ココ・アヴァン・シャネル [フランス映画]
「ココ・アヴァン・シャネル」をワーナー・ブラザーズ試写室にて観てきました。ブロガー限定試写会で、お土産にプレス用のパンフと主催のFAnetの雑貨を頂いてきました。
映画公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/cocoavantchanel/
「アメリ」のオドレイ・トトゥ主演のココ・アヴァン・シャネルの半生を描く映画でした。オドレイ・トトゥはお茶目な感じの「アメリ」の印象が強いのですが、歌って踊る青春時代から確固とした地位を得て、たばこをふかしながら服を作るココ役がしっかりはまっていました。
ココ・シャネルがモード界での名声や地位を確立する前の裏側の半生が描かれていました。教育も何も受けてない孤児院育ちのココが、田舎のキャバレーで姉と共に踊り歌って将来を夢見る一方、仕立て屋で生計を立てる日々が続きます。そのうちキャバレーで知り合ったブルジョア階級のバルザンとうい男のパリ近郊の家まで押しかけ、愛人のような形で豪邸に住み始め、ブルジョア階級の様々な娯楽(競馬や観劇、男女入り乱れてのおふざけの夜会)などを垣間見ます。
ブルジョア階級の女性たちのコルセットできつく締めたウエストラインのたくさんの羽飾りのついた華美なドレスや帽子に反発し、「パイを頭にのせてるようだ。こんな帽子では何も考えられない」などと言って、独自のシンプルで当時としては男にも見間違えられるような服を自分でアレンジして自ら着て、女性たちの話題となります。また特にシンプルな帽子がこれらブルジョア階級の女性たちに評判となり、アーサー・カペルと言うイギリス人の実業家の恋人の出現によって、帽子の店を始める経済的な後押しを受けます。カペルとココは愛しながらも、カペルは政略結婚により別のイギリス女性と結婚。突然のカペルの交通事故死があるまで会い続け愛し合います。カペルが亡くなったあとココは仕事へと没頭し、華やかなファッションショーを開催するところで映画は終わります。
映画の中盤のココの服装はシンプルで一人だけ今風で、まわりが華やかなドレスの中浮いてる感じもしましたが、それだけ当時としては画期的で斬新だったということでしょう。当時は馬車の時代からやっと車の時代へと移り、女性もコルセットでがんじがらめになっていた時代です。どれほど彼女がその当時独創的で、しっかりとしたものの見方ができたか、そして女性解放をモードの面から行い、当時としては珍しい女性実業家として生き、今の女性の地位向上にどれほど貢献したかがわかりません。シャネルの服は最後のほうにいろいろ出てきてとっても素敵でした。彼女のものの考え方、生き方がシャネルというブランドにしっかりと色濃く出ていることを知り、シャネルが好きになりました。
撮影現場↓
本物のシャネル↓
ココ・シャネルつながりで、先月から公開しているシャーリー・マクレーン主演の「ココ・シャネル」の映画も気になります。
ココ・アヴァン・シャネル (オドレイ・トトゥ 主演) [DVD]
- 出版社/メーカー:
- メディア: DVD
ココ・アヴァン・シャネル 上―愛とファッションの革命児 (ハヤカワ文庫 NF 350) (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: エドモンド・シャルル・ルー
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/08/20
- メディア: 文庫
ココ・アヴァン・シャネル 下―愛とファッションの革命児 (ハヤカワ文庫 NF 351) (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: エドモンド・シャルル・ルー
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/08/20
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アメリ以来、オドレイ・トトゥも気になる
女優さん。これもしっかり覚えておいて
見に行きたいですね。
(^ー^* )
by ぷーちゃん (2009-09-12 21:13)
面白そうです。
今の華やかなブランドイメージしか知らないし、これだけのものを作り上げたものは何だったのかな?と思いますo(^-^)o
by duke (2009-09-13 23:41)
ココ・シャネルを描いた映画は本年3本上映されるそうですね。波乱に満ちた生涯に興味があるので、「ココ・シャネル」か「ココ・アヴァン・シャネル」かの、どちらかは観たいですね。
by たいちさん (2009-09-14 13:08)
>nice!をくださった皆様、ありがとうございます。
>ぷーちゃんさん、ありがとうございます。
アメリは本当に素敵な映画でしたよね。アメリ以来初めてのオドレイ・トトゥの映画でしたが、この映画では青春時代のココをしっかり演じてました。良かったです。
>dukeさん、ありがとうございます。
シャネルの生き方そのものが今に通じる先駆的な生き方で、だからこそ今もそのファッションが廃れずに皆に愛されていますね。他人と違う着眼点や違った発想はものを作るということに絶対欠かせないものですね。
>たいちさん、ありがとうございます。
シャーリー・マクレーンとオドレイ・トトゥのシャネルのほかもう1本は誰が演じてるのでしょう?気になります!
by naonao (2009-09-18 21:24)
この映画、見に行く予定です!映画館で予告を見てからずっと気になっていて、ようやく今週末から公開されましたね。
主役のオドレイ・トトゥ、ココ役にぴったりそうだし、彼女の演技やファッションも楽しみです。
by Mimosa (2009-09-19 09:26)
>Mimosaさん、ありがとうございます。
フランス映画だし、Mimosaさんきっと気に入る映画だと思います。先日オドレイ・トトゥ来日してましたけど、素敵でしたね!
by naonao (2009-09-21 17:43)