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マーベラス・ミセス・メイゼル(シーズン1~4) [アメリカドラマ]

アメリカドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル」シーズン1~4(The Marvelous Mrs.Maisel)を観ました。

ミセスX ガスライトにて

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いざ キャッツキルへ!

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アポロに乗り込んだユダヤ人

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(Amazon Primeで配信中。DVDはありません)

2017年~2022年の作品。IMDb評価は8・7。ゴールデングローブ賞女優賞(レイチェル・ブロズナハン)2年連続受賞、エミー賞主演女優賞受賞(レイチェル・ブロズナハン)助演女優賞受賞(アレックス・ボースタイン)などたくさんの賞を受賞してます。1950年代~1960年代のニューヨーク社会、ユダヤ人、ショウビジネスの世界を描くコメディドラマ。あちこちでクスッと笑え、衣装も素敵で、当時の有名人の名前がたくさん出てきて楽しかったです。シリーズ5が今作られているとのこと。こちらも観たいです。

ミッジ(レイチェル・ブロズナハン)は夫ジョール(マイケル・ゼケン)と別れることになり、ステージに立つ夫に代わりいきなり自分がステージに立って言いたい放題で観客を笑わせます。彼女としては自分のストレスの発散でした。それを観ていたスージー(アレックス・ボースタイン)はミッジにプロのコメディアンにならないか誘います。初めは渋っていたミッジですが、スタンドアップコメディをやりたいと思うようになり、スージーのお誘いにのり彼女をマネージャーにします。

1950年代から60年代にかけてのニューヨーク、ユダヤ人家族のミッジとジョールの元夫婦を中心にその両親、ミッジを取り巻くショウビズの世界を描いています。中産階級の品のいい家や調度品、ミッジのコーディネイトされた服と帽子とヒールとバッグの美しさが毎回目を瞠りました。即興的に次から次へと話を繰り広げるミッジのステージ上でのコメディは下ネタ多めですが、初めはデパートでの化粧品売り場で働きつつ、夜はバーでコメディアンとして活躍、そのうち人気者レニー・ブルースに会い、シャイ・ボールドウィンに会い、シャイの前座で全米ツアーへと出かけ、ついにはニューヨークのアポロシアターでも夢のステージ。でもそこからシャイの怒りを買ってお払い箱となってからはストリップ劇場でのMC役。そしてレニーの口利きでトニー・ベネットの前座をやらないか声がかかるもそれを断わるミッジ。シーズン4はそこで終わりました。

舞台もニューヨークから、ミッジの母の家出でシーズン2は舞台がいきなりパリとなり、母が戻ると今度は2か月をキャッツキルという避暑地に行ったり来たり。シーズン3でミッジが全米ツアーとなりベガスやマイアミに、母は実家のあるオクラホマへ…と場所も移します。ビング・クロスビー、ウィリアム・ホールデン、エリザベス・テイラー、シャルル・ボワイエ、チャールトン・ヘストン、グレゴリー・ペック、グレース・ケリー、ジョン・ウェイン、ボブ・ホープ、ハンフリー・ボガード、ローレン・バコール、ナタリー・ウッド、ジェームズ・ディーン、ケイリー・グラント、ジュリー・アンドリュース、チャック・ベリー、ジュディ・ガーランド、ヴィヴィアン・リー、オーソン・ウェルズ、シドニー・ポワチエなど古き良き時代のアメリカ映画に出ていたたくさんの俳優陣の名前が会話にポンポン出てきます。JFKの奥さんのジャッキー・ケネディが開いたJFKを応援する集まりにミッジが呼ばれたり、テレビでヒッチコックが出演、それを観ていたりというシーンもありました。音楽も「ムーンライト・セレナーデ」「この素晴らしき世界」「シャル・ウィー・ダンス」「花はどこにいった」「ケ・セラ・セラ」など馴染みのスタンダードナンバー。「カサブランカ」「理由なき反抗」なども出てきました。世代が私よりすっと上でドンピシャの世代の人が観たらもっと楽しめるだろうと思いました。

ミッジは着実に漫談の力をつけますがお金が回らずいろんなところにツケにしてもらい、また父は大学教授を辞めて新聞にコラムを書き、母は仲人をやり始めるも周りの仲人をやってる人たちからやっかみを受け、兄が政府の極秘事項を遂行中だったり、ジョールは自分がコメディアンになるのを諦めバーを開き、中国人のメイと恋人同士になり彼女に子供ができるも両親に言えずにいて、ジョールの父は命を落とし掛けそうになり、子供はシーズン4になるとすっかり大きくなって…と色々皆変化していきます。掛け合いみたいな会話とか、設定が面白くてあちこちにくすくす笑えるところがありました。またミッジの漫談のほか、他の人の漫談、大御所ソフィの漫談、募金集めのショウ、ストリップショウ、シャイの歌などたくさんのエンタメがドラマの中でも繰り広げられ、煌びやかで楽しかったです。主役のレイチェル・ブロズナハンの漫談の様子が何と言っても飛びぬけてました。賞を獲るだけのことはある。すごい長い漫談がごく自然で演技をしてるというより普通にジョークを飛ばしてステージに上がっている感じがしました。レイチェル・ブロズナハンの伯母がケイト・スペードであることも今回初めて知りびっくりしました。観れて良かったです。楽しかったです。naonaoお勧め度★★★★★[王冠]

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2022-06-21 17:23) 

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