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マッスル 踊る稲妻 [インド映画]

インド映画「マッスル 踊る稲妻」(I)を観ました。

マッスル 踊る稲妻 [DVD]

マッスル 踊る稲妻 [DVD]

  • 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
  • 発売日: 2019/02/02
  • メディア: DVD

2015年の作品。IMDb評価は7.4。アクションロマンス。「ロボット」「ボス、その男シヴァージ」のシャンカール監督作品。歌と踊りがしっかり入って3時間越えのインド映画で、インドで普通の映画である点が良かった。最近では歌と踊りが入らないマサラムービーが多いので、歌と踊りがたんまり入っているのは楽しい。主役男性がそんなに格好いいとは思えなくて、もっとハンサムな役者を出して~と思いながら観てましたが、途中から素敵に見えてくるから不思議。中国ロケもあり、素敵な色彩、ストーリー展開も初めは意味不明だったけど途中から明らかになってインドらしく最後に悪を成敗するものでした。

チェンナイに住むボディービルダーのリンゲーサン(ヴィクラム)。CMに大活躍のトップモデルのディヤー(エイミー・ジャクソン)に憧れている。そんな時、リンゲーサンはボディービルの大会で1位となり、CMの話が舞い込みそのCMを観たディヤーはセクハラをされている男性のモデル、ジョンと組みたくないために、リンゲーサンと一緒にCMを撮ることを希望。二人は中国ロケへと向かうのでした。大成功を収めた二人。結婚を発表するリンゲーサンとディヤーの二人に、何人かの人から妬みを買うことになり、リンゲーサンはウィルスを注射され醜いせむし男のような変貌になり、その復讐のために戦う。そして最後はリンゲーサンの病気を徐々に治し、傍らには愛するディヤーが一緒にいるというハッピーエンドでした。

色使いがとても美しいシーンがいくつかあり、素敵でした。青と黄色、緑色と黄色、緑色一色、赤一色、ポップでカラフルでパステルカラーを用いた色使い…。インドのブルーシティ(ジョードプル)、中国の桂林、雲南省のお花畑、たぶん九寨溝と思われる池など。中国では中国お得意のワイヤーシーンも取り入れてたし、歌と踊り部分がいろんなヴァージョンで楽しめました。西洋風もあればもちろんインド風も、テクノポップみたいなもの、おとぎ話風のもの。それこそこの映画が「美女と野獣」を思い出させてたので、そのヴァージョンもあり楽しかった。西洋風の装いやセットではインド人ってやはりアーリア系だから西洋人とほとんど変わらない。よく「インド人を白くしたら西洋人」と他の旅人が言ってたけど、本当にそうだなあとこれを観て改めて思いました。

この映画のタイトルIは二人がCMで成功する香水の名前から取っているのに、邦題では全く関係のないタイトルで、映画の内容とは結構乖離してるのが残念。たしかにボディービルの肉体でムキムキの主人公で彼らが踊るシーンもあるけれど、このタイトル頂けないなあと思いながら観ました。久々のインド映画はやはり楽しかった。naonaoお勧め度★★★★

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-04-11 17:02) 

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