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大判三国志③呂布と曹操  [本]

大判三国志③呂布と曹操を読みました。

大判 三国志 3 (希望コミックス)

大判 三国志 3 (希望コミックス)

  • 作者: 横山 光輝
  • 出版社/メーカー: 潮出版社
  • 発売日: 2017/03/23
  • メディア: コミック

横山光輝の漫画。

劉備は平原の相(行政長官)になる。袁紹の弟、袁術が劉表に兵糧を借りたいので頼んだり、兄の袁紹にも頼んでいるがなかなか返事が来ないため、孫堅に手紙を書き一緒にこの二人、劉表と袁紹を討たないかと誘う。孫堅と劉表が戦い、孫堅は37歳の若さで亡くなる。

董卓を討ちたいと思っている王允は、娘の貂蝉を利用し呂布の目の前で舞を躍らせる。その次に董卓を招待し貂蝉に接待させると、呂布と董卓の間で亀裂を生じさせる。呂布は董卓に貂蝉が取られたと感じ、董卓は裏で呂布が貂蝉に手を出していると思い気に入らない。しかし呂布を切りたい董卓にブレーンの李儒が「絶櫻の会」の話をする。楚国の荘王の宴席で灯火を消したときに、いたずらで荘王の寵姫の唇を盗んだ部下がいたため王はその男の冠に印をつけたが、その男は戦場で命がけで王の命を守り死んでいった。荘王の恩に報いたこの男の行動の話を李儒がすると、董卓は貂蝉を呂布にやることにするが貂蝉が泣きすがり董卓のそばにいたいと言い出し、呂布と交わした約束を反故にしてしまう。呂布は帝の位につこうと宮廷に移動中の董卓を討ち、董卓は54歳で亡くなった。呂布が一緒になれると思っていた貂蝉は自害していた。

世が乱れる中曹操が平定していき、曹操は父の曹嵩を招待し親孝行しようとしていた。曹嵩が徐州の陶謙のところを通った時、陶謙は曹嵩をもてなそうとしていたが彼の部下が曹嵩を殺してしまい、陶謙は公孫瓚のところに助けを求めた。公孫瓚と仲のいい劉備も参戦するが、劉備は曹操に手紙を書き停戦を提案。曹操も快く停戦を受け入れる。しかし曹操が兗州を空にしている間に呂布が兗州を攻め、呂布と曹操が戦い曹操は逃げることに。呂布は連戦連勝だった。田氏が曹操に会いに来て呂布が今いないので協力すると言ったが、それは罠であった。計画通りに城に招き入れられると曹操は攻撃され大やけどを負う。曹操は今度わざと自分の死の噂を流して馬陵山に呂布をおびき寄せ、呂布を攻めるもイナゴが食料を食い尽くし兵糧が無くなりこれ以上は戦をやめざるを得なかった。

陶謙はその頃具合が良くなく亡くなってしまう。死の床で劉備に徐州の太守になるようお願いし、劉備はそれを承諾し徐州の太守になる。

曹操は黄巾賊の頭を捕えようとしたとき勇敢に戦っている農民の許褚を捕え、ぜひ自分の家臣になってほしいと願い出る。許褚を家臣とすると、まず自分の国の兗州を獲り戻し、その後呂布のいる濮陽城を獲り、その後徐州を獲る計画を立てる。

呂布が城に戻ると門が閉まり城に入れない。田氏の裏切りを呂布は知ることとなる。呂布は袁紹を頼り冀州に行くが、袁紹は呂布を討つことにしている。そこで今度は徐州の劉備を頼ると劉備は呂布を徐州の小沛に迎い入れてくれる。

その頃「帝をそばに置けば官軍、帝に歯向かえば逆賊」と李傕が帝を郿塢城に連れて行く。郭汜も追って来る中、帝の馬車から金銀をばらまき始めると、李傕や郭汜の兵士たちは帝を追うのを止めてしまう。帝はそのすきを狙い洛陽へ逃げ延びた。

イナゴが田畑を食い尽くしてしまうのは小説や映画の「大地」でもお馴染みでしたが、ここでもその話が出てきてイナゴの怖さを再確認しました。昔は伯母の家からイナゴの佃煮が送られてきて小さい時によく食べてました。今やデパートでの高級品というイメージで口にしてませんが。しかしそんな悠長なことは言ってられない話で、イナゴの襲撃で争いごともなくなってしまうというのが凄いです。

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2023-12-12 09:06) 

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