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少しは、恩返しできたかな [二宮和也(嵐・ニノ)]

ニノ主演の「少しは、恩返しできたかな」を観ました。

少しは、恩返しができたかな [DVD]

少しは、恩返しができたかな [DVD]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD

2006年のドラマです。「優しい時間」の後にニノが出演したドラマで、「優しい時間」で母親役だった大竹しのぶがこのドラマでも母親役をしていています。ユーイング肉腫という悪性腫瘍と戦いながら東大受験を目指し、見事入学するもその後3か月ほどで19歳という若さで亡くなった北原和憲くんの半生をその母親が綴ったものが原作です。

もう涙がボロボロ流れ鼻水が止まりませんでした。ティッシュ箱を抱えながら鑑賞しました。最初から最後まで泣きっぱなし。ボロボロに泣いた後は、もっと真剣に一生懸命生きないと、と反省しました。

主人公の和憲くんになりきってるニノ。丸坊主にまでなって役をやってる間、目の下にクマを作り、どんどんやせ細っていって大丈夫だろうか?と大竹しのぶさんが、メイキングで言っていたほどでした。本当に二宮和也くん、あなたはすごすぎます。ニノはこのドラマの役で橋田賞を受賞しています。

役の男の子が和憲(かずのり)くんという名前なのですが、ニノの名前も和也(かずなり)ですごく似てるのが偶然と思えません。この役はニノが演じることが必然だったのでは?と思ってしまいます。また本当の和憲くんとニノが似すぎてます。本当の和憲くんの両親や先生にニノや大竹しのぶさんが会った時、ニノのメガネと坊主姿があまりにも生前の和憲くんに似ていたため、先生がびっくりしたらしいのですが、それを見て反射的に大竹しのぶさんも「今まで本当にお世話になりました」と言って大泣きしながらお礼を言ったとのこと。ニノがニノなら大竹しのぶさんも大竹しのぶさんだなあ、すごい役者さんだなあと思いました。ニノと大竹しのぶさん二人が本当に親子みたいで、このドラマにはこの二人が選ばれるべくして選ばれたんだなあと思いました。

それと看護婦役の池脇千鶴さん。いつ観ても実力がある女優さんで大好きです。

限られた命を目標を持って生き抜き、最後の最後まで生き抜いたまだティーンネージャーの若すぎる死に涙すると同時に、母親の何もできないもどかしさ、はがゆさ、代わるものなら代わってあげたいと願うけれどそれも叶わない辛い思いに本当に涙、涙でした。親を亡くすのは順番なので仕方ないと思えますが、子供が親より先に逝くというのは親にとってどれほどつらいものでしょう。想像するだけで泣けてきます。

「少しは、恩返しできたかな」とは、和憲くんが東大に入学することで母親に少しは、恩返しできたかなと友人に語った言葉でしたが、その言葉をあとから母親が子供の友人から聞きます。そして、その友人たちが大学を卒業するとき自分の息子も生きていれば卒業だと思いめぐらすと和憲くん本人の口からその言葉を聞いた気分になり、母は涙するのでした。また夢を持ってアメリカに旅立った兄に、その道の途中で自分の死を知らせないで欲しいと母に頼んで、結果夢を果たしてアメリカから戻った兄は、帰国してから弟の死を知り、また弟のその気遣いに涙するのです。泣ける箇所はたくさんあり、こうして健康でいられることだけでも有難いなあと思いました。そしてもっとこの世界に生きてる人は皆、真剣に生きていかないとダメだな、と思いました。

ニノの出演するドラマは、人生を考えさせられるドラマばかり。本当に素晴らしいの一言です。長い間この手の話のものはストーリーを読んだだけで避けていましたが、ニノのファンになったことで、素直に観ることができ、今またいろいろ感じることがあります。今の私にとっては必要なことなのでしょう。しばらくニノの出演作品を追いかけます。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2014-11-03 22:20) 

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