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レジェンド&バタフライ [日本映画 時代物]

日本映画「レジェンド&バタフライ」(The Legend & Butterfly)をスペースFS汐留で観てきました。

映画公式サイト:https://legend-butterfly.com/

レジェンド&バタフライ

(Fimarksより写真拝借)

IMDb評価はまだ出ていません。Filmarks評価は3.8。信長と濃姫が歩んだ30年に渡るラブロマンス。東映設立70周年記念作品として総製作費は20億円掛けているとか。とっても映像が美しかった。戦でさえ映像美があり、岐阜城の天空回廊や安土城、その中の金屏風など豪華絢爛で素敵だった。どのシーンを切り取っても絵になった。反発しあいながらも夫婦でい続けた信長と濃姫の人生を垣間見、最後は信長が本能寺の変で亡くなるとわかっていても、ほろりとした。お馴染みの信長の人生ですが、壮大なドラマを観た感じでした。

尾張の大うつけと言われる破天荒な信長。そこに美濃の斎藤道三の娘、濃姫が嫁入りする。キムタク演じる信長がかなり良かった。キムタクの演技は今までまともに観たことがなかったけれど、うまいんだなあと思った。そして信長の上を行くくらいまたぶっ飛んでて、負けん気強い濃姫役の綾瀬はるかちゃんも、かなり良かった。二人は反発しあいながらも、斉藤道三の死、桶狭間の戦い、比叡山延暦寺の焼き討ち事件、長篠の戦、本能寺の変と経験し、最後には何となくいい夫婦になっていってた。いわば最初は人質だった濃姫が信長の首を取ろうとしていたのに、父の死後、自分の役割が終わったと自殺を図り信長に止められ、その後信長が戦に勝っていくと二人で天下統一への夢が膨らむ。途中別居して濃姫が病気になると、信長が濃姫を呼び寄せ労わることに…。

濃姫が信長に語った南蛮へ行きたいという夢を、本能寺の変のとき、まさに信長が死に行くときにふと夢で見るのですが、それがクライマックスでした。とても幸せそうに夫婦で南蛮船に乗り込んで楽しむその夢。こんな人生もあったのではないの?と思わせ、50歳の波乱万丈な短い生涯に幕を下ろした信長の人生に、何だかちょっと切なくほろりでした。

脚本がいいなあと思ったら古沢良太さんでした。「キサラギ」「ALWAYS 三丁目の夕日」「鈴木先生」「リーガルハイ」などでお馴染み。やっぱり古沢良太さんの脚本はいい。それと明智光秀役の宮沢氷魚くんがとっても新鮮だった。キャスティング抜群と思いました。あとはエンディングロールを観ていて、徳川家康役が斎藤工さんだと知り、とてもびっくり。全然わからなかった。もう一度顔を観て確認したい気分でした。

楽市楽座にお忍びで行き金平糖を食べたり、浅井長政らの頭骸骨で作らせた金箔の杯で酒を飲んだり、濃姫に買ってあげたカエルの香炉などとても印象深いエピソードが色々ありましたが、それらは全くの嘘でもないらしい。面白いなあと思いました。naonaoお勧め度★★★★★

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-01-27 17:02) 

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