恋の骨折り損 [ミュージカル・音楽映画]
イギリス、フランス、カナダ、アメリカの映画「恋の骨折り損」(Lover's Labour's Lost)を観ました。
2000年の作品。IMDb評価は5.9。ミュージカル。シェークスピアの戯曲「恋の骨折り損」を1939年に設定してミュージカル化。監督、脚本、主演をケネス・ブラナー。ミュージカル映画は好きですが、このミュージカル映画はちょっと華やかさに欠けていた。衣装も踊りも今一つだった。映像自体も今一つ。予算があまりなかったのかなあと思う。途中白黒映画になり、時のニュースを流すような作りになっていた。
ナヴァール王国の王フェルナンドが3年間勉学に集中するため、女性に会わないなどの誓いを他の友人3人と共に立てる。そしてフランス女王が3人の女性を伴って交渉にやってくると、野外でテントを張らせて接待することに。しかしフェルナンド王も他の3人の友人たちもそれぞれたちまち恋に落ちてしまう。スペイン人の将軍の書いたラブレターとビローンの書いた手紙がそれぞれ誤配されたのを皮切りに、誓いが破られたことが判明。それぞれが愛の告白をするが、フランス国王の逝去が知らされフランス女王を始め他の3人も1年間喪に服すことになり、1年後も同じ気持ちであるならばそれに応えるという約束で、彼女たちはナヴァール国を去る。
王様と王女の他3人、計4組の男女のペア。それとスペイン人の将軍とイギリス人の女性のペア。わかりやすいように4組の男女のペアが赤、青、黄、緑の4色で色分けされていたけど、女性のドレスが結構シンプル過ぎて地味だった。ダンスも今一つ。最後の「ショーほど素敵な商売はない」の曲に合わせてのオールスターキャストでのダンスでさえ地味。ドレスの色合いが地味だからかもしれないと思った。短い映画なのであっという間に観れ、シェークスピアのこの戯曲のあらすじを知ることができたのは良かったけれど。naonaoお勧め度★★★
>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-10-17 19:41)