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ブレードランナー2049 [アメリカ映画 賞受賞]

アメリカ映画「ブレードランナー2049」(Blade Runner 2049)を観ました。

ブレードランナー 2049 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2018/08/22
  • メディア: Blu-ray

2017年の作品。IMDb評価は8・0。リドリー・スコット制作総指揮、ドゥニ・ビルヌーブ監督作品。SFスリラー。アカデミー賞撮影賞、視覚効果賞など多数受賞。「ブレードランナー」の続編。

古い型の人造人間(レプリカント)を抹殺するのがブレードランナー(捜査官)K(ライアン・ゴズリング)の仕事。彼は時に人間もどきとバカにされるが、家には心を許せるAI搭載のジョイが身の回りの世話を恋人のようにやってくれる。捜査をしているとあってはならないレプリカントが妊娠出産したことがわかり、それを追い続けると、30年前にデッカード(ハリソン・フォード)と共に失踪したのがそのレプリカントであり、彼らの娘もデッカードも別々の場所で生きていたことがわかる…。

「ブレードランナー」は80年代に観ているのですが、ハリソン・フォードが奔走し、香港みたいなネオン街にたくさんの日本語が書かれている印象しか残っていません。ストーリーもほとんど忘れてます。30年後がこの映画。無機質な近代的な建物と産廃処分場のような荒れた場所、そしてそこに住む人々もいて、移動も空飛ぶ車のような乗り物。お金さえ積めば自分仕様にAIをカスタマイズしてお手伝いさんやら友達やら恋人やらを手に入れられ、その場所に行こうと思えばドラえもんのどこでもドアなのかそんなドアが瞬時に現れて、人の家、否、レプリカントの家へも訪問できるようになる近未来。人間とレプリカントの違いを見つけるのが難しいくらい、精巧に作られてるレプリカント。何だかここまで世が進んでいいのだろうか?と思いました。大停電のあとはレプリカントも製造中止になっていましたが、「大停電でデジタルの記録はすべて消えた」と言っており、写真も銀行のアカウントも全てというのが、結構怖いと思いました。SF映画はある種予言的なことを告知していると言われているので、こんなこと起こらなければいいと思いました。3時間近い長編映画でやや長く、こんな世界に住むのはちょっと嫌だなあと思う世界でした。またAIロボットが平野啓一郎の「本心」やアリシア・ヴィキャンデルの「エキス・マキナ」、ホワキン・フェニックスの「her/世界でひとつの彼女」を思い出させました。

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2022-06-15 21:05) 

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