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戦争と平和 [イギリスドラマ]

イギリスドラマ「戦争と平和」(War & Peace)を観ました。

戦争と平和 DVDBOX

戦争と平和 DVDBOX

  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • 発売日: 2017/03/02
  • メディア: DVD

2016年の作品。IMDbは8・1。トルストイの「戦争と平和」が原作。BBCが2年かけて制作。トム・ハーパー監督作品。原作読んでいないのですが手っ取り早くどんな話なのか知るために観るのもいいかなあと思って観ました。6話と短いのですが、見ごたえありました。

1800年代のナポレオン戦争の時代の3つのロシア貴族の若者を描く。ナターシャ(リリー・ジェームズ)は恋に恋している。アンドレイ(ジェームズ・ノートン)は妻子あるも、戦争に行って英雄になりたいと思っている。ピエール(ポール・ダノ)は婚外子だが彼には莫大な遺産が突如転がり込む…。ピエールは初めからナターシャが好きだったが、言い寄ってきた美女のエレンと結婚。エレンの放蕩生活を見て見ないふりをしている。ナターシャは妻を亡くしたアンドレイと恋に落ちるも、アンドレイの親の命令で一年間アンドレイが別のところへ行っている間、ナターシャはアナトーリに誘惑され駆け落ちする直前で失敗に終わり、酷く傷つく。のちに戦争中に負傷して戻ってきたアンドレイとナターシャは再会しお互いの愛を確かめ合うも、アンドレイは死亡。ピエールも戦争から戻り、ナターシャにプロポーズ。最後はナターシャとピエールの二人と子供たち、マリア(アンドレイの妹)とニコライ(ナターシャの兄)の二人と子供たちが外でテーブルを囲み楽しそうなシーンで終わりました。

華やかな貴族の社交界に戦争の暗い影、若者たちの野心や愛、人間関係が絡みとても面白かったです。ロケもエカテリーナ宮殿やエルミタージュ美術館など使っているそうで素晴らしく目の保養になりました。「シンデレラ」に出ていたナターシャ役のリリー・ジェームズはとっても華があり、可愛いらしくて魅力的でした。心身ともにボロボロになった時のシーンで、彼女の体にヒルを這わせて病気治療していたのは当時の病気治療法だったのか、驚きでした。「リトル・ミス・サンシャイン」のお兄ちゃん役、最近見た「それでも夜は明ける」にも悪役で出てたピエール役のポール・ダノが今回の主役で、とてもいい味出してました。ピエールがフリーメーソンに入るシーンもあり、フリーメーソンがロシアにも広く浸透していたんだなあとこれも驚きでした。

ロシア文学はたくさんの人名、そして長編なので本を読むことは敬遠してきています。でもこういう映像で観てから本を読むのは少しは名前と相関がわかり、大まかな流れもわかっていいなあと思います。以前も「カラマーゾフの兄弟」のドラマを先に観てから本を読みました。今回「戦争と平和」を観れたので、これを機会に本にも挑戦したいです。naonaoお勧め度★★★★★

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2022-05-22 11:39) 

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