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安野光雅展、メアリー・ブレア展、フェルメールとフランドル展 [絵画・美術館展・博物館展]

久々の更新です。

先月から今月にかけて3本の展覧会に行ってきました。

まずは、安野光雅美術館開館10周年記念・安野光雅が描く「日本のふるさと情景」展~伊勢丹新宿店にて開催、を観て来ました。

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東日本大震災の影響で伊勢丹自体が短縮営業していて、絵画展も時間短縮して公開されていました。伊勢丹全体が電気も落としていたので、ちょっと暗くていつもの感じとは違っていました。

安野光雅さんの絵はいろんな絵本で馴染み深く、しかもヨーロッパの街並みの絵が印象的だったのでこんな風な日本の原風景を描いているなんて思ってもみませんでした。だからちょっとした驚きでした。右上の絵は「津和野の記憶」というタイトルのついた水彩画でしたが、細かく描かれていてしかも可愛らしくいつまでも眺めていても飽きなかったです。どこか、アメリカ西部開拓時代の絵を描いたグランドマ・モーゼスの絵を思い出させました。(グランドマ・モーゼスの絵は新宿の損保ジャパン東郷青児美術館にいくつか常設展示されてます)グランマ・モーゼスの絵が好きな人は安野光雅さんの絵が好きだろうし、安野光雅さんの絵が好きな人はグランマ・モーゼスの絵も好きだと思います。私は両方の絵が大好きです。津和野に安野さんの美術館があること自体知らなかったのでいつか津和野に出かけたときには是非寄ってみたいと思いました。

そして何故か、安野光雅展を観にいったら入場の際に、銀座三越で開催する「メアリー・ブレア展~人生の選択、母の仕事」の招待券をいただきました。それでこの展覧会にも後日出かけてきました。

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彼女はディズニー・スタジオで活躍したアーティストで1950年代に「シンデレラ」や「不思議の国のアリス」、「ピーターパン」のコンセプト・アートを手がけ、ディズニーランドでお馴染みの「イッツ・ア・スモール・ワールド」のデザインを担当し、国際色豊かな民族衣装を着たかわいい子供たちの絵を描きました。彼女が描いた「私は飛べる(I CAN FLY)」の絵本は当時の子供たちに大人気だったようで、ケネディ大統領夫人のジャクリーンが彼女宛に「子供たちの大のお気に入りです」とカードを送った展示もしてありました。ほかにも広告、商品パッケージなど数多く手がけていたようですが、彼女の絵はどれも可愛いらしく、来場していた子供たちにも大人気で「この絵の写真を全部撮っていこうよ」という声も聞こえてきました。

それから本命の渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで今月22日まで開催の「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展~シュテーデル美術館所蔵」を観て来ました。混んでいる時に行きたくないなあと思いつつ、結局ゴールデンウィークに行くしかなかったのでゴールデンウィーク中に出かけましたが、案の定大変な混みあいで閉口しました。やっぱり平日に行くべきでした。

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ドイツ・フランクフルトのシュテーデル美術館からよりぬきの95点の展示。30数点しかないフェルメール作品のひとつ、《地理学者》が大きな目玉でしたが、ほかにもレンブラント、ルーベンス、フランス・ハンス、ヤン・ブリューゲルの父子・・・と見ごたえありました。でもやはり空間がなく、押し合いへし合い状態での絵画鑑賞はあまりにも残念。現地に行って是非観たい!!と思うのでした。

旅の絵本 (1)

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  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1977/04/15
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旅の絵本II (改訂版) (安野光雅の絵本)

旅の絵本II (改訂版) (安野光雅の絵本)

  • 作者: 安野 光雅
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2006/11/16
  • メディア: 大型本
旅の絵本 (3)

旅の絵本 (3)

  • 作者: 安野 光雅
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1981/11/01
  • メディア: ハードカバー
風景と出会い

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  • 出版社/メーカー: 丸善
  • 発売日: 2009/04/29
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安野光雅 風景画を描く

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  • 作者: 安野 光雅
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本
ふしぎなえ (日本傑作絵本シリーズ)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1971/03/01
  • メディア: 単行本
メアリー・ブレア――ある芸術家の燦きと、その作品

