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相田みつを美術館 [絵画・美術館展・博物館展]

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有楽町国際フォーラムにある、相田みつを美術館に行ってきました。いつも気にはなっていたのですが入るのは初めてでした。

相田みつを美術館ホームページ:http://www.mitsuo.co.jp/museum/index.html

ちょうど企画展「夢はでっかく根はふかく」が始まっていました。

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30分もあれば見れるだろうなあと高をくくっていたのですがとんでもありませんでした。作品の一点一点を読み進めるうちに心の琴線に触れ、胸に迫ってきて結構いろいろ見て回るのに1時間は必要でした。2時間くらいあったらもっと良かったかもしれません。美術館でも「作品を鑑賞するのに1時間、余韻に浸りながらくつろぐのに1時間。<あなたの人生の2時間を過ごす場所>をコンセプトに作られた」とあります。一言一言が心に重く響きます。

端的な言葉にビシッと決めているのでそういう短い言葉ばかりなのかと思っていたら、もともとは長い詩になっていて、そのエッセンスをこういった書にまとめたのだと知りました。書の隣に長い詩を一緒に展示していたので、その短い書に凝縮した言葉がことさらよくわかるようになっていました。

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館内には作品を展示、解説するだけに留まらず、手をかざすと手のひらに作品の言葉が映し出されたり(手水鉢)、大きな本の上に筆を走らせると映像が映し出されたり(電子ブック)、相田みつをが住んでいた足利の古墳の山の自然風景をイメージした映像を展示場の移動の小道に映し出したり(散策の小道)・・・とかなり電子映像を駆使しリラックスできる素敵な空間になっていました。相田みつをのアトリエも再現。音声も流していました。また生前の相田みつをや相田みつをの作品に縁のある人や作品に影響を受けた人たちのインタビューなどを収めたビデオも。時間をとってもう一度ゆっくり訪れたい場所です。

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相田みつをが影響を受け、ずっと愛読書であった道元禅師の「正法眼蔵」も今度ちゃんと読んでみたいと思いました。

正法眼蔵〈1〉 (岩波文庫)

正法眼蔵〈1〉 (岩波文庫)

  • 作者: 道元
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1990/01
  • メディア: -
正法眼蔵〈2〉 (岩波文庫)正法眼蔵〈2〉 (岩波文庫)
  • 作者: 道元
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1990/12
  • メディア: 文庫

正法眼蔵〈3〉 (岩波文庫)

正法眼蔵〈3〉 (岩波文庫)

  • 作者: 道元
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1991/07
  • メディア: 文庫
正法眼蔵〈4〉 (岩波文庫)

正法眼蔵〈4〉 (岩波文庫)

  • 作者: 道元
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1993/04
  • メディア: 文庫

じぶんの花を

じぶんの花を

  • 作者: 相田 みつを
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 大型本
一生感動 一生青春

一生感動 一生青春

  • 作者: 相田 みつを
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 1990/06
  • メディア: 大型本
いまからここから

いまからここから

  • 作者: 相田 みつを
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2003/08
  • メディア: 単行本
日めくり文庫 にんげんだもの (角川文庫)

日めくり文庫 にんげんだもの (角川文庫)

  • 作者: 相田 みつを
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 文庫
雨の日には…

雨の日には…

  • 作者: 相田 みつを
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 1993/09
  • メディア: 大型本
しあわせはいつも

しあわせはいつも

  • 作者: 相田 みつを
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 1995/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
生きていてよかった (角川文庫)

生きていてよかった (角川文庫)

  • 作者: 相田 みつを
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 文庫


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コメント 6

duke

正法眼蔵、読んでみたいです^^
by duke (2009-03-31 12:02) 

nomame

相田みつをさんのこと、ほとんど知らないんです。
いろいろ知ることができそうな内容みたいですね。
by nomame (2009-03-31 20:22) 

たいちさん

相田みつをの詩(文章)は、心に響き好きですね。何か宗教的と感じていましたが、道元の影響だったんですね。字も趣があり好きですね。今度、東京へ行く機会あれば、美術館へ寄りたいですね。

by たいちさん (2009-04-01 12:20) 

Yakoha

こんにちは。
おお・・・そういう主旨の美術館だったのですね。(笑;)
東京に出張に行く時に寄る機会はたくさんあったのですが、なんとなく説教される気分になりそうで敬遠しておりました。(爆;)今度東京行ったらチェレンジしてみようかな。
by Yakoha (2009-04-02 00:10) 

naonao

>dukeさん、ありがとうございます。
正法眼蔵という本の名前を知っていても、実際に読んだことがないのでいい機会ですよね。名前を知っていても読んだことのない本はたくさんあるので機会あるごとに読んでいきたいと思いました。

>nomameさん、ありがとうございます。
結構言葉が重いです。心に沁みる言葉がたくさんあります。機会あれば是非お勧めです。

>たいちさん、ありがとうございます。
確かに宗教を感じますね。私も相田みつをはお坊さんかと思っていたのですが、出家はせず在家のまま修行していたようです。美術館は有楽町駅からも東京駅からも行けます。

>Yakohaさん、ありがとうございます。
含蓄ある言葉ばかりなので、自分の生き方や人生を思い巡らすことになります。心してお出かけください(笑い)。

>nice!をくださった皆様、ありがとうございます。
by naonao (2009-04-04 20:49) 

Zunko

相田みつおさんは私も大好きなのですが。。この美術館には行った事がないのです。。。今度絶対2時間、時間を取って行きたいと思います。

道元禅師の正法眼蔵、も読んでみたいです。。
by Zunko (2009-04-17 14:58) 

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