トイレット [日本映画 ドラマ]
「トイレット」を観にカナダ大使館に行って来ました。
映画公式サイト:http://www.cinemacafe.net/official/toilet-movie/
この映画はカナダのトロントで撮影されたため、カナダ観光局やエアカナダがバックアップ。そのためカナダ大使館での試写会でした。映画が始まる前に、ちょっとしたパーティー。カナダワインを飲みながらオードブルが振舞われ(美味しかった!)、カナダに関した問題を全問正解すると賞品が出るというクイズラリーがあり、その後着席してカナダ大使の挨拶、一般公募で当選した2名のトロント旅行体験記の話を聞き、それから荻上直子監督の舞台挨拶、この映画にちなんだ「トイレの神様」を歌う植村花菜がゲストで「トイレの神様」を熱唱、・・・とイベント盛りだくさんの試写会でした。
←(eiga.com)より拝借
この映画の監督は「かもめ食堂」「めがね」を作った荻上直子監督。今回はどんな作品だろうと楽しみにしていきましたが、この映画「トイレット」もすごく良かったです。くすくす笑え、ちょっとホロリとさせられる。登場人物がまたいいキャラでした。
引きこもりのピアニスト長男モーリー、プラモデルオタクの次男レイ、大学生のリサ、母親が生前日本から呼び寄せていた英語のしゃべれないもたいまさこ演じるばーちゃんとの4人の生活が始まって、少しずついい方向にみんなが進んでいくという物語でした。全編英語で、もたいまさこのセリフはたった一言。「モーリー、クール」だけでしたが、もたいまさこの醸し出す雰囲気がやはり最高に良かったです。オタクのレイがばあちゃんが本当のばあちゃんかを見極めるために遺伝子調査をお願いしたり、ばあちゃんのため息がいつも気になり、マドンナを初めとする外タレに大人気であるTOTOのウォシュレットを家に入れようとしたり、モーリーは金持ちのばあちゃんから布代をもらってミシンでスカートを突然縫い出し、それを着てピアノコンテストに出場し、リサは詩のクラスで一緒だった男の子といい雰囲気になりそうになり、またエアギター好きなばあちゃんと一緒にDVDを見たりします。ばあちゃんは中華街まで行って迷子になり、餃子を作ってみんなで食べ、何となくバラバラだった家族がまとまっていきます。
素晴らしいモーリーのピアノ演奏もありましたが、監督のリクエストから「あまり有名ではない名曲」から選ばれ、リストの「ため息」「伝説」第2章、ベートーベンの「ヴァルトシュタイン」3曲が演奏されてました。初めて聴く旋律でしたがとっても美しい旋律でした。
バスの停留場で待つシーンではシャーリー・マクレーンの娘のサチ・パーカーも出演。「西の魔女が死んだ」が結構好きだったのですが、この映画では彼女のセリフもなく姿だけが映ってました。
カナダトロントは、学生の時安い生協のヨーローッパを3週間くらい掛けて回るツアーに参加したとき、帰りにイタリアアリタリアのフライトがオーバーブッキングして獲れず、エアカナダでトロント経由で帰国ということになりました。その時1泊トロントのシェラトンに泊まって、その夜ナイアガラの滝に観光に行ったことがあります。市内観光も大型バスでちょっとだけ廻っただけなので、この映画で見るような素敵な街並みもあまり見ていません。一人でバックパック背負って世界旅行したときもカナダには行ってないので、ほとんと未知の国。カナダに行ってみるのも楽しいかもなあと思いました。
「かもめ食堂」「めがね」よりももっとテンポがいい感じで、これらの映画ファンにもファンでない人にもお勧めです。これからもこの監督の映画、見続けたいです。
偶然ですね~
実は来週からカナダに行くんです。
エアカナダのHPでこの映画の事を見て気になっていたんです。
帰国してから見てみますね~
by miffy (2010-08-14 18:29)
場所といい、企画といい、素敵なイベントですね。
ゆったりとした優しい作品であることが、
レポからとても伝わってきます。
by nomame (2010-08-15 09:20)
>nice!をくださった皆様、ありがとうございます。
>miffyさん、ありがとうございます。
今頃、カナダにいらっしゃるのかな?
ご旅行、楽しんできてください。
>nomameさん、ありがとうございます。
この監督の映画、結構好きです。
イベント自体も良かったです。特にオードブルが出たとこなんかが・・・(食いしん坊です・笑い)
by naonao (2010-08-27 23:11)