SSブログ

エクス・マキナ [イギリス映画]

『エクス・マキナ」を観ました。

エクス・マキナ ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

エクス・マキナ ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • メディア: Blu-ray

AI(人工知能)対人間の心理戦の対決。SFスリラー。第88回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞。
プログラマーとして働くケイレブ(ドーナル・グリーソン)は森林にぽつねんとある社長ネイサン(オスカー・アイザック)の別荘に招待され、実験に参加することになる。それはAIを搭載したエヴァ(アリシア・ヴィキャンデル)という女性のロボットの性能を調べるものだったが、会話を毎日するうちにお互いに惹かれあっていくのでした…。

部屋でケイレブとエヴァが話をするとき、いつも社長のネイサンはその会話をモニターで見ています。時々電源が落ちてしまうと、モニターには映らず二人の会話も聞かれないため、エヴァはその時を狙っていろいろケイレブに言ってきます。最初は「ネイサンを信じないで。信じてはダメ。彼は嘘つきだから」というもの。そこから「(ケイレブと)ずっと一緒にいたい」「私をここから救い出して」「人ごみの雑踏の中を一緒に歩いてみたい」といったようなことを次々と言ってきます。ケイレブもその気になり、ネイサンが酒に酔ったときにカードを盗みコンピューターにアクセスし部屋の鍵を全部解いてしまうのです。

でも結果は、ケイレブは置き去りにされエヴァだけが外の世界へと旅立ちました。エヴァがケイレブに愛情を抱いたわけでなく、そういうことにしておき彼を利用して外へ脱出する手段としてケイレブを利用しました。AIは人間の心理戦に見事勝ったのです。ぞっとするような世界でした。また発明者のネイサンは別のロボット京子に刺され、エヴァにも刺されて亡くなってしまいました。

途中でケイレブがたくさんの女性のロボットをロッカーの中から見つけ、人間だと思っていた京子と呼ぶ女性すらロボットであることにショックを受け、自らの腕を切って血を流します。それはまさに自分は生身の人間であることを証明するかのようでした。そんな状態ではそうしないと気が狂いそうでした。その気持ちがとってもよく分かり、強く胸に残るシーンでした。

これからのAI。どんな風になっていくのでしょう。AIによって人が殺されてしまう世界やAIに恋して人が振られる世界がこの映画のように来るのでしょうか?ちょっと怖い世界を描いた映画でした。

「リリーのすべて」でエディ・レッドメインと共演したアリシア・ヴィキャンデルが気になっていたので、この作品を観たいとずっと思っていました。観たらびっくり。「アバウト・タイム 愛おしい時間について」に出てたドーナル・グリーソンまで出ていたのですから。そして彼の作品も観たいと思いつつ、追えずにいることを思い出しました。二人が出ているこの作品を観れて良かったです。


nice!(14)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 14

コメント 1

naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2016-12-12 17:53) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0