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冬の旅~ザンスカール最果ての谷へ 天空列車  つれづれノート41 青い城 [本]

最近読んだ本です。

冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ

冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ

  • 作者: 山本高樹
  • 出版社/メーカー: 雷鳥社
  • 発売日: 2020/04/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ザンスカールまでは足を延ばさなかったけれど、インドのラダック地方レーまでは行って一か月くらい過ごしてきたことがあり、「ジュレー(こんにちは)」という挨拶の言葉が懐かしかったです。私はチベット文化圏が好きなので、ここに書かれている世界が結構好き。私はレーに滞在中、近郊のゴンパ(寺)巡りをしてましたが、そのゴンパ巡りでさえいつ来るかわからないバスを待ち、運が良ければ時々インド軍のジープに乗せてもらったりしながら回ってました。著者の山本氏は極寒の冬に現地の友人2人とレーを起点にザンスカールの奥にあるゴンパ(寺)の祭りプクタル・グストル祭りを体験するために、全行程4週間かけて凍った川を渡りその友人の知り合いや親戚などに泊まりながら旅しています。載せられた写真も私自身チベット文化圏で色々観た風景でお馴染みなので懐かしいし、その人々の笑顔も懐かしい。目がぱっちりしていて子供たちの目がとても澄んでいて。トゥクパ(チベット風うどん)、ティントゥク(チベット風すいとん)、チャパティ、チャイ、バター茶などの食べ物飲み物もまた食べたく飲みたくなりました。山本氏は現地のラダック語を使えるので、現地の友人2人という強い味方をつけて旅できてるのがやはり素晴らしいなあと思いました。現地の人の家に泊まらせてもらったり、その家でご馳走になったり、その体験は本当に貴重。私もタイや韓国、イギリスで現地の人の家に泊めてもらったことがあり、タイ、韓国、イギリス、モロッコ、パキスタン、インド、ペルー等の一般の家庭でご馳走になったことが何回かあって、観光することよりもそういう思い出のほうが今となってはいい思い出だと感じます。ラダック奥地まで行くには体力勝負なので行けませんが、この本を読みながら一緒に旅した気分になれたのがとっても楽しかったです。

天空列車 青海チベット鉄道の旅 (地球の歩き方GEM STONE)

天空列車 青海チベット鉄道の旅 (地球の歩き方GEM STONE)

  • 出版社/メーカー: 地球の歩き方
  • 発売日: 2017/09/15
  • メディア: Kindle版

私がチベットに入った時にはこんな列車は全くなかった。何せ1991年のことですから。当時バスで移動しました。そしてこの列車ができたときにニュースになったし、NHKで特番組んで列車旅行を見せてくれてたので、その時にもまたチベット行きたいなあと思っていました。そして「地球の迷い方」「地球の転び方」など他の旅行者と散々悪口を言ってきたけれど、そうはいってもダイヤモンド社の「地球の歩き方」には散々お世話になり(但しLonely Planet社のガイドブックSuvival Kitシリーズが最も役立ち読みやすく一番頼りになりました)ダイヤモンド社からこんな本が世界のいろんなところに焦点絞って出ているなんて知らず、また興味ある所は読みたいなあと思いました。「地球の歩き方」は他のガイドブックと比べると写真が豊富でイメージしやすいですが、この本もそれに倣い写真が豊富。ガイドブック以上に写真だらけで写真集と言ってもいいくらいなので、観てすぐわかりその点とっても優秀。旅心を誘われます。西寧からゴルムド、那曲、拉薩のルートのほか、北京から上海から成都から重慶から拉薩に入るルートもあり、拉薩がより近くなった感じがします。いつまた行けるかな~。チベット。

優雅さとミステリー つれづれノート41 (角川文庫)

優雅さとミステリー つれづれノート41 (角川文庫)

  • 作者: 銀色 夏生
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2022/04/21
  • メディア: 文庫


つれづれノート。半年に一回出る。ちょっとマンネリ化してると思いながらもつい手にとってしまう。もう子供たちは巣立ち、サクくんの名前もお正月の帰省のときくらい。東京で行っていたジムに代わり、宮崎では温泉の日々で羨ましい。畑で自分の食べる野菜を作り、日々の食事を作って食べ、畑仕事、本来の仕事、最近は将棋に夢中といった具合。品、品格、優雅さが大切と言ってるけど、私も最近それを強く思う。

青い城 (角川文庫)

青い城 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2014/11/29
  • メディア: Kindle版

つれづれノートの中で、銀色夏生さんがモンゴメリの「青い城」を読んで良かったみたいなことを書いていたので、私も読んでみました。モンゴメリといったら「赤毛のアン」シリーズ。「赤毛のアン」の世界は大好き。中学生くらいの時に読み、大人になってからは原書でも読み、何年か前には「アンという名の少女」(シーズン1~3)を観ています(今もNetflixでやってます。naonaoお勧め度★★★★★[王冠])。でもモンゴメリの他の本は読んだことがないので読むのもいいと思ってのこと。「青い城」は自然の描写がとっても素敵だった。カナダの自然の中にいる気分になり、カナダに行きたい、自然の中に身を投じたいと思った。ストーリーは当時としては既にオールドミスの域に入っている29歳になるヴァガンシーが余命1年の宣告を受けたことで悔いのない人生を送ろうと、意中の人にプロポーズし結婚し、最後ちょっとした波乱もありつつハッピーエンドというのがまた良かった。訳者の谷口由美子さんが1970年代に「赤毛のアン」の世界、カナダのプリンスエドワード島へ旅行に行ったとき「青い城」を原書で買ってきてコツコツ翻訳をして、その後出版社に持ち込んで出版した後書きも書かれていました。

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-01-31 20:55) 

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