ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド [Leonardo DiCaprioレオ]
アメリカ、イギリス合作映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(Once Upon a Time in Hollywood)を観ました。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2020/01/29
- メディア: Blu-ray
2019年の作品。IMDb評価は7.6。ドラマ、スリラー。タランティーノ監督、脚本映画。アカデミー賞助演男優賞(ブラッド・ピット)受賞、美術賞受賞。レオナルド・ディカプリオ 、ブラッド・ピット、アル・パチーノ出演。1969年のハリウッドが舞台なので、その当時の車や洋服、ヒッピーやベトナム戦争、サイモンとガーファンクルの「ミセス・ロビンソン」の歌などその時代を感じる映画でした。
リック(レオナルド・ディカプリオ)はテレビで西部劇のスターだったが、今や落ちぶれ悪役ばかりをやっていた。リックのスタントマンであるクリフ(ブラッド・ピット)はリックの雑用係兼ドライバー。そこに映画プロデューサーのマーヴィン(アル・パチーノ)から「マカロニウエスタンに出てみないか?」と声を掛けられる。余り乗る気でなかったリックだが、その誘いを受けることに。隣の豪邸にはポランスキー監督夫妻がやってきて住み始める。ヒッピーの女の子が行きたいという農場へ車に乗せていったクリスはそこで昔仕事をしたことがあり、懐かしさで農場主を訪ねるが、彼は失明しており身動きできず、その農場がヒッピーのたまり場になっていることを知る。その後イタリアで仕事をして戻ると、ヒッピーたちが屋敷にやってきてクリフを襲おうとするが、飼っている犬が彼らを噛み殺し、プールにいたリックも気が付き仕事で使った大きなバーナーでヒッピーの一人を焼き殺した。負傷したクリフは病院へ搬送され、リックは隣のポランスキー家に招かれ、雑談を始めた…。
ディカプリオ主演なので観ました。落ちぶれた役者姿もなかなか良かった。子役の女の子に演技を褒められて涙してるところなんか最高でした。「大脱走」の映画シーンを彷彿とさせるシーンや、スティーブ・マックイーン、ブルース・リーなんかも出てきて懐かしかった。他にもユル・ブリンナーとかテリー・サバラスとかの名前も。バニーガールの格好をした女の子たちがたくさんいるプレイボーイの建物みたいなところとかも(今もプレイボーイの雑誌などあるのか知らないけれど)とっても昔っぽくて。
ポランスキー監督は結婚して妊娠中だった奥さんをパーティーで実際に斬殺されたという。カルト集団が前の家主を襲撃するはずだったのに家主が変わったことを知らずに間違えて惨殺したとのこと。そのパーティに呼ばれていたスティーブ・マックイーン、ブルース・リーは欠席したのでその事件には巻き込まれなかったらしい。この実際の事件を映画を観てから知ることとなり、かなりショックキングでした。映画の中では襲撃されたのはポランスキー監督の隣の家のリックの家であり、リックが襲撃された日にはポランスキーの奥さんのお腹は大きくなっていて、リックに声をかけなだめている奥さんの声が響いていました。その事実を知って観たらこの映画の深みがもっと増すなあと思いました。naonaoお勧め度★★★★
>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-04-05 11:31)