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コロンビア~ボゴタの黄金博物館とサンアグスティン遺跡 [旅の思い出・中南米編]

コロンビアに入るのには、ホンジュラスから飛行機でコロンビア領のサンアンドレス島に渡って、そこからコロンビアの首都サンタフェタ・ボゴダに飛びました。サンアンドレス島は関税のかからないいわゆるデューティーフリーの島なので、近隣諸国から買い物客が押し寄せ、ちょっとしたリゾート地にもなっていました。私がそこに寄ったのは単に飛行機代がぐっとお得であったためですが、近隣諸国の金持ちの人たちがたくさん来て買い物し、リゾートしてるので雰囲気良くていいところでした。

ホンジュラスからの飛行機のなかでは、何十回もコロンビアに来ているというコロンビア大好きなオーストラリア人に会い、コロンビアのことをいろいろ教えてもらいました。必要なときに必要な人と出会って必要な情報を頂くことはかけがえのない幸せだといつも思います。事前にコロンビアのサンアンドレスは比較的金持ちが来てるので治安はそれほど悪くないし、ボゴタも新市街は比較的大丈夫だけど、旧市街は要注意と教わりました。確かにボゴタの旧市街は歩いていてちょっと雰囲気悪かった。ニューヨークのハーレムとか、ペルーのリマの旧市街地に匹敵するくらい私自身も緊張して歩きました。

コロンビアというと麻薬、ゲリラ、コーヒー。これくらいしかイメージできないと思うのですが、旅行してると中南米の3C(コロンビア、チリ、コスタリカを3Cと言い、白人社会です)は美人が多いと評判で、男性旅行者には人気が高い土地でした。その他にも中南米中で1,2を争うほど人が親切との評判で、実際私もコロンビアは特別親切な人が多いように感じました。全体的に人当たりがいいのかもしれません。(他にもチリも親切との評判で事実そうでした)


それと見事なのがこちら↓。ボゴタにある黄金博物館。アンデス地方ではたくさんの黄金が取れ、特にコロンビアの首都、現ボゴタ辺りでは首長が全身に金粉を塗り儀式を行う風習があったため、ここから「黄金の人」を意味するエル・ドラードの言葉が生まれました。エルドラード、黄金卿伝説はここから始まりました。今この博物館に残されてる黄金はほんのわずかしかなく、ほとんどがスペインによって略奪されてしまってますが、それでも黄金博物館は外してはならない観光スポットです。
黄金博物館  黄金博物館
 
こちらは首都ボゴタの街並み↓。スペイン人によって建てられた建物なので、中南米どこ行っても同じようなスペイン風の建物で、ここも他の中南米の国と同じ雰囲気が漂います。全てはスペイン風の建物のせいかもしれません。
コロンビアのボゴタ  コロンビアのボゴタ  

コロンビアの教会

こちらはサンアングスティンの遺跡↓。世界遺産です。平面的なマヤのような顔(モンゴロイドの顔)をして愛嬌があります。韓国の済州島にある遺跡に似てるのが、すごく不思議です。遺跡は大小100くらいありインカやマヤよりもかなり古い古代遺跡です。公園になっているので地元の小学生もたくさん見学に来てました。
サンアグスティンの遺跡

サンアグスティンの遺跡

サンアグスティンの遺跡

こちらはポパヤンという都市のどこかの建物の庭にあった花↓。

フローラ!

コロンビアはバスがすごく発達していてバス移動は快適でしたが、バス会社同士の競争が熾烈で客引きも凄まじかったです。私がこれまで42カ国を廻ってきて唯一盗難に遭ったのはこのコロンビアのバスの移動中でした。頭上の棚に載せた鍵をかけたディパックを盗まれたのです。サンアングスティンの遺跡へのバス路線は、あとから盗みが横行してるところと知り、私のほかにも別の旅行者の多くがカメラやウォークマンを盗まれていました。私はといえば、鍵のかかったディッパックの中には、辞書と必要な部分を切ったガイドブック、それと日記、日本語の単行本が入っていただけで、私にとっては特に日記だけは大打撃だったのですが、盗んだコロンビア人にとっては鍵のかかったディバックなのでディパックは切るしかなくて使い物にならない上、日本語は訳わからないので全く何の足しにもならなかっただろうなあと思います。下車のときにディパックが消えていることに気づき後からよく考えてみると、途中からバスに乗りこんだ5人組みの若いコロンビア人が怪しいと思いましたが、もう後の祭りでした。まあ命の次に大切なパスポートやT/C、お金が盗まれたわけでないので良しとしなければならないのですが、盗まれた直後はかなり落ち込みました。

