坂道のアポロン [三木孝浩監督]
日本映画「坂道のアポロン」を観ました。
2018年の作品。IMDb評価は6・4。三木孝浩監督作品。小玉ユキの人気コミックが原作。ジャズを通しての友情、恋愛、青春物語。ジャズのセッションが見物で、知念侑李くんのピアノと中川大志くんのドラムが圧巻でした。1960年代の長崎を舞台にしているので、赤電話や昔の独特な形のポスト、オート三輪やレトロなブリキの看板など昭和の時代と教会のある長崎が雰囲気あって良かったです。
転校生として長崎へやってきた薫(知念侑季)は千太郎(中川大志)と律子(小松菜奈)と親しくなり、薫がピアノを弾き、千太郎がドラムを叩き、律子はそれを楽しそうに聞いています。薫は律子が好きだったけれど、律子は千太郎が好きで、千太郎はまた年上の美大生に気を取られていました。そして千太郎はその女性が兄貴(ディーン・フジオカ)と慕っていた彼女であることにショックを受けるのです。そこから親しかった薫と千太郎、律子の友情までおかしくなり、友情も壊れそうになりますが、文化祭で停電が起きたことで即興でジャズセッションをすることになり薫と千太郎はまた仲直りのような感じになりますが、バイク事故で律子が危篤状態にまで陥って意識を戻したとき、ふらっと千太郎はいなくなるのでした。それから年月が経ち三人は再会を果たします…。
ジャズのナンバーをあまり知らないので(知ってた曲はモーニングと「サウンド・オブ・ミュージック」のマイ・フェイブリット・シングくらいでした)たくさんのジャズナンバーが使われてる映画だったので、ジャズファンなら更に楽しめただろうなと思います。Hey Say Jump! の知念くんの演技初めてでしたが、演技はともかくピアノ演奏がとにかく素晴らしかった。また中川くんの演技もドラムも良かった。小松菜奈ちゃんは独特の雰囲気と安定のうまさで、やっぱりいいなあと思いました。青春の日々はどうしてこう輝いているのだろうかと思います。青春の日々を一緒に過ごした仲間との再会が最後良かったです。でも映画自体は何かちょっと物足りなかった。好きな三木監督の作品なので雰囲気は好きだったけれど。
>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2021-10-03 10:25)