I am 日本人(東京シネシティフェスティバル2006) [日本映画 ドラマ]
「東京シネシティフェスティバル2006」~映画ファンと映画製作者が出会う映画祭が、11月23日~26日の4日間、新宿歌舞伎町・新宿ミラノ1と シネシティ広場にて開かれました。その中で上映された映画がこの「I am 日本人」で、森田健作、森本クリスティーナ、月野木隆監督の舞台挨拶付きのこの映画を見てきました。森田健作氏、舞台挨拶も元気溌剌でした。
「日系アメリカ人の目を通して、現代の日本の姿を見つめ直した人間ドラマ。古き良き日本の心を持つヒロインが、カルチャーギャップと闘いながら成長する姿を温かく描く。本作でスクリーンデビューを飾った森本クリスティーナが、等身大のヒロインを生き生きと演じている。“熱い男”森田健作が製作、企画、原案、脚本と出演の5役を担当。国際化の波に押され気味の日本人に、日本人本来の美しさを思い出させてくれる秀作」(シネマトゥディ)
映画の中では森本クリスティーナが演じる少女がとにかく輝いていました。森田健作に負けないくらい元気溌剌。おかしいことはおかしいとすぐその場で言って、いろんな人と体ごとぶつかっていく様が、青春そのものだと思いました。愛国心のこと、日の丸のことなど教育的な要素が入っていて、ちょっと教育テレビでやるようないい子の映画だったかもしれませんが、その割りに肩の力を抜いて見れる、日本の良さみたいなものを再認識させてくれる映画でした。
電車の中で化粧する人、ものを食べる人、大声で話す学生、子供が駆け回っていても誰も注意をしない人。外で子供が喧嘩しても知らん振りの人。親から仕送りしてもらい遊んでる日本の学生。国歌も歌えない学生。海外映像で日本バッシング受けても何とも思わない学生。映画のあちこちにそういう場面が出てきて、日系アメリカ人の主人公のこの少女はがっかりします。いつから私たちはこんな風になってしまったのかこういった問題提起が映画全編に出てきます。
また祭りを復活させることや子供に剣道を学ばせ試合を開くこと、借金で首の回らない店の仲間を助けること、主人公の女の子のおじいさん(日系1世)の思い出をシェアしてる地元のおばあちゃんのエピソード、中国人タイ人を住み込ませてあげる店の主人など、人情を感じさせられる場面がたくさんありました。古き良き日本、素敵かもしれませんね。
是非見てみたい映画です。私もこちらに来て、アメリカ人のかたが
思ってらっしゃる日本人と現実の日本人との差のGAPには驚かされて
いますが、、私が日本語を教えている学生さん達にも是非見てもらいたい
映画です。あ、でもマイナス面の日本を見られるのはちょっと恥ずかしいな。。
でも、これが今の現実ですものね、目を背けてはいけない、いけない(^ ^)
by *Takako* (2006-11-27 02:30)
この映画は日本の文化庁が後援なので、世界のいろんな国にこの映画が渡って日本のことをまた理解してもらえるひとつの材料になればいいと思います。意外に良い出来でしたよ。機会あれば是非観てください。
by naonao (2006-11-30 17:33)
いやぁnaonaoさんのブログにこんな記事があっただなんて!知りませんでした。嬉しくて感動でまたまたの偶然の一致に更に感動しております。こちらも改めて(後ほど)トラックバックさせていただきます。
by はるかぜ (2007-02-12 23:00)
>はるかぜさん、こんばんは。はるかぜさんからのTBもありがとうございました。意味ある偶然の一致、私まで嬉しくなります。
by naonao (2007-02-13 22:17)