コロンビアは3週間かけて廻りましたが、地震が多くその博物館なんかもあり、地元の子供が話しかけてきてしきりに「テラモト、テラモト」と騒ぐので、てっきり日本人でテラモトさんと言う人が来て親しくなったのかなあなどと勝手に思っていたのですが、その後調べたらテラモトとはスペイン語で地震のことだと知りました。だから今でもテラモトというスペイン語は絶対忘れられません

コロンビアの旅は次回も続きます・・・。

 

コロンビア領 サンアンドレス島

コロンビア ボゴタ

コロンビア サンアグスティン遺跡



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コメント 9

miffy

コロンビアも行きたいのですがまだ行ってません。
スペイン領の他の中南米と町並みはそっくりですね(^^)
スペインの教会の豪華さを考えるとどれだけの黄金が運びだされたのでしょうね…
by miffy (2007-06-06 09:59) 

toshi

私の母方の知り合いの女性で、コロンビアの男性と結婚した人がいます。コロンビアでは、結婚の費用を女性の家が負担すると聞きましたが、ほんとうですか。かなり前にコロンビアのお土産で、黄金の遺物をガラスで固めたという、コピー商品をいただきました。
by toshi (2007-06-06 14:17) 

李 萬中

昨日、
サッカー日本代表は対コロンビア戦だったから
タイムリーだな。
中南米も治安の悪さはあっても魅力的な地域ですよね。
特に歴史的なものはミッシングリンクも沢山あるし。
この先も期待して待っています。 
by 李 萬中 (2007-06-06 15:56) 

うわぁ。コロンビアですかー。中南米って行ったことがないので、いつかぜひ行ってみたいところです。遺跡とかかなり気になります。
by (2007-06-08 18:59) 

キャンベル

コロンビアの教会、なんだか映画にでてきそうな迫力ですね!?
丁度、暗闇に鳥が飛んでいて、すごい風景です!
ちょっとミステリアスだけれど、
とても写真に惹かれてしまいました~
外国、行ってみたいな~
by キャンベル (2007-06-08 19:19) 

naonao

>miffyさん、いつもありがとうございます。
中南米はずっと旅行してるとほとんど同じ風景(建物がスペイン風)なので同じ国をずっと廻ってる感じです。流行ってる曲も同じだし・・・。中南米中から運び出された黄金はそれはそれはすごい量だったらしいです。

>toshiさん、いつもありがとうございます。
コロンビアの女性の結婚費用のことはよくわかりませんけど、中南米ではほとんどの国が同じスペイン語をしゃべってるのでコロンビア人とチリ人が結婚するなどあまり壁がないようです。実際そういうカップルにたくさん会いました。

>萬中さん、いつもありがとうございます。
治安悪い場所とそうでない場所があるので、それに気をつけさえすれば中南米と言えども大丈夫です。世界はどこでも普通の市民が普通に生活してる場所がほとんどなので。でもコロンビアではボゴタの旧市街とこのサンアグスティンのバスは本当要注意でした。

>ますさん、ありがとうございます。
是非是非行ってみてください!

>キャンベルさん、いつもありがとうございます。
教会はちょっと曇りで夕方撮ったのでこんな不気味な感じになりましたが、本当はスペインの教会と一緒で中は比較的金ピカっぽく、派手です。もちろんイエス像が痛々しいのですけど・・・。かなりミステリアスになってしまった写真ですが、特にここがミステリアスと言うわけではありません。

>toraneko-tor..さん、いつもnice!ありがとうございます。

>crystalmimiさん、いつもnice!ありがとうございます。

>haruさん、いつもnice!ありがとうございます。
by naonao (2007-06-08 22:15) 

Mimosa

旅の思い出が詰まった日記が盗まれたのは、本当に残念でしたね~。
ここの石像達、ほのぼのした感じで可愛いですね~♪
by Mimosa (2007-06-09 13:56) 

naonao

>Mimosaさん、いつもありがとうございます。
まあ失くして身軽になって、ガイドブックも何もなければないで何とかなるものです。(といってもそのあとガイドブックは途中途中で買いましたけど・・)日記は痛かったですよ。本当に。トホホ・・・。
by naonao (2007-06-09 17:05) 

naonao

>三度傘さん、いつもnice!ありがとうございます。
by naonao (2007-06-10 21:45) 

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