人のヤクザに拾われ育てられる。顕栄は自分を育てた親王もその妻(養母)もその長男(兄)も、そして日本のヤクザの親分の父まで殺し、最後は一人で仕切って殺される。沈君山役のトビー・リーは「ソウルメイト 七月と安生」にも出ていた俳優だとわかりました。映画では女優二人が素晴らしすぎたのでそちらにばかり目が行っていて当時全然目に入っていなかった。また顕栄役のガオ・ユーアルはドラマ「鎮魂」に出てた女優さんでした。どこかで観たことあるなあと思っていたので調べてわかってすっきりした。また親王役はドラマ「月に咲く花の如く」の二兄役の俳優さんだったし、その長男役がドラマ「君、花海棠の紅にあらず」の主役の尹正(イン・ジョン)だった。「君、花海棠~」の京劇の主役をやっていた時と比べるとかなり引き締まってほっそりしてた。

顧燕幀を最初は好きでなかったのにちょっかいを出されてどんどん好きになってしまう曲曼婷。彼女が出るととても華やか。いつも素敵なドレスを着て舞台で歌ったり酒場で酔っていたり、素敵なホテルの一室でくつろいでいたり。そして男に頼らず自分の力で道を切り開き稼ごうとする。早口で本音でいつも話していて彼女も憎めないキャラだった。曲曼婷は顧燕幀が好きで好きでたまらないため、許嫁の沈君山の兄との婚約を破棄したが、この兄が曲曼婷をずっと思い彼女の窮地にはいつも現れ救ってくれ、最後は曲曼婷もこの兄と縁りを戻した。この役を演じたウー・ジンイエンの表情や雰囲気が川栄李奈を思わせた。川栄李奈がこんな役やってもピッタリだろうなあと思う。

謝良辰と最初に仲が良くなり謝襄を好きになり銃で打たれた善良な黄松も亡くなってしまった。憎まれ役の李文忠(リー・ウェンジョン)(リウ・ルンナン)が仲間に加わり、記憶を失くす花屋の店員の女の子(安悦渓、アン・ユエンシー)と淡い恋をし、最後は家族と逃げずに謝良辰を救う有力情報を顧燕幀に手渡し、日本人を襲い善良な黄松の仇をとり彼も亡くなる。また酒場のマダムと教官の郭書亭(グオ・シューティン)(シャオ・ビン)の長年の恋愛事情、そしてやっと結婚した時には郭書亭は殺され、マダムはまた一人になってしまった。曲曼婷と郭書亭の関係も曲曼婷は郭が結婚すると聞いて何も言えずに別れた。切ない場面もたくさんあった。

花屋の女の子役のアン・ユエンシーが「トキメキ旋風ガール」の女優さんで、顧燕幀の妹役のジャン・イーシー(張訳兮)が「君、花海棠の紅にあらず」「尚食」「瓔珞」に出てる女優さんだった。沈君山と一番仲のいい友人役の紀瑾(ジー・ジン)(ワン・イージョー)が「尚食」ではシュー・カイの付き人の游一帆役でした。日本人役の一人が「瓔珞」での宦官役の男優さんだった。知ってる顔がたくさん出ていて出てくるたびに楽しかった。最後に、忘れてはならないのがバイ・ルー。アクションも予想以上だった。バイ・ルーのドラマはレオ・ローとの2作「長月尽明」「オオカミ君主とひつじ女王」を観ただけ(今はアレン・レンとの「美人骨」を鑑賞中)だが、シュー・カイとのドラマはこれを含めて4作あるらしい。バイ・ルーはレオ・ローとケミが最高と今まで思っていたが、シュー・カイともケミがいいなあと思った。二人が出てる他の作品も観たくなった。と言うわけでnaonaoお勧め度★★★★★[王冠]

おまけ:二人のシーンでよく使われていた曲。うっとりするような曲。主演のシュー・カイとバイ・ルーが歌う「入夢」「この世にあなたがいるなんて何て素敵でしょう お互いに知ることができる 風が吹けばあなたの思い出が蘇る 夢の中で待っている 今生では一緒にいてお互いを知り合おう 世界が続く限り永遠に 若さを無駄にしないで 夢は決して終わらない 死が二人を分かつまで」   


こちらは曲曼婷役のウー・ジアイーが歌うMoonlight Tango。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2024-05-12 09:38) 

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