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パリの調香師 しあわせの香りを探して [フランス映画]

フランス映画「パリの調香師 しあわせの香りを探して」(Les Parfums)を観ました。

パリの調香師 しあわせの香りを探して [DVD]

パリの調香師 しあわせの香りを探して [DVD]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2021/10/06
  • メディア: DVD

2020年の作品。IMDb評価は6.6。ヒューマンドラマ。挫折した調香師と子供の親権を争っているドライバーが知り合い交流することでお互いがそれぞれ人生を立て直していく物語。たくさんの香りを表す表現が使われ、香りがないにもかかわらず香りが漂ってくるような気分になりました。

離婚し共同親権を認めてもらい娘と一緒に住みたいファーブル。仕事では違反切符を切られドライバーの仕事もこれ以上違反したら難しくなるという崖っぷちにいた。そこへ高級アパルトマンに住むアンヌの送迎の仕事が舞い込む。アンヌを迎えに行くと、仕事中禁煙、シーツの取り換えを命じられ、洞窟の前にいる人払いを命じられ、洞窟内の匂いはどんなものか意見を聞かれる。

アンヌの仕事は新しく作る展示用の洞窟内の匂いを人工的に再現すること、革のカバンの嫌な匂いをいいものに変えること、工場の悪臭をいいものに変えることなどだった。工場の悪臭をどう変えたらいいか聞かれたファーブルは草の匂いに変えたらいいと提案する。アンヌは4年前仕事に忙殺され臭覚を失い、今は有名ブランドの香水作りを止め不本意ながらそのような仕事をしていた。しかしファーブルがウエイトレスの香水ばかりに気を取られているアンヌに向かい「香りだけが人間じゃない」と言い、「あなたはお願いしますもありがとうも言わない」と言い放つ。少しずつアンヌは自分を見直し改善もしていくと、徐々に香水を作りたいという気持ちがむくむくと湧き上がってくる。そして酒をつい飲み過ぎて具合が悪くなったアンヌをファーブルが病院へと連れて行くと、違反切符を切られ免許取り上げられる。その間ファーブルはクボタの草刈り機でアルバイトをする。アンヌはファーブルを助手として雇い、一緒にディオールへと乗り込みに行くのだった…。

レモンとシナモンを合わせるとコーラの香り、店のトイレでファーブルが使った石鹸の香り、シャネルの5番など何だか色々匂いを嗅いでみたくなりました。香水を嗅ぎながら観たらいい映画かもしれません。人との出会いによって人生が開けてくることがあるけれど、この映画はそんな映画でした。naonaoお勧め度★★★★

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-08-09 23:54) 

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