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  • 作者: ジョン・ケインメーカー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
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わたしは とべる (講談社の翻訳絵本クラシックセレクション)

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メアリーブレア スケジュール帳(月間週間)【ティーパーティー】 [2011年 ダイアリー]

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フェルメール  ――謎めいた生涯と全作品  Kadokawa Art Selection (角川文庫)

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フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版)

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おまけ:最近、以前紹介したブログ「伊勢ー白山道」http://blog.goo.ne.jp/isehakusandouを夢中になって読んでいます。

インド旅行中彫ってもらった白檀の仏様をチベタンのお坊さんに魂を入れてもらい帰国後ずっと母の供養のためと思って仏壇に入れていたのですが(そのほかにもタイの友人からもらった真鍮の仏様や中国で買った泥人形、ネパールで買った曼荼羅などなど)全て処分し身辺整理をしていました。個人で仏像を持つことはどうやら良くないと知ったからです。また人形も余計なものを呼んでしまうらしく、あまり良くないとのことで処分してました。またスペインで土産として買って姪にあげた人形が気になったので、「あげておいてすごく勝手なんだけどスペインで買った人形をできたら寺や神社に納めてきて欲しい」と弟(姪の親)にお願いしたところ、「人形が話しかけてくるから気持ちが悪いと子供が騒いでいたので随分前に人形の寺にお願いしてきた」との返答でした。これは最近体験した怖い事実でした。またお守りとか、宗教的、スピリチュアル的に守ってもらえるものと信じるあらゆるもの(パワーストーンなども)かえって運気を下げるらしいので、見つけては捨ててます。

レイキやスピリチュアルなセミナー、お金を払っても払わずともスピリチュアルなことでの様々なこと。オーリングテストやらヘミシング、新月への願いも、ヨガや瞑想も、これもあれも実は良くないことだったのか~とびっくりです。これらは体調を悪くし不定愁訴となり、命を短くするようです。私自身はヨガのストレッチ程度をしており(精神面での追求をせず簡単なストレッチ程度なら良いらしい)、瞑想はしようとするが何度やっても3日坊主というのが今となっては良かったと思います。(瞑想が極まれば結局はその分エンドロフィンなど余計に出て命を短くするらしいのでやらないほうがいいようです)

また以前この私のブログで「新月への願い」の紹介をしましたが、これは良くないことと「伊勢ー白山道」さんのブログで最近知りましたので、私はきっぱり止めました。私のブログを通じて「新月への願い」を知り今も実行している読者の皆様、是非「新月の願い」はストップすることをお願いします。どうやら月に願をかけるようなことは良くないらしいのです。月に限らず何かに願をかけるとは眼を欠けるに通じ、眼を奪ったり命を縮めるほどの請求があとから来るという話です。私のブログで紹介しこれが悪いと知った以上、黙っているわけにもいきませんのでこの場を借りご紹介させていただきました。


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コメント 4

たいちさん

私も昨年10月、高島屋大阪店で「安野光雅が描く日本のふるさと奈良」展を観ました。優しい癒されるタッチですよね。フェルメールは日本人に人気があるので、混雑は想像出来ますね。
by たいちさん (2011-05-21 17:59) 

miffy

安野さんの絵大好きです。
初めて知ったのは学生の頃、外国人の先生から勧められてからでした。
展覧会はあまり人が多すぎるのも困りものですね。
人が少ない時にゆったりと自分のペースで見たいものです。
by miffy (2011-05-22 19:00) 

りゅう

フェルメール、とても見応えありましたね♪
他の作品も素晴らしく、充実した時間が過ごせました。
ちなみに私は5月1日の朝イチ鑑賞でした。
メアリー・ブレア展、気になっていたのですが、逃してしまいました。
時間の都合がちょっとね。。。(^_^;)
by りゅう (2011-05-24 23:40) 

naonao

>皆様、nice!をありがとうございます。

>たいちさん、miffyさん、りゅうさん、コメントをありがとうございます。
by naonao (2011-07-18 17:07) 

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